被災地がれき 高知県内3市町「処理可能」
(2011年05月15日付朝刊)
東日本大震災で発生した大量のがれき処理が課題になる中、高知県内で高吾北広域町村事務組合など6事務組合と南国市、須崎市、高岡郡四万十町の3市町が受け入れの用意があることが、14日までの高知新聞社の調べで分かった。
環境省の推計では、被災地では計2千万トンのがれきが発生。現地の自治体だけでは処理が困難なため、同省は4月上旬、岩手、宮城、福島、茨城、沖縄の5県を除く42都道府県に、受け入れの可能性や処理量の調査を求め、本県は34市町村と全12事務組合の意向を調べている。
本社の取材では、受け入れが可能と回答したのは、高吾北広域町村事務組合(年間最大2千トン)▽香南清掃組合(同1500トン、ただし5〜9月)▽幡多広域市町村圏事務組合(同800トン、ただし7〜8月、2012年3月の3カ月間)▽高幡東部清掃組合(同500トン)▽嶺北広域行政事務組合(1日4〜5トン)▽津野山広域事務組合(多少)―の6事務組合のほか、3市町の処理施設。
うち6事務組合と四万十町は可燃ごみに限り、1日当たりの最大受け入れ可能量は約2〜15トン。須崎市は1日2トン、年間200トン、南国市は1日0・75トン、年間190トンを最終処分場へ埋め立てできるとしている。
ただ、いずれも、放射性物質で汚染されていないもの▽地域住民の理解を得てからの受け入れ▽人手の確保―などの条件も挙げており、課題は多い。
同省は各都道府県からの回答を待って、具体的な受け入れ先を調整する方針で、「実際の運搬時期は未定」(同省廃棄物対策課)という。
一方、受け入れできない自治体、事務組合は「処理能力に余力がない」のが最大要因。高知市は1日最大80トン、年間1万6千トン程度を受け入れ可能と試算しているが、がれきの種類、大きさ、分別の状態など不明な点があることから「検討中」としている。
【写真】大量のがれき処理が課題になっている東日本大震災の被災地(4月4日、岩手県釜石市)
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