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高知市長選あす告示 3陣営短期決戦へ
松尾徹人前市長の辞職に伴う高知市長選挙は23日告示され、30日の投開票に向けて7日間の選挙戦に入る。立候補を予定しているのは、いずれも無所属新人で、食材卸会社社長の岡内啓明(55)、前市産業振興部副部長の岡崎誠也(50)=民主、社民推薦、公明県本部支持、元毎日新聞社高知支局記者の関谷徳(42)の3氏(50音順)。3陣営は先行した県知事選の影響などで低調な選挙ムードの中、文字通りの短期決戦に全力を挙げる。
今回の選挙は、昨年10月に3選を果たした松尾前市長が、知事選出馬で辞職したため実施される異例の「連年選挙」。
3氏が約9年間の松尾市政をどう総括し、どのような県都ビジョンを市民に示すのか。さらには厳しさを増した財政運営をはじめ、震災対策や雇用・産業振興、市町村合併など直面する課題にどう取り組むかが焦点になる。
岡内陣営は、民間の感覚を取り入れた「行政経営」をアピール。自治基本条例制定やシンクタンク「まちづくり研究所」の設置に意欲を示すとともに、日曜市や自然を生かした観光振興にも重点を置き、「高知市を世界に輝く都市にする」としている。
岡崎陣営は、市役所勤務の実績を前面に「安定した市政の継続を」と強調。財政の健全化に決意を示す一方、目指す「心豊かな幸せ都市」に向けて、きめ細かな雇用対策や子育て支援の拡充などを打ち出し、「視点を市民の暮らしに据える」と訴えている。
関谷陣営は、県市の連携強化を政策の最重点に置く考え。記者経験を生かした「取材実行型市政」の実現へ、市民の声を聴く「取材部」の新設を提唱しているほか、土佐橋地区の高架遊歩道計画の見直しや、商店街の空き店舗の積極活用を呼び掛けている。
現時点で3氏以外に出馬が確定的な予定候補はいないが、突然の選挙になった上に衆院選、知事選と続く選挙ラッシュで3陣営とも後援会活動が制約され、政策や人柄の浸透に苦慮。知事選候補との“距離感”も少なからず影響するとみられ、混とんとした情勢のまま選挙戦本番に突入しそうだ。
立候補の受け付けは、23日午前8時半から市役所たかじょう庁舎6階(同9時半以降は同庁舎3階の市選管事務局)で行われ、同日午後5時で締め切られる。
立候補予定者の略歴(敬称略・50音順)
岡内 啓明(おかうち・ひろあき)(55)無所属・新
独協大経済学部卒。昭和51年食材卸会社「丸三」入社、平成7年同社社長。元高知青年会議所理事長。土佐経済同友会副代表幹事、高知卸商センター協同組合常務理事。高知市出身。高知市九反田。
岡崎 誠也(おかざき・せいや)(50)無所属・新(民主、社民推薦公明県本部支持)
青山学院大経済学部卒。昭和50年高知市役所入り。平成9年から財政、企画調整、観光の各課長、産業振興部副部長兼産業政策課長を歴任し、10月17日退職。宿毛市出身。高知市朝倉南町。
関谷 徳(せきや・よし)(42)無所属・新
広島修道大人文学部卒。私立高校教員、テレビ局アナウンサーなどを経て平成4年毎日新聞社入社。11年から高知支局に勤務、10日から30日まで同社休職。松山市出身。高知市みづき2丁目。
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