石毛代表“登壇”―。四国アイランドリーグの石毛宏典代表が、20日開会した県議会9月定例会の議事終了後に本会議場で講演し、県議や執行部を前にリーグ設立の趣旨などについて熱弁。選手の四国定住も提案しながらリーグ運営に理解と協力を求めた。
石毛代表の講演は、四国四県の正副議長会が同リーグの支援策を検討する中で浮上。香川県議会では一足早く7月に講演済みだが、高知県議会で議員や執行部以外の第三者が本会議場の演壇に立つのは極めて異例だ。
米国メジャーの“二軍化”など日本プロ野球界のレベル低下を憂慮する石毛代表は、OBの就職先もほとんどない状況から「監督・コーチの受け皿(づくり)、若者の夢へのチャレンジの場としてリーグが必要だと思った」などと設立趣旨を説明。
今後の展望では、ドラフト会議で同リーグの選手数人が指名リストに挙がる見通しを示す一方、「残り九十数人の選手の『出口』をどうするかが私の仕事」とも。
さらに農家がコメで支える「一俵入魂百勝の会」の運動から着想したアイデアとして、「うちの若者(選手)を農林漁業に送り込めば、四国の一次産業を支えてくれるはずだ」と選手の“定住構想”を打ち上げた。
市町村合併で使わなくなった校舎や校庭を活用して農業と野球を両立する生活も提案した石毛代表は、「産業振興や地域振興につなげ、県民から『ありがとう』の言葉をいただいて初めて成功だと思っている」。
地域密着の理念を訴えた熱弁に、県議らも「すごい情熱が伝わってきた」「みんなでリーグを盛り上げんと」。見事な原稿なしの演説に、感銘を受けた様子だった。
【写真説明】地域密着のリーグ運営を説明する石毛代表(県議会)
|