|
99年4月25日(日)<朝刊>
きょう投・開票 県内3町村長・17市町村議選
第十四回統一地方選は二十五日、後半戦の市区町村長、市区町村議選が行われる。県内で有権者の審判を受けるのは、三町村の首長選と十七市町村の議員選に立候補している計三百十四人。一部を除いて二十五日夜半までに二十一世紀初頭の地域づくりを担う新しい顔触れが決まる見通しで、四月二日の県議選告示で始まった「'99統一選・高知」は三週間余りの日程を終え、フィナーレを迎える。
二十五日に投開票される首長選は、土佐山村、池川町、西土佐村。議員選は高知、室戸、宿毛の三市のほか、首長選とダブル選挙になっている土佐山村、池川町など十四町村。どの選挙も二十四日のマイク納めぎりぎりまで白熱した一票争奪戦を繰り広げた。
首長選はいずれも一騎打ちになっており、緊迫した状況のまま舌戦を終えたもよう。議員選では、中核市に移行して初めての選挙を九人落ちで争った高知市、いずれも三人落ちの混戦となっている室戸、宿毛両市が注目を集めており、そのほかも三原村の四人落ちを筆頭にもつれたまま投票日を迎えたとみられる。
「非核港湾」の条例化などが争点になった統一選前半の県議選は、自民党が初めて過半数割れを喫し、共産党が議案提出権を獲得するなど躍進。その流れが高知市議選にどう出るか注目されるが、そのほかの選挙では従来通りの地縁・血縁頼みの戦いが繰り広げられ、候補者は介護保険など身近な行政課題を懸命に訴えた。
投票は十八市町村で午前七時から午後八時(一部で繰り上げ)まで一斉に行われ、午後九時から同九時半にかけて開票が始まる。
熱い舌戦が終了 声からし最後の絶叫
'99統一地方選・高知の後半戦は、二十四日夜で舌戦が終了した。二日の前半戦開始以降、県内の山、海、街に響き続けた連呼が、この日限りになった。「最後のごあいさつに参りました」「二十五日は投票です。一票を」――三町村長選と十七市町村議選の各候補者は、マイクの声をからしながら走り続ける。ぎりぎりまで支持を訴え、最後の票の掘り起こしに全力を注いだ。
初夏を思わせる晴れ間が広がった二十四日の高知県地方。高知市では、午後二時に二四・二度まで気温が上昇した。
候補者たちは、汗をぬぐいながら選挙カーで街へ、郊外へ。「まだまだ、安心できん」「路地を塗りつぶすばあ、走らないかん」。残された時間がわずかになるにつれ、訴えにさらに熱が入り、絶叫になる。「ご支援を、どうぞよろしく。よろしくお願いします」
見つけた知人に車を降りて握手を求めたり、週末でにぎわうアーケード街を歩いて手を振るなど、最後の最後まで一票の上積みに懸命。午後八時が迫ると、ただひたすら名前だけを連呼、連呼。事務所周辺を繰り返し回った後、マイクを納めた。
熱い舌戦を終え、支持者に囲まれた候補者は、何度も頭を下げながら、「あとは結果を待つのみです。全力を尽くしました」。
顔に涙と汗が光った。
高知地方気象台によると、投票日の二十五日は、少し雲が広がるがおおむね晴れになりそう。静けさを取り戻した同日深夜、新しい首長、議員が順次、決まっていく。
【写真】舌戦最終日。「最後のお願い」コールが響いた(高知市内)
|