<2月7日(水) 朝刊>
<春野球場>
松坂カーブ多投 バランス向上目指す
松坂が211球の投げ込み。途中からは捕手を立たせてカーブを黙々と投げ込んだ。
約1時間の投球を終えた松坂は「投球フォームのバランスを良くするためにカーブを多く投げました」と汗をぬぐった。
カーブ主体の指示を出した加藤投手コーチは「直球は上体だけで投げられるけど、カーブは全身を使って投げないといけないから」と説明した。(共同)
じっくり肩つくる森
守護神に成長した森が、このキャンプで初めてブルペンで軽く投げた。
昨年のキャンプでは右肩を痛めて満足に投球できなかった。それだけに今年は慎重でスローペース。オフもほとんどボールを握らず、筋力トレーニングと走り込み。「じっくりと肩をつくっていきたい」と話した。(共同)
日本一祈願、地ビール醸造 東尾監督仕込む
勝利の美酒は高知の地ビールで―。西武ライオンズの日本一を祈った地ビール「西武日本一祈願ビール」の醸造が六日、高知市鷹匠町の高知よさこい麦酒館で始まり、東尾修監督(50)自らが同館を訪れ、地ビールを仕込んだ。
「高知でキャンプを張る西武ライオンズをなんらかの形で応援したい」と、同館が企画。二年連続でダイエーに優勝を奪われている西武は今季は苦い思いをしないようにと、苦みの少ないピルスナータイプの「四万十清流ビール」を選択。これをベースに約千リットルを造った。二十三日に出来上がったビールを西武宿舎へ差し入れする。
同館ではこの日早朝から仕込みを開始。午後、春野球場からユニホーム姿で駆けつけた東尾監督が、ビールの香り付けに大切なホップの投入を受け持った。「西武日本一」という掛け声に合わせ、タンク内にホップを流し込んだ。
「どんな味になるんでしょうね」という報道陣の問いかけに、東尾監督は「それはシーズンの結果次第ですね」とにんまり。同館の田井邦彦店長は「日本一になって、ビールかけ用もつくらせてもらえたら」と話していた。
同ビールは缶や瓶では販売されず、一般にも二十三日から同館で「西武日本一祈願・東尾監督仕込みビール」として、ジョッキで売られる。
【写真】醸造タンクをのぞき込む西武の東尾監督。「日本一祈願ビール」の出来はいかに!?(高知市鷹匠町の高知よさこい麦酒館)
<高知球場・東部球場>
若田部が初ブルペン
第2クールが始まり、若田部が主力組では一番遅れてブルペン入り。腕の振りと上下のバランスを気にしながら、カーブを交えて214球を投げ込んだ。
オフは肩の疲労回復のため、先月十日に投げ始めたばかりだが「そこそこいい感じ。カーブはシーズン中よりいいぐらい」と調整遅れの不安を打ち消した。
昨年はエースとして期待されながらも9勝どまり。公約の最多勝に向けて「2500球は投げたい」と意気込む若田部に、王監督も「去年は気持ちと成績がずれた。本人も分かっているはず」と話した。(共同)
井口 連日の猛特訓
レギュラー返り咲きを狙う井口が、連日の特守と特打に奮闘している。
昨年八月に左肩を手術し、秋季キャンプでは遊撃から二塁にコンバート。この日は王監督が投手役を買って出る中、連係プレーに必死に励んだ。また、最短距離でバットが出るよう、前方に寝かせていたバットを立て、目線を安定させるために、すり足打法に変えた。
大器と言われて、もう五年目。「意外性だけじゃ駄目。そろそろ結果を出さないといけないと思う」と力を込めた。(共同)
<安芸球場・室戸球場>
藤田にエースの期待
即戦力と期待される大型右腕、阪神のドラフト1位の新人、藤田(川鉄千葉)が六日、ブルペンで本格的な投球練習をスタートさせた。
野村監督、八木沢投手コーチらが見守る中、捕手を立たせたままで20球ほど投げた。この後、初めて捕手を座らせて43球。直球とフォークボールを披露した。
「監督が見ていたのもあるし(捕手を)座らせたのもあって力みすぎた」と藤田は苦笑いした。無理をさせたくないという首脳陣の判断から、ここまでは抑え気味の投球が続いていた。
この日の投球は本人は納得がいかなかったようだ。しかし、球を受けた中谷は「フォームに迫力、威圧感がある。球筋も阪神にいないっていうか…。球がめちゃ速い」と驚いた。野村監督からは「座らせたからといって評価が下がるものじゃない。楽しみな投手」と期待の声が続く。
「きょうは力みすぎた。でも、それがあしたにつながると思う。緊張とプレッシャーは自分の中から出てくるものだから」。藤田は新人らしからぬ言葉で説明した。
低迷するチームの救世主との声が高まっている。評価は増すばかりだ。新人は既にエース候補である。(共同)
福原 満足の251球
福原がブルペンで黙々と投げた。野村監督は「スタミナあるな。それぐらい投げんと、ベンツはとれんぞ」と声を掛けた。
「福原が15勝したらベンツをプレゼント」。昨年の秋季キャンプで、野村監督はこんな約束をした。この日は「おれが首になったり、(新人の)藤田太陽に負けたらチャラや」などの言葉で乗せ、福原の投球数は251にもなった。
野村監督は福原に拍手を送り「ベンツとられそうやな」と一言。福原は「いやあ、疲れました」。表情は満足そうだった。(共同)
成本がねんざ
成本が練習中に左足首をひねり、投球練習を取りやめた。猿木チーフトレーナーによると、左足首の軽いねんざで、病院には行かず、七日の練習は様子をみて判断する。(共同)
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