2002年03月29日
各打者快音 万全の調整 明徳きょう金光大阪戦
やるだけのことはやった――。金光大阪との初戦を翌日に控えた明徳義塾ナインは28日、西宮市の津門中央公園野球場で最終調整を行った。予定では2時間弱の軽めの練習の予定だったが、フリー打撃に加えて実戦形式の練習にも時間を割き、割り当て時間いっぱいの2時間半を費やした。
本格派の吉見投手のスピードに戸惑わないよう、3カ所でフリー打撃の投手は2メートルほど前からの投球。それでも筧、沖田、松岡、山田、森岡らが快音を響かせ、先に練習を終えた鳴門工の高橋監督も「打球が違いますね」と舌を巻いた。「すごい打線とは思わないが、この子たちの最大限の力に近い状態にもってこれた」と馬淵監督。各打者とも踏み込むステップやバットの軌道を確認しながら、入念に打ち込んだ。
シート打撃にも1時間。一死一塁、一死一、三塁など状況を設定。馬淵監督は「追い込まれたら厳しいぞ。甘い球は何球もこない。踏み込んで積極的に打て」と指示。山田、森岡が2打席連続二塁打。筧も二塁打と本塁打。上位に加え、銘苅が本塁打、中田も3打席連続ヒット。ただ、走塁ミスやボールを振る場面もあり、「ボールを振るな」「試合で出るぞ、そのプレー」と掛け声も大きくなった。
「宿舎でも吉見の話が多くなってきました。みんな気持ちが高まってます」と主将森岡。好調を維持している筧も「みんな調子がいいので、僕のところでチャンスがくる。打って田辺を助けます」と気合十分。
投手戦も予想され、鍵を握るエース田辺は試合前日にもかかわらずブルペン入り。馬淵監督は「軽め」という指示だけで球数は田辺に任せたが、捕手を座らせてから変化球を交えてやや多めの約50球。投球フォームにこそ力みは感じられなかったが、初戦に向けた熱意が伝わってきた。
「やるだけのことはやったといえます。後は気を引き締めて自分たちの野球をやるだけ」と馬淵監督。晴れ晴れした表情で練習を打ち上げたが、「暖かいね。降りそうだな」とぽつり。29日の天気予報は「午後から雨」。空模様だけが心配そうだった。
【写真】金光大阪戦に向け、打ち込みで仕上げる明徳ナイン(いずれも西宮市津門中央公園野球場)
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