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 志を貫く人に  杉村 勝正さん(33) 会社員 東京都品川区西五反田

 高知出身。転勤し、東京でホテル業界の営業活動をしています。業界は一時期に比べて上向いていますが、高知はまだまだ。国全体として外国人観光客を増やす事業も波及していません。
 国の三位一体改革を見ても、地方はしわ寄せを強いられています。全国的に見ると「高知観光」はパイが少なく、もっと魅力を増やす努力が必要です。観光に限らず、地方に特例制度を設け、突拍子もないことができる仕組みをつくってほしいと思います。
 いろんなことに改革が求められているのに、今の政治は行き当たりばったり。不安に感じます。年金もそう。結婚を予定していますが「老後は大丈夫かなあ」「子どもを持っていいのかなあ」と心配になります。
 政治家が長い物に巻かれている印象。ちゃんと志を貫ける人に議員になってほしいです。


 育児環境整えて  山本 百合さん(28) 美容師 高知市神田

 1歳4カ月の長男を保育園に預けて働いています。子どもが病気の時には、バー経営の夫が看病しますが、夜は仕事、昼は看病で、夫がダウンすることもあります。
 私は月曜日が休みなので、夫が病気をしたら日曜日の預け先にも困ります。二重、三重の保育でしのいでいる人の話も聞きますが、共働きの子育ては厳しいですね。
 少子化対策の児童手当とか、確かにお金も欲しいけど、病気の時や日曜日や夜にも安心して預けられる保育園が増えてほしい。それも子どもがのびのび過ごせる所。そうした環境が整えば、2人3人と生みたいと思う。
 実はこれまで、一度も投票に行ったことがなかったんです。でも今回は行こう、と。自分たちが意思表示をせないかん世代やな、と思うので。子どもがすくすく育つ社会を実現してくれる人を選びたいと思います。


 「意欲」後押しを  鎌倉 寛光さん(63) 農業 土佐郡土佐山村中切

 温泉宿泊施設「オーベルジュ土佐山」を核にして、地域おこしの取り組みを進めてきました。交流人口は増え、さまざまな成果も出ています。
 土佐山村に住みたい、という都会からの人によく出会います。ですが、せっかくIターンしたい気持ちがあっても、その意欲を支える制度が十分ではありません。直接支払い制度などは継続してほしいですが、人がいなくなっては、もうどうしようもありません。田んぼや畑はいったん、手入れが行き届かなくなり始めると、あっという間に荒れます。私たちは強い危機感を持ってます。
 郷土を懸命に守っているのに、今の政治は中山間地やへき地を切り捨てているように感じます。集落の自主自立を促す指導は必要でしょう。しかし、人口の少ない地域にはきちんとした支援が不可欠です。切実な思いを1票に託します。


 党派超え議論を  山岸 瑠美さん(56) 食堂経営 高知市中宝永町

 高知市のおびさんロード商店街で食堂を経営しています。おかずが4品にデザートとコーヒーを付けた日替わり弁当が650円。お客さんに喜んでいただくにはその価格がぎりぎりで、いろいろ工夫していますよ。
 今月からは、市内の施設でデイサービスを受けているお年寄りに、1食350円で弁当を宅配しています。何とかその値段でと頼まれ、お年寄りに喜んでもらえるならと。内容を落とすわけにはいかず、厳しいですが、できるだけのことはしたいと思っています。
 政治家は痛みを分かち合いたいとよく言いますが、言葉だけでしょう。今の年金や介護保険制度で、これから高齢化する私たち団塊の世代がきちんと人間らしく生活ができるかどうか。野党も牛歩戦術を取ったりせず、党派を超えて、これからの日本を考えてほしいものです。


 若者も意思表示  横田 里夏さん(29) 歯科衛生士 土佐市家俊

 選挙への関心、私たちの世代は特に低いみたいで、友人も多くは「分からん」って感じ。でも、福祉の問題とか安全保障の問題とか、自分たちの将来に向け「知らなかった」では済まない、たくさんの問題に直面していると思います。まずは有権者の側が意識を高く持たないといけない、と感じてます。
 政治に求めるのはやはり、安心して暮らせる社会ですよね。最近は負担ばかり増え、自分の周囲を見ても不安感だけが強まってる気がします。国がお金の使い道を誤り、国民生活にしわ寄せをもたらしているんじゃないですか。
 場当たり的、なし崩し的な対応も目立ちますよね。年金制度改革も多国籍軍への参加もそう。きちんと議論し、説明責任を果たしてほしい。そういう姿勢を求めるためにも、私たちの意思表示が必要だと思うんです。


 運動分野に力を  浜田 裕和さん(28) 団体職員 高知市介良乙

 高知国体もあって、東京からIターンで高知に来ました。スポーツ施設の管理やスポーツ教室の企画運営が仕事です。
 この仕事は4年目になりますが、最近、教室参加者の年齢が高くなってきました。元気なお年寄りが増え、運動への意識も高まってきているということでしょうね。
 でも、やはり事故などは心配。健康チェックなどには気を使っていますが、医師らほかのスタッフとの連携など、まだ受け入れ態勢は万全ではないと思います。スポーツは「安全に」「楽しく」「長く」。利用者本位の態勢ができたらって思いますよね、やっぱり。
 参院選? 実はあまり期待してません。ただ、元スポーツ選手とか運動分野に関心を持つ候補には少し興味があります。運動でも何でも、その分野を極めた人にしか見えないものを政治にも生かしてほしいですね。


 100票のつもりで  有沢 安恵さん(78) 主婦 安芸市入河内

 私らあの青春時代は戦争。終戦後も、地獄しましたよ。私は勤めで(中国の)大連にいて、引き揚げた時には、家に兄の写真がきれいに祭ってあった。戦死してたんですね。泣いて泣いて…。もうあんな嘆きは見るのも聞くのも嫌。戦争だけは絶対にいかん。
 あの時も「国の言うことやき」思うてやってきた。何だか、今の国の状況が似てきゆうようで心配です。憲法は変えたらいかんと思います。子どもは平和の中に置いておきたい。
 私らあの地区も、寂しくなる一方。子どもの声が聞こえんなりました。何とか、子どもを呼ぼうと、小学校も留学制度をやるようにしています。私も10歳ばあ若かったらもっと動けるに、と思いますが…。こんな山の暮らしも知ってほしい。
 政治を見限らず、自分の1票が100票の重みを持つつもりで投じます。


 農家の声届けて  宮川 幸二さん(27) 農業 幡多郡大方町入野

 大学卒業後、古里でメロンやショウガを作ってます。農家を継ぐ前、ある程度厳しいことは覚悟してましたが、ここまで厳しいとは…。
 とにかく単価が安定しない上、収入は即、初期投資分の借金返済に消えます。国や県の補助制度を使ってもぎりぎりの生活。子どももいますが、今の家計の状況では2人目、3人目をつくることはできません。議員さんはもっと住民の痛みを聞いて、政治に反映させてほしい。このままでは農業をやる若者がいなくなりますよ。
 議員さんと直接触れ合う機会がなく、正直、どの人を選んだらいいか分かりません。それでも農家のことを思う人、農家のための政策を実行してくれる人がいるなら、ぜひ投票したいです。
 僕らは大もうけしたいのではなく、安定した生活が送りたいだけ。農家の声、届けてください。


 「文化」も争点に  山岡あづささん(31) NPO職員 高知市越前町

 高知市永国寺町の「高知こどもの図書館」スタッフです。文化にかかわるNPO(非営利団体)法人として今年、開館5周年を迎えました。
 ほかのNPO法人と同じく、うちの設立も「行政を待つのではなく、できることから自分たちでやろう」とスタート。賛同してくださる会員の方に支えられています。
 近ごろ、図書館の運営をはじめ、公の仕事をNPOに委託するケースが多くなっているようですが、「NPOだから経費が節減できる」というだけの発想の所もあるのではないでしょうか。
 やはり、市民との「協働」という理念が根底にないと、公の仕事の“丸投げ”になり、関係も長く続きませんし、地域のNPOもなかなか育たないと思います。
 私たちに身近な文化政策が国政選挙でも争点の一つになれば、選挙も身近になると思います。


 普段から現場に  中井 義幸さん(34) 農業 土佐清水市下ノ加江

 2年前まで建設会社で働いていましたが、転勤が多く、子どもと一緒にいたかったこともあり、地元へ帰ってきました。米ナスやサラダ菜などを作っています。
 土佐清水市は農業に携わっている人も多い。でも農業では特産品と呼べるものがない。流通面では漁業も農業も同じ問題を抱えていて、大都市に遠い分、鮮度で差をつけられています。高速道路も空港も欲しいんですが、欲を言いだしたらきりがないですかね…。
 農業をやっていてうれしいのは、自分が作った物を「おいしい」と言ってもらえることですが、土佐清水は人口の減少も深刻でこの先、地元の消費者がさらに減ると…。
 政治家になる人には、そういう現状をしっかりとらえてほしい。選挙の時だけで後はさっぱりという人より、普段から積極的に現場を回ってくれる人に投票したいです。


 切実な声聞いて  三浦 幸造さん(61) ボランティア団体会長 香美郡香我美町岸本

 子どもに昔遊びを教えたり、一人暮らしのお年寄りのために粗大ごみを収集するなどの活動をしています。
 本当に喜んでもらえ、かゆい所に手が届く活動をしようと、休みの日は自転車で地域を回って住民の声を集めています。そうすれば住民が何を求めているかはすぐに分かるもの。粗大ごみ収集などはまさにそれで思いつきました。
 政治家にはそういう姿勢がない。地方に帰ってきた時に、ほんの少しでも直接住民と話してくれたら、「どんなことに悩んでいるか」「どんなことが喜ばれるか」はすぐに分かるのに。
 地方切り捨ての政治で、この辺も過疎、高齢化、少子化が進んでいる。地域みんなで助け合っていますが、ボランティアの限界も感じる。地方に目を向け、住民の切実な声を聞いてくれる人に投票したいです。


 少子化問題 真剣に  清水 美佳さん(51) ペンション経営 高岡郡大野見村三ツ又

 高校を卒業してから、東京で働いていましたが、両親の農業を手伝わないといけなくなり、3年前に帰ってきました。
 子どもの姿を全然見なくなりました。保育士をしていただけに余計に寂しい。今は子ども受難の時代だと思います。虐待のニュースもよく報じられていますよね。
 女性の社会参加が進んで育児が難しくなり、出生率も下がってます。村内でも来春までに出産予定の人は1人だけ。これからの日本を支えていくのは子どもたちだから、生まれてきて良かったと思える社会にしていってほしい。この問題に真剣に取り組んでくれる候補者に投票したい。
 自衛隊が多国籍軍に入るのはすごく不安。高い技術を困っているイラク国民のために提供するのは大事なことだと思いますが、日本はやはり、一線を引くべきではないでしょうか。


 過疎の実態見て  武智 五郎さん(71) 無職 高岡郡越知町鎌井田日ノ浦

 うちの集落はほんまに中山間の「過疎地の中の過疎地」。あと10年たったら、人がほとんどおらんなるがやないろうかと心配しよります。
 人が住まんなった家が朽ちてつぶれちゅう姿を見ると、いずれ自分の所もそうなるかもしれんと思うて寂しゅうなる。これはきれいごとやないです。山奥まで道を付けてくれたのは大変ありがたいが、使う人がおらんなったら意味がない。
 地域は地域でお互い助け合っていこうという意気込みはあるけんど、年を取ることは止めれん。若者がどうやったら帰って来てくれるかという話もようする。このことを政治家はよく考えてほしい。
 政治を担当したいという心があるなら、こんな過疎地を直接訪れ、悩んでいる実態を知ってほしい。普段は知らん顔をして、選挙の時だけ頼むというのでは困る。


 「人」見極めたい  吉永 茂里さん(50) 主婦 安芸郡東洋町甲浦

 徳島県由岐町の出身。結婚を機に東洋町に来ました。2人の息子がおりますが、長男は徳島県で働いておって、二男も徳島県の高校へ通っています。
 「景気回復の兆し」と言いますが、実感、ないですね。漁業も農業も就業者は高齢。失業者も多く、地域におる若い人といえば、家業を継いでる人くらい。40、50歳代の独身の人も多く、私の息子も「町に魅力を感じない」と言うんです。少子化も進み、孫の世代に町は大丈夫かと心配。候補者は地方の現状が見えておるでしょうか。
 最近は政治家が減り、きれいごとやパフォーマンスばかりの政治屋が増えてますが、今の政治を生み出したのは自分たちの責任。安心して暮らせて、子育てのできる町にするためにも、候補者の「人」を見極め、共に変えていこうと思える人に一票を入れたいですね。


 無駄が多過ぎる  西村 知佳乃さん(46) 自営業 南国市後免町1丁目

 夫と家具結納品店を経営しています。停滞している商店街ですが、昔のようににぎやかで活気のある町に戻ったらなあと思い、まちづくり活動に参加しています。
 皆の関心が高いのはやはり年金。自営業者は収入が多い月もあれば、ほとんどない月もある。景気が厳しい中、貯金を切り崩して保険料を納めている人も多い、と聞きます。
 年金財源を確保するため、消費税を上げることも検討されているようです。でもそうなると消費はさらに冷え込む。商売人にとっても大きな痛手ですよ。
 政治家はもっと地域の現状を把握してほしい。国も人から預かった年金資金をいいように扱ってきた。失敗したグリーンピア事業など無駄遣いが多過ぎる。負担増を強いるより前に、こうした無駄遣いをなくしてもらわないと納得できません。


 少数意見反映を  大高 達人さん(32) 四万十楽舎事務局長 幡多郡西土佐村津野川

 6年前に北海道からIターンし、自然体験施設「四万十楽舎」の事務局長をしています。
 UターンやIターンする人は増えましたが、働く場はない。でも、行政に企業を誘致してもらうような時代でもない。村の産物を生かした商品開発など、小さなレベルででも自分たちで仕事をつくり出さないと。政治家も今までのように大きな何かを造るためのお金を取ってくるような仕事を改め、何が本当に地域に必要かを考えるような仕事をしてほしいです。
 好きな言葉は「スモール イズ ビューティフル」。鳥インフルエンザの問題などは、大きな生産・流通システムの中で生まれた弊害。地産地消ならこれほど問題は広がらなかったでしょう。政治も同じ。二大政党化に向け全部の政党が大きくまとまってくると、少数意見が反映されないなどの問題が出るのでは。


 働きにくい女性  山本 希代子さん(26) 主婦 高岡郡窪川町金上野

 23歳で会社員を辞めて結婚。1歳3カ月の女の子を育てながら専業主婦をしています。収入は夫の「1馬力」。子どもに手が掛からなくなったらパートに出たいんですけど…。
 「結婚して30歳すぎたら就職は厳しい」と周りは言います。子どもが熱を出した時に休みを取る人より、独身の人の方が使い勝手はいいからでしょうね。不景気で働き手が余る中、雇う側も強気でしょう。
 紙おむつとかあるし、育児の負担は昔に比べて減ってます。子育てサークルも増えた。主婦にとって育児環境は整いつつあります。でも、働こうとする女性に優しい社会はまだまだでは。
 働きながら育児をするお母さんたちの中でも、実家が遠い人は親にも頼れず、ボーナスをつぎ込んでベビーシッターを雇う人もいますよ。女性が働ける環境を望みます。


 山に足を運んで  松田 雄樹さん(37) 林業 香美郡香北町美良布

 林業の世界に入って8年。人の手が行き届いてなくて、手遅れになってる山は正直、多い。山の機能を守りたいけど、木を売ってももうけが出ん。「山を守りたい」という人間の情熱で持っちゅうようなもんです。
 次世代に木を残す大切さをどれほどの人が分かっちゅうろうか。イラク問題も大事やけど、もっと自分の国に関心を持って足元を固めないかん。
 政治家に林業の現場へ足を運んでほしい。山の地力や危険な間伐作業を実際に見たら、重要性が分かるはず。将来の日本のために僕らプロは現場で踏ん張るき、国は山主にお金が入るシステムをつくってほしい。
 政治家に必要なのは先を見通す力。今は不景気でしんどいけど、国民も我慢せんと。参院選の争点は多いけど、僕は将来に少しでも希望を持たせてくれる候補に一票を入れたい。


 軽い言葉悲しい  浜田 節子さん(78) 元教員 安芸郡奈半利町平松

 国語教員として小中学校に40年、幼稚園に5年勤めました。17年前からは個人で文庫を運営し、読書を通じて地域の子どもたちを見つめています。
 その中で思うのは、今の世の中は言葉がすごく軽いものになっているということです。本を読むということは言葉の持つ意味をかみしめること。だから子どもたちは読書で心が育つんです。
 ですが、最近は聞こえのいいキャッチフレーズのような言葉ばかりが政治の現場や選挙でもてはやされ、言葉が死んでいくようで悲しい気持ちがします。
 子どもは大人の言葉ではなく、行動を見て育ちます。政治家の皆さんには言葉通りの行動をしてほしいし、行動が伴わなければ言葉を使うのをやめてほしい。私たち有権者も言葉の重みをかみしめ、一票を投じていかなければと思っています。


 国のぜい肉は?  和田 耕造さん(37) 商業 須崎市西古市町

 呉服店を経営しています。商売は自助努力が基本と思ってますが、気になるのは年金。将来年金が少なくなるという不安があると、お客さんの財布のひもも固くなるでしょう。店は年配のお客さんが多い。影響がないとは言えないですよ。今の年金制度は複雑過ぎて分かりません。国会でもっと議論して、不安を払しょくしてもらいたい。
 あと、高知県みたいに大企業が少ない地方が、これからどうなるのか心配。国の地方交付税が削減されて、自立してやっていけるのか…。
 住民もできることをやらないといけないし、市町村合併も進めた方がいい。けど、国は交付税よりほかに落とせるぜい肉があるんでは? 税源移譲にしても税源のない所はどうなるのか、もっと考えてほしい。
 今の政策は都市優先。地方のことを考えてくれる人を選びたい。


 所得補償続けて  大石 栄章さん(66) 農業 土佐郡土佐町田井

 妻と2人で、コメとピーマン作りに励みよります。土佐町などの中山間地域は過疎と高齢化がどんどん進んで、後継者不足や耕作放棄地の増加に悩まされておるのが実情です。

 そういう状態に追い打ちを掛けるように、世界貿易機関(WTO)の農業交渉では、各国が日本に輸入作物の関税上限を設定するよう迫る。国内の農業を守るため、こんな要求は断固、突っぱねるべきですよ。

 私ら中山間地域の農家は、不利な条件の中でも「貴重なコメを一粒でも多く」と懸命に働いて、国民の食を支えてきたという自負があります。中山間地域への「直接支払い(所得補償)制度」などの農業支援政策は継続してほしいです。

 候補者には、中山間にもしっかり目を向けてもらいたい。それができる人にこの1票は入れます。


 浜値が安過ぎて  岡崎 英幹さん(64) 漁業 宿毛市小筑紫町大海

 中型巻き網や遊漁船の経営をしちょるけど、10年後にどうなっておるか、分からんねえ。養殖の魚も、捕ってきた鮮魚も魚価が下がっちょる。これでは子や孫に後を継がせることができん。

 私らの地区は70歳以上の高齢者が住民の4分の1。年金問題は気になっております。消費税を上げてでも給付水準を維持する。その方が、次の世代に負担をかけん意味でも良いのではないかと思います。

 明るい話題は少ないですね。でも、政治に対してあきらめちゃあいかんと思います。県西南部に高速道路を造ってもらえたら、もっと遠くへ新鮮な魚を運べる。魚価も上がる。

 海外の魚が成田や関西空港にどんどん入ってきよる時代。自分らの努力はもちろんですが、安い浜値で苦労しよる漁村を守る手だてを政治家にも考えてほしいですね。


 まっこと腹立つ  尾崎 正幸さん(65) パート 高知市薊野北町1丁目

 約40年勤めた会社を退職し、今は老人ホームで宿直などのパートをしよります。私の場合、十分な額の年金をもらいゆうきえいですが、子どもや孫の世代はどうなるのか。それが心配です。
 政治家や官僚は、年金の財源不足をうるさく言いますが、その財源をグリーンピアなどへどればあ無駄遣いしたことか。その説明責任を果たさんまま、国民に痛みを押しつける改革ばっかり進めゆう。まっこと腹立つ。年金を納める人の不満や不信を、誠実に受け止めるべきやと思います。
 これからの国を担うのは子どもたち。政府は少子化問題にも、もっと力を入れてほしいです。
 義務教育が終わるまでは国が養育費を全部負担するとか、両親が共働きしやすい環境をつくるとか…。そういうところになら、どんどん税金を使ってくれていいと思うがですけど。


 具体的に示して  岡田 典子さん(26) 派遣社員 吾川郡伊野町

 大学、会社員と7年ほど東京で暮らし、この4月にUターンしました。交通の便とか、街のにぎわいとか、東京と比べても仕方ないけど、高知はもっともっと良くなれると思います。
 関西方面までJRで買い物に行くことがあります。車内で若い人をたくさん見掛けます。若者を引きつけるものが高知には少ないんでしょうね。
 参院選は、高知を本当に変えてくれそうな候補者に投票したいです。選挙カーが走ってますが、聞こえてくるのは「安心して住める国に」とか、ぼんやりした言葉ばっかり。若者の選挙離れは、若者の問題だけでもないと思います。
 「ここをこう変える」と具体的に示してくれる人だったら、何かやってくれそう、と期待もできます。候補者の皆さんには自分の言葉を尽くして政策や考えを伝えてほしいと思いますね。


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