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失策数は公式戦11試合で17。1試合にして1.5個ほどの失策なら、それほど多くないとも思えるが、鍛え上げたチームが集う甲子園。今大会出場校には関西創価(大阪)の12試合で5失策などのチームがあり、高知の失策はかなり多い方に入る。
昨秋の県予選は5試合で5失策とまずまずだが、四国大会2試合で計5失策したように、大事な試合でのミスが目立つ。投、打に比べて、守備に不安がある。
四国大会準決勝、小松島戦は連係プレーで失敗が出て負けた。福山は八回まで3安打を許しただけ。九回も二死一、二塁まで踏ん張ったが、安打を許して3−3の同点。さらに、一、三塁から二盗で揺さぶられると、野手のカットプレーが遅れて重盗を許して逆転された。初回も一死一、三塁で、捕手の二塁送球と二遊間の呼吸が合わず(記録は捕手エラー)、やすやすと先制を許していた。
好機に詰めを欠いた打線も課題だが、分かっていたはずの場面の連係が乱れ、足を引っ張ったのが勝負を分けた。試合直後、中村監督は「これからは守備(の連係プレー)を徹底するぞ」と選手を怒鳴った。
甲子園では、よりち密な守備が求められる。この冬、内野を再チェック。がらっとコンバートした新態勢に固まりそう。肩を痛めていた土居が復調し、捕手に戻る。内野の経験があり、「野手の気持ちと動きが分かるので、経験が生かせる」と土居。打撃のいい川村は、入れ代わりに一塁へ。三遊間の補強は、大迫が三塁に定着しそう。大迫は遊撃守備では戸惑いが見えたが、県大会決勝で三塁を守り、高いバウンドをうまく処理して、ピンチの芽を摘んだ。遊撃にはグラブさばきのうまい光富が入りそう。一時肩を痛めスローイングに不安があったが、元に戻ってきている。片岡は打撃で光富にやや勝り、二塁、遊撃の定位置を競う。浜口も二塁、三塁の定位置を目指す。一歩目の反応に不安のある長田だが、三塁から二塁に移り、スタートに集中している。
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試合数 |
失策数 |
| 投手 |
甲藤 啓介 |
28( 9) |
6( 4) |
| 捕手 |
土居 弘和 |
38(11) |
2( 0) |
| 一塁 |
川村 孝夫 |
36(11) |
5( 3) |
| 二塁 |
長田 陽介 |
35(11) |
12( 2) |
| 三塁 |
大迫 慎也 |
17( 6) |
10( 3) |
| 遊撃 |
光富 大祐 |
24( 6) |
5( 0) |
| 左翼 |
森光 孝匡 |
33( 9) |
2( 0) |
| 中堅 |
宮尾真太郎 |
33(11) |
1( 0) |
| 右翼 |
福本 直 |
35(11) |
4( 1) |
| 選手 |
福山 雄 |
20( 9) |
5( 1) |
| 〃 |
野上 慎二 |
15( 1) |
0( 0) |
| 〃 |
中平 祐造 |
12( 1) |
0( 0) |
| 〃 |
矢野 修平 |
24( 4) |
3( 0) |
| 〃 |
片岡健太郎 |
32( 7) |
10( 2) |
| 〃 |
浜口 亮介 |
18( 2) |
5( 0) |
| 〃 |
橋本 政佳 |
11( 0) |
0( 0) |
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※公式戦と練習試合の合計。( )内
は公式戦で、ほかに登録外の選手
1失策がある。
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ノック量は多い。体が自然に動くまで基本プレーを繰り返し行い、捕球や送球の確実性を増してきた。
外野守備は秋と同じ。中堅にチーム一の俊足、宮尾を置き、守備範囲の広い甲子園の左中間、右中間までカバー。左翼は強肩の森光に任せる。左の控え投手の福本が右翼に入る。福山が登板する場合は、甲藤が左翼に入ることになりそう。
「同じ間違いを繰り返すな」と連係、サインプレーに取り組み、くどいほど確認した。ただ、二月半ばに風邪がチーム内に流行して、思うように練習ができなかった。ゲーム感覚をつかもうと紅白戦も多く予定していたが、十分に消化できなかった。不安は残るが、仕上がりは悪くない。昨秋のような乱れは、見られないだろう。
観衆の声にナインの掛け合う声が消される甲子園を想定して、声を出さないカットプレーなども練習した。センバツまでにあと4チームとの練習試合を予定。中村敏彦監督は「勝つより、サインプレーなどテーマを持ってやりたい」と、初さい配の甲子園に照準を絞っている。
写真部・反田浩昭
運動部・土居賢一
=おわり
【写真】堅守こそ基本。体が自然に動くまで、何度も何度もノックを繰り返す(高知高グラウンド)
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