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2004年 春季Jリーグキャンプニュース

2004年02月12日

C大阪・春野キャンプ 練習試合で締め

初の実戦練習でセットプレーを確認するセレッソ大阪(春野球技場)  春野運動公園のJ1セレッソ大阪は11日、2000人(チーム発表)のファンが見守るなか、JFL愛媛FCとの練習試合を行い、9日間の春季1次キャンプを打ち上げた。セレッソは同日帰阪。15日からは宮崎県で2次キャンプを張る。

 同運動公園では引き続いて12日、J1ヴィッセル神戸がキャンプイン。21日までの日程で、練習試合が14日(南国高知FC)、18日(高知大)、21日(愛媛FC)の3試合予定されている。

 【写真】セレッソ大阪のキャンプ打ち上げの練習試合には約2000人のファンが詰め掛けた(春野球技場)

 ▽練習試合

 セレッソ大阪1―0愛媛FC

 4バック試す

 昨季は3―5―2布陣が主だったセレッソが、「4―4―2」を試した。「3―5―2は、今までにやってるから。いろんなオプションを用意しておきたい」とムズロビッチ監督。宮崎の2次キャンプ以降も選手の特徴を見極めながら、いろんな可能性を探りたいという。

 注目は新加入3人を含む4バック。マークの受け渡しなどでバタつく場面もあったが、「今のうちに意識のずれを1つ1つ確認し合って、開幕までに溝を埋めていきたい」と統率役の上村。ひと際大きな声で指示を出し、ボランチ布部らとも修整点を話し合っていた。

 連係はこれから

 ベテラン組はぶっつけ本番の今季“初試合”。1―0で勝つには勝ったが、組織の連係はこれから。

 短いパスをワンタッチでつなぐ場面はあったが、ピッチ全体を広く使ったスピードのある攻めは少なかった。徹底的な走り込みで疲労もピーク。前半終了間際にはDFラインや中盤で、簡単にボールを奪われる場面もあった。

 だが、ムズロビッチ監督は「初めての試合としては非常に満足している。リズム良くボールが回った時間帯もあった」。得点は前半8分。右サイド徳重がスピードで縦へ突破し、サポートした森島が中央にクロス。ニアポストに飛び込んだ西沢がつくったスペースに上がった布部の左足ダイレクトのゴールだった。

 個人技で突破口を開いた徳重は「このキャンプは体力づくりがメーン。これから試合が多くなるので、チーム自体がもっと良くなる。期待しててください」。明るい表情で春野を後にした。

 【写真】【セレッソ大阪―愛媛FC】前半8分、セレッソ・布部(左)が先制ゴール=春野球技場

 走った印象しかない

 ムズロビッチ監督が掲げた「1日10キロ」まではいかなかったようだが、セレッソは毎日8キロ近くの走り込みを終盤まで続けた。選手会長の布部は「走った印象しかない」。日本リーグのヤンマー時代から数え13年目の大ベテラン森島も「ここまで走ったキャンプは初めて」。

 ジャンプ、瞬発系も含むハードな体力強化メニューを選手は前向きにこなした。「今走らないで、いつ走るのか」と主将西沢。若手よりむしろベテラン組が率先して自らを追い込む場面が目立った。

 それはフィジカルの大切さを痛いほど知っているからだ。「昨季、もっと運動量があればと思う試合があった。だから監督を信じてついていく」と徳重。DFを締める上村も「苦しい思いを共有したことがシーズンに生きる」。

 今後、3月13日の開幕戦に向け組織戦術を磨くことになるが、森島は「結果を出すためにあれだけ走ったんです」。悲願の初タイトルに燃えるチームの思いを代弁した。

 
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