國信 貴裕内野手
Takahiro Kuninobu
・愛称 「ノブ」
・出身地 広島県
・生年月日 1982年12月21日
・血液型 O型
|
|
いざ「爆発します」
自宅から遠くない所に広島市民球場がある。年間パスを買ってもらった小学生のころ、よく自転車でぷらっと訪れた。
「ショートが野村(謙二郎)さんで。野村さんばっか、見てました」
小柄で敏しょう。脚と守備には自信があって、プロ(NPB)の内野手になれると信じて疑わなかった。意気揚々と広島山陽高校に進んだが、「思い出したくもない」のが最後の夏の甲子園予選。3回戦直前、エース投手が「投げれん」と、首を傾けて現れた。
「髪を洗った後で頭振ったら、首痛めたって。自分らはもう、はあ?って感じで」
エース不在の試合はいい所なく敗戦。「高校時代は不発でした」
気を取り直して広島国際学院大へ。1年からショートを守って跳びはねていたが、3年の秋、コーチから捕手への配置替えを命じられた。
嫌々座った捕手の座で広島大学リーグのベストナインにも選ばれるが、「僕が捕手に向いているわけがないんで」。遊撃手に戻してもらえないかと頼んだものの、コーチの返事は「このまま捕手をやってもらう」。
4年生の春が終わると、秋のリーグ戦を待たずに引退。「捕手じゃ先ないなって。結局、大学野球も不発でした」
もう僕は野球は終わったんじゃ、草野球しか残ってないんじゃ、とあきらめかけたころ、Iリーグの誕生を知った。
「ぐっときましたね。これしかないって」
1カ月間のキャンプ。成長した自分を感じる。痛めていた足も復調してきた。「ノブ、開幕行くぞ」とコーチから声をかけてもらった。
いざ開幕。「うっぷん晴らしたいっす。爆発、します」
|