上里田 光正投手
Mitsumasa Agarita
・愛称 「あがり」
・出身地 兵庫県
・生年月日 1982年5月6日
・血液型 AB型
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遅れた男「ちわっす」
中学時代、横浜スタジアムで行われた全日本少年軟式野球大会の決勝で、宿毛市の片島中に全国優勝をさらわれた。
「ちびっこいチームだったすねえ。5―0で勝ってたんすけど、僕がばてて打たれちゃって」
当時投げ合った相手が、宿毛高から横浜に進み、現在西武の東和政投手。「ひょろっとしてた印象しかなかったけど、あの時、東君も疲れてたんだろうなあ」
出身は兵庫県高砂市。「真っ先に誘ってくれた」神戸国際大付属高に進み、自慢のストレートで甲子園に乗り込むつもりだったが、夏の甲子園予選は準決勝で育英高に敗退。4番の栗山巧選手(現西武)に浴びた右中間アーチは、ほろ苦い思い出になっている。
駒沢大学2年の秋、右肩関節を痛め、手術した。1年間の長いリハビリの後、完封初勝利を挙げた。うれしかったが、大学では結局、これが唯一の勝ち星となった。
卒業後の行き先が決まらないまま、Iリーグのトライアウトに挑戦。元プロ選手が見守る中、約30球を投げた。
「『おれ、ここで何やってんだ』って思いました。仲間は就職が決まったり、プロに行ったりしてるのに」
合格が決まると、腹が据わった。「選んでもらってありがたい。もう1回やってだめなら、あきらめもつく」
合格後、再び肩の調子を崩した。高知キャンプには、ほかの選手より10日遅れでの合流。
「実家では父がキャッチボールの相手を黙ってしてくれて。もう大丈夫。これからは休んでいる暇、ないっす」
「ぬくい」高知がお気に入り。「ちわっす」と帽子を取って、遅れてきた男が走りだした。
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