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県知事選 現職、新人の一騎打ち確定
地方分権時代の県政リーダーを選ぶ県知事選挙は、13日午後5時で立候補の届け出が締め切られ、午前中に届け出た現職と新人による一騎打ちが確定した。立候補者は届け出順に、現職で無所属の橋本大二郎氏(56)=3期、無所属新人で前高知市長の松尾徹人氏(56)の2人。両候補は30日の投票日に向け、橋本県政継続の是非を最大の争点に激しい舌戦を展開する。
両候補はそれぞれ高知市内の選挙事務所前などで出陣式を行い、第一声を上げた後、選挙カーで遊説に出発。
第一声で橋本氏は「公正な県政の実現は私に託された原点。後戻りさせるわけにはいかない」とアピールし、松尾氏は「この12年で県民は幸せになったのか。信頼と協調の県政へ変えていこう」と訴えた。
県選管は両候補の公約や政策を掲載した選挙公報を17日に各市町村選管に発送、各家庭に配布する。政見放送は16日から始まり、テレビはRKC高知放送、テレビ高知、高知さんさんテレビ、NHKの4局で計5回、ラジオがRKC、NHKの2局で計3回行われる。
支持拡大へ熱い訴え
県政トップを選ぶ、今世紀初の’03県知事選は13日、街頭での舌戦が火ぶたを切った。現職の橋本大二郎さん(56)と新人の松尾徹人さん(56)の選挙カーは初日、高知市周辺を駆け抜け、陣営は熱心な支持者の応援を受けて初日からフル回転。両候補への激励、支援、託す思いが県内各地で大きく広がり、がつんとぶつかり始めた。
橋本陣営 危機感胸に気合十分
高知市帯屋町2丁目の橋本さんの事務所はスタッフらが電話の応対やビラの配布などで支援を呼び掛け、「厳しい戦いは覚悟」と気合の入った滑り出しとなった。
事務所には応援ポスターや著名文化人の推薦状などを掲示。激励に立ち寄る支持者が後を絶たず、手狭な事務所はすぐに満杯。「2回目、3回目の選挙よりはるかに危機感が強く、『何としても』と激励してくださる人が多い。心強いです」とスタッフ。
橋本さんが土佐郡鏡村や土佐山村に遊説に向かっている間、留守になった選挙カー用の車庫では女性らが机を並べ、せっせとはがきのあて名書き。「通り掛かりの方がハッパを掛けてくれます」とにっこり。
選挙資金調達疑惑や12年間の取り組みについて橋本さん自らが説明した文章のコピーも配布。「12年前の選挙に関して、いろいろと言われていることのうち、自分自身や妻に関することでは、事実ではないと、明確に言い切れることがいくつもあります」などと書かれており、立ち寄った人が手にしていた。
松尾陣営 知名度アップへ全力
「活気があってみんな一生懸命。でもよほど効率よく県内各地を回らんことには…。前高知市長といえども、郡部の知名度は現職にかなわんからねえ」
高知市升形の松尾さんの事務所では、事務局長の西村一男さんが厳しい戦いに柔和な表情をぐっと引き締める。
選挙戦初日は運動員が日程の調整や個人演説会場の確保など、電話連絡に大忙し。演説に“ご当地色”をにじませようと、遊説行程表に各地の偉人や特産品を書き込むスケジュール担当のスタッフもいた。またこの日は両陣営の行程がほぼ同じとあって、選挙カーから“ニアミス”情報も。相手陣営の動きにも話題が集まった。
現職の厚い壁へ挑戦する立場。「相手は(4年間の)1400日、選挙運動したのと同じ。こちらは2カ月足らずで衆院選もあった。前市長とはいえ、知事選では新人」と西村さん。しかし事務所に出入りするさまざまな党派の国会議員や県議ら多彩な顔触れに、訪れた支持者も「まあ、いろんな人がおることよ」と頼もしげだった。
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