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11月13日付・高知新聞朝刊

 高知市長選 関谷氏(毎日新聞元記者)が出馬表明

 23日告示、30日投開票の高知市長選に、毎日新聞社社員で高知支局の元記者、関谷徳氏(42)=10日付で同社を休職、同市みづき2丁目=が12日、無所属での立候補を表明した。県庁の県政記者室で会見した関谷氏は、「取材で培った行動力や判断力を行政に生かしたい」と強調。市民に軸足を置いた市政運営を打ち出した。

 関谷氏は「記者をしながら政治家への夢を常に持っていた」と述べ、「市長選取材で知り合った市民から『若い感覚で高知市を変えてくれる人はいないか』との声を聞いた。今回のチャンスを逃してはいけないと決意した」と出馬に至る経緯を説明。

 さらに「橋本大二郎知事を政治家の目標にしており、4選を支援する」と明言。「橋本さんと取材を通していろんな話をした。県市の首長が同じ方向を向けば、市民や県民に明るい兆しが見える」と述べ、定例のトップ会談を提案した。

 また、市民を主役にした「取材実行型市政」をキャッチフレーズに掲げ、「市役所内に『記者部』をつくり、職員に市民の困りごとやトラブルを直接聞いてもらい、自らも現場へ説明に出向きたい」と強調。「よさこい課」を設置し、よさこい祭りの全国発信を図る考えも示した。

 毎日新聞大阪本社によると、同社は就業規則で立候補を理由とする休職を認めている。関谷氏は「中立公平であるべき記者の選挙活動に批判も出るだろうし、復職しても取材現場に戻れないと思うが、覚悟の上で短期決戦に臨む。できれば選挙後に体験記事も書きたい」と述べた。政党や団体への推薦依頼はしない方針。

 同市長選には既に同市の食材卸会社社長、岡内啓明氏(55)と、同市の前副部長、岡崎誠也氏(50)が出馬の意向を明らかにしている。

 関谷徳氏(せきや・よし)広島修道大人文学部卒。私立高校教員、テレビ局アナウンサーなどを経て、平成4年毎日新聞社入社。11年から同高知支局に勤務、10日から30日まで同社を休職。松山市出身。高知市みづき2丁目。


 市長選候補に等距離 橋本氏知事選に専念

 13日告示の県知事選に立候補を予定している現職の橋本大二郎氏(56)は12日、記者会見し、知事選とダブル選挙となる高知市長選への対応について「(市長選の)どの候補者を支持するとか、連携して運動するということはせずに等距離とし、私は私自身の(知事選の)取り組みに専念したい」と述べた。

 橋本氏は、市長選が知事選と絡んだ構図となることに懸念を示し、「この人は知事派、前市長派だとして争われると、市民に大きなしこりを残すのではないかと危ぐを感じている」と述べた。

 また知事選で共産党県委員会が橋本氏への「実質支援」を表明したことには、「どの政党とも同じ距離で仕事をする無党派の知事を通してきたし、政党に推薦や支持をお願いしていないので、戸惑いを感じた」との見方を示した。


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