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2004年11月24日付朝刊
来れ情熱のある若者 石毛氏語る
来春のスタートを予定している野球の「四国独立リーグ」。元プロ野球オリックス監督の石毛宏典氏が代表を務める株式会社IBLJが運営、既存のプロ球団入りを目指す若手を育てる場と位置付けられている。“公式行事”第一弾は12月のトライアウト(選手選考会)になる。現在、参加申込者は全国5会場で計500人を超えた。皮切りの高松会場(5日)には100人程度が挑戦する見込みという。石毛氏に準備の進み具合などを聞いた。
―球場使用をめぐり競合する地元の高校野球連盟(高野連)などが懸念を示している。
「高野連、大学、社会人などから心配だと言われた。競合を避けるため私たちは基本的にナイターでやる。高知県には照明設備はないので、昼間に空いている球場を使うしかない」
―球場使用の見直しを求める関係者もいる。
「木曜から日曜まで使いたいと要望したが、無理なら変更する。ただ、年間90試合やりたい気持ちは強く持っている」
―各チームの監督、コーチは決まったか。
「現時点で5人ほど決まっている」
―若手の育成に定評のある人物か。
「それが望ましいが、完ぺきな指導者はいない。大切なのは若者を指導することに情熱を持っていることだ」
―1年目に見込んでいるスポンサー広告料は2億4000万円。現時点で何割達成できたか。
「私たちの目的は金集めではない。宿泊などで協力してくれる企業が現れたらコストは下がる。資金繰りは心配いらないところまできた」
―独立リーグはプロの組織か。
「はい。だから高校生は指導できない。高野連の『プロと同等に扱う』との見解も受け入れた」
―1試合800人程度を見込む観客動員数を疑問視する声もある。
「客が来てくれるような活動をするだけだ」
―四国の人は野球を見る目が肥えている。
「私たちのリーグは高校野球よりはレベルが高いと思っている。そういう連中がしゃかりきになってプレーする姿を毎日見せられるはずだ」
―集客のため元プロ選手を呼ぶ案はないか。
「ない。私はプロに行きたくてうずうずしてる若者にチャンスを与えようと思った」
―解雇した選手の生活保障は。
「将来を約束しましょうなんて考えは毛頭ない。情熱がある人はリスクを承知で挑戦してほしい。ただし、大学や社会人よりはプロ入りの夢を実現させる環境は整っている」
―来秋、プロに行く選手が出ないと存在意義を問われるのでは。
「1年目でスカウトされる選手を出せなくても世間の評価が下がるとは思わない。そんなに甘くない。2、3年は待ってほしい」
◆四国独立リーグ
既存のプロ野球とは異なるリーグで、元プロ野球オリックス監督の石毛宏典氏が代表を務める株式会社IBLJ(東京都)が運営。四国4県の県庁所在地に各1チームを置く。12月の選抜試験で24歳以下のプロ志望の若手を1チーム22人採用し、プロ野球OBが監督、コーチを務める。4月下旬から10月まで各チーム90試合のリーグ戦を行う予定。
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