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「選手の質、ゲームの質を高め、エンターテインメント性も考えたい。何が大事という序列はつけられないが、四国の方々の厚意に応えたい」
課題も多かった1年。
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夢、理想を語る石毛宏典氏。だが、それをどれだけ実現できるか―、今後の成否の鍵を握っている(11月24日・四国中央市内のホテル)
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「私自身つらいとか、苦労なんてないですよ」
2年目に向け、石毛宏典氏はあくまで前向き。
「人が足りなかった反省があれば、増やさないといけない。人件費と売り上げを考慮しても」
「全体のコストはことしより抑えたい。選手数は1チーム最大25人。給与面の見直しもある。ゲーム制作費や移動のバス代、球場使用料も、質としてはまだ見直せる」
質の向上とコスト減。相反する要素を両立させる。同時に、収入増も。
「格安に設定したパスの料金を再考する。増やした人員で営業し、シーズン前にどう仕掛けるか。スポンサーも今季の2億4000万円相当より集めたい。当然四国外の企業にもあたる。四国内でも営業する」
前後期制を取り入れるほかシーズン日程も見直す腹づもり。試合は観客動員増に向け、金曜―日曜にしたいという。球場使用が競合する各方面からの不満も出そうだが。
「(各施設の)利用調整会議が終わらないと決まらないが、厳しければ考えるが、木曜がなくなるだけで、金―日の試合はなんら変わりない。ことしと大差はない」
夢、構想が続く。
「四国外から『興行したい』というオファーもあった。ことしはできなかった国際交流戦も。後援会組織もつくりたい」
「ボランティアなしで運営する余裕はない。だが、リーグでボランティア活動していることが魅力、ステータスになるようにしたい」
四国を意識した発言、リーグの理想像も飛び出した。
「選手は3割から3割5分くらい入れ替わると思う。(リーグを離れても四国外から来た人間は)職をあっせんするなりして、四国で所帯を持って生活してもらいたい」
「野球人は世間を知らない。一般業務を覚えて、プロ野球OBも取り込んだ組織ができれば」
石毛氏の夢は広がる。だが、1年目は理想でよくても、2年目はそうはいかないだろう。どこまで“公約”を守れるか。「四国を舞台に選んで良かった」という石毛氏が、「四国を舞台に選んでもらって良かった」と思われて初めて、四国アイランドリーグは成功した、四国に本当の夢球場が誕生したと言える。
(運動部・大山泰志)
=シリーズおわり=
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