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高知市長選も 県都発展の手法選択
県都の新リーダーを決める高知市長選挙は、30日午前7時から午後8時まで市内69カ所の投票所で一斉に投票が行われる。開票は県民体育館で午後9時半から知事選の開票作業と並行して行われ、同10時半ごろには大勢が判明しそうだ。
立候補者はいずれも無所属新人で、毎日新聞社元高知支局記者の関谷徳(42)、前市産業振興部副部長の岡崎誠也(50)=民主・社民推薦、公明県本部支持=、食材卸会社社長の岡内啓明(55)の3氏(届け出順)。
今回の選挙は、知事選出馬のため辞職した松尾徹人前市長がかじを取った約9年間の市政の評価を踏まえ、3候補が三様の市政運営の手法をアピール。県都発展に向けた将来ビジョンを訴えた。
文字通りの短期決戦となった上に、衆院選から続く選挙ラッシュでムードは低迷。財政再建や雇用対策など政策面はさほど争点化しなかったものの、3候補は街頭演説などで懸命に一票の上積みを図った。
舌戦最終日の29日は3陣営とも選挙カーの音量を上げ、「最後のお願い」に奔走。
関谷氏は市内全域を選挙カーで走り、街頭演説で懸命に支持を訴えた。岡崎氏は、知事選候補と一緒に中心商店街を歩く「桃太郎」作戦を展開。岡内氏も中心商店街で浸透を図った後、最後の個人演説会に臨んだ。
選挙期間中の不在者投票者数は1万2638人で、昨年10月市長選の同期比1・81倍。22日現在の選挙人名簿登録者数は、26万3760人で、当日有権者数は転出などで26万人前後になるとみられる。
積極的に投票を 山岡・市選管委員長
高知市選挙管理委員会の山岡敏明委員長は30日の高知市長選の投票日に際し、次のような談話を発表した。
今後4年間の高知市政を託す市長選の投票日を迎えた。有権者は候補者の政策や主義主張をよく判断し、まちづくりの方向を選択する貴重な機会を棄権することなく、積極的に投票するようお願いする。
高知市長選 短期戦を全力疾走
前市長の県知事選出馬で昨秋に続く連年選挙となった’03高知市長選は29日、3候補による舌戦が幕を閉じた。いずれも無所属新人の関谷徳さん(42)、岡崎誠也さん(50)、岡内啓明さん(55)の3陣営は、最終日のぎりぎり最後まで知名度のアップに全力を傾注。知事選の激戦の渦にもまれて「埋没感」もいわれる中、県都の新リーダーを目指し、最後の懸命の訴えを雨の街にとどろかせた。
関谷陣営
手作りの「草の根」選挙で戦い抜いた関谷さん。黄色いハンカチを結んだ選挙カーは、この日も縦横に駆け巡った。
夕方からはアーケード街で買い物客らに支持を呼び掛け。ハンカチを手にした関谷さんが近づくと「応援しゆうきね!」と女性グループから大きな声が飛ぶ。「関谷を市長に押し上げてください」。力強く訴えると、握った手をしばらく離さない人も。その手を両手で包み、「関谷はやります」。
竹村繁恵後援会長は「やるだけやった。明日はできるだけ多くの人に投票所へ足を運んでもらいたい」。事務所前のマイク納めで関谷さんは「選挙期間中、力いっぱい市民の皆さんの生の声を伺った。この取材力を新市長という立場で思う存分生かしたい」と高らかに宣言した。
岡崎陣営 「即戦力」を前面に
岡崎さんは知事候補の松尾徹人さんと一緒に、弘化台からスタート。選挙カーで走り回り、午後は市中心部の商店街へ。雨にぬれながら「高知市役所生活28年の即戦力です」と、繰り返して訴えた。
商店街では熱烈な歓迎が待っていた。市観光課長時代に築いた店主らとの人間関係。「任せたぜよ」「頼みました」「あんたを信じた」と念を押すかのような、力強い握手が交わされた。
事務所近くの大橋通商店街でマイク納め。岡崎さんは「一日の停滞もない、当選翌日からの市政の前進を訴えてきた。勝たなければ意味がない。投票箱が閉まるまでよろしく」と最後のお願い。
締めは「誠也コール」。「市長は!」「セイヤー」「絶対!」「セイヤー」の掛け合いで勝利を誓い合った。
岡内陣営 支援の輪に手応え
路地をくまなく回り、「市民の幸せを追求する市政の実現」を訴えた岡内さん。最終日は全域を回り、力強い声で「財政再建」「素材を生かしたまちづくり」「市民が主役の市政」を強調した。
短期決戦の総仕上げは帯屋町アーケード街の練り歩き。「ブルーウエーブ作戦」と銘打ち、青いハンカチとジャンパーに身を包んだ約100人の支持者らとアピール。「高知市生まれ、高知市育ちの私をぜひ市長に!」と呼び掛けると、商店主や買い物客らが「頑張って」と握手を求めた。
最後の夜も演説会を開き、市政への思いを訴えた岡内さん。「皆さんに毎日エネルギーを頂いた。こじゃんとやりました!」と感無量でマイク納め。西岡啓二郎後援会長も「日々広がる支援の輪がありがたかった」と手応えを強調した。
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