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2004年02月19日
V神戸が高知大に8−0 カズ3得点
春野運動公園でキャンプ中のJ1ヴィッセル神戸は18日、高知大と練習試合を行い、三浦のハットトリックなどで8得点。守っても高知大に反撃のすきを与えず、8―0で完勝した。
ヴィッセルは三浦が前半13、28、35分と立て続けに3得点。それぞれ松尾、レアンドロン、藤本のパスに好反応、相手DF陣の裏へ抜け出し確実にシュートを決めた。
ヴィッセルは後半も手を緩めない。素早いプレスでボールを奪い、攻撃参加した薮田、坪内のボランチ勢が相次ぎ得点。途中出場の播戸、小島も追加点を奪った。
高知大はボールの奪いどころがはっきりせず、攻守の切り替えにも持ち前のスピードがなかった。
ヴィッセルの今キャンプ最後の練習試合は21日(愛媛FC、午前11時)。19日は午前10時からの練習だけで、午後は今キャンプ初の休養にあてる。
【写真】【ヴィッセル神戸―高知大】前半28分、ヴィッセル・三浦がゴールを決め、2―0とリードを広げる(春野球技場)
堅守復活の兆し
ヴィッセルが失点しそうな場面は後半40分の1度だけ。ピンチらしいピンチはなかった。「集中力が落ちなかった」とハシェック監督が言うように、イレブンは大量点差にも気を緩めなかった。
キャンプで再三確認してきた守備の規律は守られた。全員で組織的に守るシステムを機能させた。相手ボールの位置に応じ、各選手がしっかりポジショニング。連動したプレスを仕掛け、高い位置でボールを奪った。
DF陣はもちろん薮田、坪内、吉村らボランチ勢も再三ボール奪取に絡んだ。FW陣が前線からパスコースを限定すれば、藤本、朴らサイド陣も高いキープ力で全体をコンパクトに保たせた。
昨季のリーグワースト63失点がうそのよう。これから相手レベルは上がっていくが、「どんな試合でも0点で抑える。開幕してからも失点0」とDFラインを締める土屋。この強い意識こそが、「堅守復活」への第1歩だろう。
カズ、チームで崩し、決める
主将三浦は前半13分から35分までの22分間で3得点。チームの順調な仕上がりをエースがゴールで示した。
まず前半13分、練習通りに互いの意図が重なった。北本が前線へ“くさび”パス。レアンドロンがサイドにはたき、オーバラップした松尾が絶妙のスルーパス。チームで崩したチャンスを三浦が確実にものにした。
新加入選手も見事に絡んだ。2点目はポスト役のレアンドロンがうまさと強さで好アシスト。3点目も左サイドの藤本が、三浦の動き出しにピタリ合わせた。「FWとして点を取ることは良いこと。でも誰が取るかじゃなく、チームがどういう形で点を取れるかが大切」と三浦。自分の得点シーンには触れず、イレブンの好連係に手応えを感じている。
その三浦が「1戦目より全然良くなっている」と褒めたレアンドロンは、初来日の20歳。日本サッカーへの戸惑いは否めない。ブラジルで求められたプレーと、今要求される役割も違う。そんな若手に三浦はブラジル生活で得たポルトガル語で接している。
「試合をやっていく中で出てきた疑問を、みんなで修正していきたい」と三浦が結ぶように、深まってきた攻守のコンビネーションは、開幕に向けてさらに確かなものになっていくだろう。(早崎)
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