
高知ファイティングドッグス(FD)の選手が5日、香美郡土佐山田町の会社に“就職”した。シーズンオフの生活費を稼ぎながら、社会経験も積め、その上地域とも接触の場が持てる「一石三鳥」の試みに、まず3選手がトライした。
四国アイランドリーグでは当初から、「地域交流、地域貢献の一環と同時に、社会人としての成長を図るため」、シーズンオフに選手を地元で就業させる「キャリアサポート制度」を掲げていた。他県ではすでにそれぞれの地元企業で働いている選手もいるが、高知FDでは3人が初めて。
今回就業したのは、高梨篤、沢西康明の両投手と宮本裕司捕手。同町内のショウガ発送工場で、商品の仕分けや機械を使ったパック詰め、配送用の段ボールの組み立てなどの作業に取り組んだ。
この会社では選手の練習時間も考慮して、働くのは午前8時から正午までの4時間だが、初日の仕事を終えた3人は、「大学のバイトより疲れた」「腰が痛い」「野球の方がいい」と“腰の引けた”感想。それでも、高知FDナイン持ち前の明るさで職場に溶け込んだ様子。
会社の関係者も「ちゃんと働いてくれてますよ。すぐ仕事はできないだろうが、やる気はある。この機会に社会的なことも学んでほしい」と“新戦力”に期待大だった。
高知FDでは今後、ナインを順次、県内で就業させていくとしている。
【写真説明】すべて勉強とばかりに、黙々と仕事に取り組む高梨投手(中央)=香美郡土佐山田町
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