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四国独立リーグカット

2004年10月01日付朝刊

 四国独立リーグ立ち上げを発表 石毛氏

 プロ野球オリックス元監督の石毛宏典氏(48)が9月30日、高松市内のホテルで記者会見し、既存のプロ野球組織と一線を画する、プロ選手による「独立リーグ」を四国で立ち上げると発表した。4県の各県庁所在地に一つずつチームを置くホームタウン方式で、4チームが約半年、リーグ戦を行う。05年5月の開幕を目指している。

 選手を17歳から24歳に限定、またゲーム以外でも徹底的に四国を意識した活動を目指しており、「運営状態の開示」「地域密着」など、従来のプロ野球の考え方と異なるのが特徴。

 【写真説明】四国4県で行うプロ野球「独立リーグ」計画を発表し、記者団の質問に答える石毛宏典氏(高松市内のホテル)

 構想は石毛氏がオリックス監督を退いた2003年夏ごろから温めていたもので、このほどスポンサー広告の年間2億4000万円収入にめどが立ったとして、旗揚げを発表した。石毛氏は「若者が野球を続けたくても、機会が少なくなっている。チャンスを与えたい」と趣旨を説明した。

 公表された事業計画書によると、石毛氏が代表取締役を務める株式会社IBLJ(Independent・Baseball・League・of・Japan=日本独立野球リーグ)=本社東京都=が主催。チーム構成は選手22人、監督コーチなどスタッフが3人で総勢100人規模。各チームが基本的にナイターで計90試合をこなす。チーム独立採算ではなく、リーグで資金などを一括管理し運営する意向。

 選手は大リーグやプロ野球を目指す若手に限り、北米の独立リーグにならった「育成リーグ」の色彩が強い。ドラフトは行わず、12月5日の高松市を皮切りに全国5カ所のトライアウト(入団テスト)で出身地を限定せず募る計画。年俸制を採り、月給は12万円。チームのコーチングスタッフは人選中だが、プロ野球OBが務めることになりそう。

 会見でIBLJはメーンスポンサーとして「四国コカ・コーラボトリング」(本社・高松市)が支援を約束していると明らかにしたが、契約はまだ交わしていないという。また、JR四国など複数の企業や業界団体も支援に名乗りを上げているという。行政側には資金協力要請はしないとした。

 約100人の報道陣が集まり、15分の説明の後、質問が40分以上続いた。四国コカ・コーラ側は出席しなかった。

 IBLJはこれまで各県知事、本拠地を置く各市長のほか、有力企業に事前説明を数度行っている。各県の「産官」支援には温度差がありそうだが、石毛氏は「できることからやっていく」と話した。同日、東京でも同様の会見が行われた。

 ◆独立リーグ 1A―3Aを含むメジャーリーグ機構に属さない野球リーグ。2004年現在で北米に5組織が存在する。8―12球団によるリーグ戦で運営されているが、アメリカ、カナダ全域で大規模に展開される大リーグと比べ、狭いエリアで行われるのが特徴。移動距離を短くすることで経費を抑えるためで、各リーグや球団独自のファンサービスが行われる。メジャーを狙う若手や解雇されたベテランなど選手のレベルは一定しない。日本のプロ野球OBで組織されるマスターズリーグも、この範ちゅうに入る組織。



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