2004年8月7日(土)<夕刊>
甲子園開幕 7年連続明徳風格の行進
第86回全国高校野球選手権大会は7日、地方大会を勝ち抜いてきた49代表校が勢ぞろいし、晴天の兵庫県西宮市の甲子園球場で4万人の観衆を集めて開幕した。
開会式は午前9時から始まり、昨夏の優勝校の常総学院(茨城)を先頭に、中部商(沖縄)から旭川北(北北海道)まで、南から北の順に入場行進。本県代表の明徳義塾は、西日本短大付(福岡)に続いて9番目に入場。田辺真悟主将を先頭に、7年連続出場の常連校らしい落ち着いた行進を見せた。甲子園球場建設80周年を記念し、1924年に同球場で初めて開催された第10回大会に出場した兵庫・市神港(当時第一神港商)の野口裕也主将が先導役を務めた。
常総学院の泉田正仁主将による優勝旗返還後、河村建夫文部科学相がお祝いの言葉を、脇村春夫・日本高野連会長が励ましの言葉を贈った。
富山商(富山)の宮田拓也主将が選手宣誓。「豪雨の被災者の方々にも勇気と感動を感じてもらえるよう、潔いゲーム展開を約束し、笑顔、元気、全力疾走でプレーすることをここに誓います」と落ち着いて述べた。
開幕試合では夏2度の優勝を誇る天理(奈良)が青森山田(青森)と対戦した。第10回大会で開幕試合を行った北海道・北海(当時北海中)の竹村貴智主将が始球式を行った。
“欠場”分補う歩き
戦後、どの学校も経験していない7年連続晴れ舞台の明徳義塾ナインだが、入場行進は1人“欠場”。「今までにないくらい暑かった」(田辺主将)影響か、松原遊撃手が体調不良で行進の列に加われず、開会式途中からの参加になった。
残り17人に動揺はあったようだが、赤瀬選手の掛け声に合わせて、松原選手の分まで力いっぱい行進した。幸い松原選手も試合出場には支障なさそう。18人全員で「日本一の行進」ならぬ、「日本一の野球」を見せてくれるはずだ。
【写真説明】田辺主将を先頭に堂々の入場行進の明徳義塾ナイン(甲子園球場)