2002年02月01日
明徳センバツへ 2年ぶり10度目
明徳義塾2年ぶり10度目の「春」―。第74回選抜高校野球大会(三月二十五日から11日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が三十一日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、出場32校が決定した。本県からは明徳義塾が選ばれた。
夏春連続の甲子園出場となる明徳は2年ぶり10度目のセンバツ。14度の高知商、13度の高知に続き、「春」の出場回数を2けたに乗せた。
明徳は昨秋の四国大会で準優勝し、センバツ出場は当確視されていた。練習中に待ちに待った知らせが届くと、ナインは馬淵史郎監督を胴上げ、春の招待状に喜びを爆発させた。
21世紀枠で選ばれた2校を合わせた全32校の組み合わせ抽選は三月十五日に行われる。
【写真】やったー! 待ちかねた「春の便り」に喜びを体いっぱいで表す明徳義塾高ナイン(須崎市浦ノ内の明徳義塾高)
4強進出目標 土壇場でつかんだ切符 馬淵監督「一からのスタート」
横浪半島に2年ぶり10度目の“春の便り”が届いた。午後4時28分に選考委員会からの電話連絡を受けた吉田順一副校長が野球道場へ。シート打撃を中断して本塁前に整列したナインに向かって、「おめでとう。真夏の日も寒い日も真剣に誠実に努力してきた君たちへの贈り物だと信じます」と告げると、緊張気味だった75人の選手たちの表情が一気に緩んだ。馬淵史郎監督を胴上げし、目を輝かせて帽子を空高く投げ上げた。
平成8年春以降、春夏13度のうち11度の出場。夏の甲子園を経験したメンバーも5人残る。すっかり「常連校」だが、現チームにセンバツ経験者はいない。2年生が1年の秋は県大会準々決勝で逆転サヨナラ負け。6年連続センバツ出場を逃し、明徳5年ぶりの「長い冬」を耐え抜いた。悔しさを知るチームでもある。同監督自身も6度目のセンバツとなるが、「一からのスタート。新たな気持ちで臨む」と気を引き締める。
順風満帆で代表切符をつかんだわけではない。秋口から、夏の甲子園でも活躍したエース田辺が不調。打線も筧、田辺、銘苅ら主砲森岡の前後を打つ打者が打率2割台と振るわず、毎試合のように打順が変わった。県大会決勝では逆転サヨナラ負け。しかし、後のない四国大会で準優勝し、センバツ切符を引き寄せた。
ここ数回「Aランク」「優勝候補」と前評判が高かったが、今回は尽誠(香川)に続く四国2番手で騒がれることも少なそう。同監督は「がけっぷちからはい上がった攻めの気持ちで戦うだけ。失うものはない」と、4強進出を目標に掲げた。
森岡主将は「ほっとしています」と安どの表情を浮かべた後、「夏の甲子園で勝つことの難しさを知った。でも、秋から『先輩のできなかったことを自分たちがやろう』と誓い合ってきました。優勝したい」と口元を引き締めた。田辺投手は「夏の借りを返しにいきます。早く甲子園で投げたい」と夢舞台のマウンドへ照準を合わせる。
開幕まで50日余り。3月中旬からは4泊5日の関東遠征を行い、横浜など強豪校と対戦予定。投打とも実戦感覚を高めながら甲子園に乗り込む。
(運動部・早崎)
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