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成長アンパイア“里帰り” 津川さん(明徳高出)目標はシリーズ球審
高知の高校野球で育った元プロ野球選手が、プロ野球教育リーグ「よさこいリーグ」の若手アンパイアとして“里帰り”。元気はつらつ、プレーを裁いている。
明徳義塾高OBの津川力さん(31)。落ち着いた身のこなし、甲高いストライクコールが特徴の4年目のパ・リーグ審判員だ。主に東日本で行われる試合を裁いている津川さんだが、プロ野球選手会選出の「選手が選ぶ ベストアンパイア」のパ・リーグ1軍50試合未満の部で、2001年から3年連続1位。注目の若手は、ことし約90試合の1軍戦に出場した。
津川さんは1991年夏、明徳高主砲として甲子園出場。ドラフト4位でヤクルト入団、6年目の97年にはイースタンリーグ首位打者を獲得し、初の1軍も経験した。しかし、その後伸び悩み、99年シーズンを最後に自由契約。プロの厳しさを味わった。
プレーヤーの未練は断ち切ったものの「野球に携わりたい」思いは捨てきれない。知人の誘いでアンパイアの道へ。パ・リーグ審判部に欠員ができた01年2月に採用され、第2の野球人生をスタートさせた。
1年目最後に塁審で1軍デビュー、2年目の終盤には初の球審も務めた。トントン拍子で評価を上げ、ことしは西武―日本ハムのプレーオフで一塁塁審。津川さんは「第3戦は勝負が決まるとあって、西武ドームの雰囲気が違っていた」と、忘れられないゲームに挙げた。
ノーミスが当たり前の厳しい世界だが、「正確にバシーンと裁いたときは、やはり快感」と津川さん。そのための体調管理にも気を使う。「まだ基本を守る段階。これからですよ」と控えめなコメントの後、「目標は日本シリーズ球審」と言い切った。
【写真説明】パ・リーグ注目の若手審判員として期待される津川さん(土佐山田スタジアム)
(2004年10月21日付朝刊掲載)
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