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2002年10月16日(水)<夕刊>
国体ボランティア多忙 市長選3陣営に影響さまざま
13日告示された高知市長選挙は、20日の投票日まであと4日。新人で食品製造会社社長の近森正久さん(49)、現職の松尾徹人さん(55)、新人で新日本婦人の会県本部副会長の中根佐知さん(46)=共産推薦=の3候補による戦いも次第に熱を帯びてきたが、投票日がよさこい高知国体秋季大会(26日開会)の準備期間と重なっていることから、国体ボランティアは民泊受け入れなどの準備に大忙し。「投票に行くのを忘れそう」との声も聞かれ、3陣営の戦いにも程度の差はあれ国体の影響が出ている。
25日から県外の選手を受け入れる同市内の民泊協力会は計61団体、約3500人。潮江小校区民泊協力会(西森弘征会長)では連日、歓迎用ののぼり製作や食事配送の手順確認などの準備に追われている。
西森会長は「市長選?今はそれどころじゃないですよ。深夜まで作業と細かい段取りに追われ、胃が痛む毎日です。20日も予定がぎっしり。投票に行く意思はあるものの、忘れそうで怖い」と本音を漏らす。
同協力会のメンバーも「次々に作業が舞い込み、『一人一役』どころか『一人十役』。とにかく人が足らない」と、選挙カーの連呼に耳を傾ける余裕もない状態だ。
一方、3陣営への影響はさまざま。近森陣営はスタッフのうち1人が、炬火(きょか)リレーのランナーを務めた。ただ「支援者は最前線で働く人々が主体で、国体にはあまりかかわっていないようだ。影響は少ない」と話す。
後援会の幹部2人が民泊や陸上競技の世話役を務める松尾陣営は、「事務作業の分担をやり繰りするのに忙しい。加えて候補本人に炬火リレーの公務が飛び込み、街頭演説を急きょ変更するなど、ばたばたの連続」。
支援市議3人をはじめスタッフら十数人が民泊の準備に奔走する中根陣営では、「応援弁士のほか、チラシ配布や電話で投票依頼をするメンバー数人が途中で抜けるため、スケジュールの調整が大変」という。
夏季、秋季の国体のはざまに行われる市長選。ビッグイベントにかき消されてしまわないよう、今後どうムードを盛り上げるか。選挙戦は既に終盤戦に突入している。
【写真】選手歓迎ののぼり製作など民泊の準備を進めるボランティア。「忙し過ぎて投票日が心配…」との声も聞かれる(高知市百石町2丁目の潮江小)
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