明徳と高知決勝へ 3年連続の頂上対決
サッカーの第84回全国高校選手権県予選第3日は6日、春野球技場で準決勝を行い、第1、2シードの明徳義塾、高知が雨中の決戦を制して、決勝に進んだ。両校の決勝対決は3年連続。
明徳は高知工相手に徐々にペースをつかむと、前半終了間際に川原のミドルシュートで先制した。後半、追加点は奪えなかったが、高知工にシュートを打たせず1―0で逃げ切った。
高知は高知商と対戦。前半29分に鎌苅のゴールで先制すると、後半26分に原田が追加点。更に36、39分にはCKから田中のヘディングで立て続けに2点を奪い、4―0で快勝した。
決勝は13日午後0時半から、春野球技場で行われる。
【写真説明】【準決勝 高知―高知商】前半29分、高知の鎌苅(左)が先制のゴール=春野球技場
明徳、球さばきで上回る 高知工、善戦も攻め及ばず
▽準決勝
明徳義塾1―0高知工
【評】ピッチに水が浮く悪コンディションだったが、ボールコントロールの正確さに勝る明徳が1―0で勝った。
序盤は決定機をつくれなかった明徳だが、前半32分に投入した山崎を狙ったポストプレーから攻撃にリズムが出た。前半終了間際、山崎が落としたところを川原のミドルシュートで先制。後半も追加点は奪えなかったが野村らが積極的にゴールを狙い、主導権を渡さなかった。
高知工は立ち上がり、高い位置でクリアボールを拾って攻めたが、不意をつかれた失点が大きくのしかかった。(大山)
高知4G 速い寄せで主導権奪う
▽準決勝
高知4―0高知商
【評】ボールへの寄せの速さで上回った高知が、4―0で高知商を破った。
立ち上がりは両チームとも、DFラインの裏を狙う攻撃が目立った。高知は前半29分、黒川のパスにFW陣が反応し、最後は鎌苅が先制ゴール。後半も、攻撃的になった高知商に対し、サイド攻撃を有効に使った。26分に原田が2点目を決め、終了間際にはCKから田中が立て続けにゴールを奪った。
高知商も後半、攻撃の人数を増やしゴールを狙ったが、得点を挙げられなかった。(大山)
来るべき相手が来た
一昨年、昨年のこの大会、そしてことしの県総体決勝に続く、明徳義塾、高知両校の決勝対決となった。「来るべき相手が来た」。明徳・高崎、高知・高橋両監督とも、思いは同じだ。
「後半、攻めている時間にもう1点は取っておかないと」と振り返った高崎監督だが、危なげない試合運びだった。準々決勝で故障したDF橋場の代わりに入った松本亮や、新里ら新戦力も出てきた。試合を重ねながら「万全の状態になってきた」と手応えを口にする。
一方の高知も、ここまで決まっていなかったCKから2点を挙げるなど、調子は上向き。守備陣も3試合無失点と安定している。それでも高橋監督は「県総体も良い流れで上がっていきながら、最後でPK負けした」と、気の緩みはまったくない。
「心と体のコンディションを整えるだけ」(高崎監督)、「これまでやってきたことを準備するだけ」(高橋監督)。決勝までの1週間が勝敗を分けそうだ。
力出した公立勢
第1、2シードに挑んだ高知工、高知商の公立校勢は、ともに涙を飲んだ。
明徳に競り負けた高知工は、序盤、積極的にボールを奪いに行った。前半終了間際に一瞬のすきをつかれ1点は失ったものの、その後も集中力をたもった。ボールのキープ力などに差はあったが、最後まで追加点は許さなかった。
高知に敗れた高知商は、引いて守るのではなく、DFラインの裏を狙われることを覚悟の上で、1年間やってきたコンパクトなサッカーをした。最後は4トップにしたこともあり、連続失点したが、自分たちの力は出した。
「1試合1試合成長した。大きくなりましたよ」(高知工・山中監督)「昨年から9人メンバーが変わった中、よく頑張った」(高知商・小嶋監督)。どちらも、胸を張ってよい敗戦だ。
▽準決勝
明徳義塾1―0高知工
高知4―0高知商
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