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2005年02月19日
“聖地”に思い込め 西武使用の春野球場管理 橋田剛さん(67)
「キャンプ誘致? 何でも準備万端にしておくことやろうねえ。特にグラウンド。聖地ですきねえ」
西武2軍がキャンプ中の吾川郡春野町芳原の春野運動公園施設を管理する橋田剛さん(67)。この仕事に就いてまだ3年だが、グラウンドへの愛情では誰にも負けない。
【写真説明】キーパーに交じって整備に余念がない橋田さん(手前)=春野ドーム
高校、大学と野球部員。教員になって監督を務めた北ノ川中ソフトボール部で、1975年夏の甲子園でサイクルヒットを記録した玉川寿選手(土佐高)を育てた。12年の伊野中野球部監督など人生の大半を“聖地”で過ごしているからだ。
キャンプの練習準備、つまり裏方部分をすべて仕切る。用具を念入りに点検、球団のキーパーとともに毎日トンボをかけグラウンドをならす。「選手にけがされたら大変。階段の石がはげてないかとか、球場周りも、きょろきょろ見ながら歩きます」
昨春は春野ドーム内の土が硬く、表面が平らでない「悪い仕上がり」だった。だから、球団の指示を受けて業者とともに入念にチェックした。東部球場、安芸球場も見学した。おかげで球団関係者から「抜群の仕上がり」とのお墨付き。胸をなでおろしたという。
「バッターボックス、マウンドの踏み出し部は硬く、ベース周りなどスライディングする所は軟らかく」。でも、軟らか過ぎるとセカンド、ショートが球を処理する際、踏んばれない―。毎日が勉強だという。
キャンプは動いている。日がたつにつれ、ほころびが見えてくる。球団のグラウンドキーパーが「室内は少しパサパサしてますね。バッターボックスも掘れてきた。普段の給水が足りないのでしょう」。“助言”に、橋田さんはちょっと唇をかんだ。
「土が乾燥する夏は多め、冬場は少なめに水をやるのが基本。『でもその日によってグラウンドの顔が違うから答えはない』とも言われました。まあ、頑張れということでしょう」
本県から1軍キャンプの球団数、日数は減る一方だ。西武2軍も移転のうわさがある。「残ってほしいですよ。この設備なら、どこが来ても恥ずかしくないんだから」。だから、いつでもしっかりと“聖地”を使えるようにしておかないといけない。橋田さんは、そう思っている。
(プロ野球キャンプ取材班)
=おわり
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