<2月16日(水) 朝刊>
<安芸球場>
橋本知事が陣中見舞い 野村監督に戦力面を質問
阪神タイガースが春季キャンプ中の安芸球場に十五日午後、橋本大二郎知事が陣中見舞いに訪れ、野村克也監督にゆず飲料二百四十本を贈った。
バックネット前で約二十人のカメラマンのフラッシュを浴びながら、橋本知事が「ことしはどうですか」と問い掛けると、野村監督は「仕上がりは悪くありません。外国人選手の活躍次第ですね」。
また橋本知事がダイエーの王貞治監督の表情が明るかったと告げると、野村監督は「私も初めて日本一になった時はほっとした。王監督の気持ちが分かります」と答えていた。
贈呈後は、野村監督から「HASHIMOTO」と右腕に名前の入ったグラウンドコートが手渡され、知事もにっこり。報道陣にこたえて二人でポーズを取っていた。
橋本知事は十七日に西武、十八日にはダイエーを陣中見舞いする。
【写真】陣中見舞いのお返しにネーム入りのグラウンドコートを野村監督(左)から贈られ、にっこりする橋本知事(安芸球場)
星野伸、調整早め オープン戦に照準
縦じまのユニホームの違和感がなくなった。「周りからは似合うという声が多くて満足です。(キャンプも)周囲がすごくやりやすい環境をつくってくれ、いい雰囲気ですよ」。フリーエージェント(FA)で阪神へ移籍。プロ十七年目のキャンプを新天地で迎えた星野伸投手は順調なスタートを切った。
スロー調整だったオリックス時代と違い、キャンプ初日から5000メートル走をこなすなど若手と同じペースで練習している。ブルペン入りも例年より一週間以上も早い今月五日だった。環境の変化、エースとしての期待…。口にはしないが、いろんな思いがベテランの調整方法を変えさせたのだろう。
照準はオープン戦に向けられている。通算168勝(現役2位)を挙げた技巧派左腕は、特にセ・リーグのチームを相手に「投げてみたい」と意欲をみせる。
スコアラーからのセ・リーグ打者の情報はある。だが「自分が投げた上でのデータならいいが、あまりうのみにはできない」と言い切る。この言葉の裏には、ボールの出どころが見づらい独特の投球フォームから、130キロに満たない速球と、40キロ近い球速の差がある大きなカーブを操り、プロの世界を生き抜いてきた自信とプライドがある。
昨年、阪神の勝ち頭はリリーフで10勝した福原だった。首脳陣は、星野伸に先発陣の柱としての期待を寄せる。同時に若手投手の手本になってほしいとの思いもある。ブルペンで星野伸が投球練習を始めると、ほかの投手が何かを学ぼうとじっと見詰める。
「期待されて入ったのだから10勝以上しないと認めてもらえないと思う。遅いいい球を投げてファンの期待にこたえたい」。やるべき仕事は本人が一番よく分かっている。(共同)
<春野球場>
シート打撃、ポールが意地見せる
初のシート打撃で新戦力のジェファーソンと二年目のポールがしのぎを削った。
投手の生きた球に対するのは久々というジェファーソンは、5打席目にようやく右翼線に二塁打。「今は日本の野球を学んでいるところ。良かったんじゃないか」と笑みを浮かべた。
一方のポールも4打席目に左中間本塁打で意地を見せ「きょうは僕の勝ちさ」とご機嫌。この二人にフェルナンデスを加えた争いはこれから過熱しそうだ。(共同)
<東部球場>
村松に鋭い当たり
村松の軽快さが目立つ。特打ちでは鋭い当たりを左右へ打ち分けた。
昨年の日本シリーズでは好守備で日本一に貢献。例年はオフの間に体重が5キロ以上増えていたが、新婚の美和子夫人の手料理もあってベスト体重を維持してキャンプ入りできた。
課題の打撃ではインパクトの位置を前方にと心掛けることで、打球に勢いが増した。今季はニエベスと左翼を争うが「打って成績を残せば使ってもらえる。盗塁の目標は50です」と力強かった。(共同)
「目標は15勝と胴上げ投手」復活誓う西村
西村が今年の目標を発表する場で「15勝を挙げ、胴上げ投手になれるよう頑張る」と復活を誓った。
昨年は開幕投手を務めたが、右ひじ痛で六月に登録を外れ、わずか4勝(3敗)に終わった。オフの間はリハビリとともに徹底して下半身を強化。ブルペンではボールの回転を注意しながら、102球を投げて「七分程度ですが順調にきている。開幕投手にはこだわらず、一年間通じて活躍する」と話した。(共同)
キャンプ地だより <宮崎・宮崎総合運動公園>
一軍生き残りへ西山が好投
紅白戦が始まり、一軍生き残りにかける小野と西山(高知商−NTT四国)がともに4回無失点と好投した。
2安打を許したが、高橋由を2打数無安打に抑えた小野は「力まずに投げることを心掛けた」とホッとした様子。西山は二岡、松井らを相手に、1安打投球。「バッターが打席に立っても、力まずに投げられた」と、晴れ晴れとしていた。(共同)
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