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11月11日付・高知新聞朝刊

県知事選 連合高知が松尾氏推薦

 連合高知(29産別・190単組、約2万6000人)の足達秀夫会長は10日、13日告示される県知事選に立候補を予定している前高知市長、松尾徹人氏の推薦決定を発表した。現職の橋本大二郎氏からも推薦願が出ている状況を説明した上で、「松尾氏の方が話し合いができる県政に期待が持てる」などと述べた。

 記者会見した足達会長は、松尾氏推薦の理由を「協力してほしいとの意思が十分表明されており、これまでも市長選で推薦している」と強調。「県民参加・県民主導型」の民主県政を目指す▽平和憲法を県民生活の中に生かす―など松尾氏との間で交わした8項目の政策協定の内容を説明した。

 一方で橋本氏の県政運営に関し、「壊すだけでなく、(県職員も含め)協力を求める部分も必要だ。組織は人の集まり。トップダウンだけでは運営できない」と指摘。ただ、「組織ごとの事情もある。自主投票も若干出るかもしれないが、それは理解する」と述べた。

 松尾氏から10月に推薦願提出を受け、執行委員会で同氏推薦の方向で「三役会一任」を取り付けていた。しかし、11月に入り橋本氏からも推薦願が提出されたため、10日に執行委員会をあらためて開き、最終的な態度を決定した。

 連合高知は平成3年の知事選で橋本氏を推薦。7年は橋本氏から推薦依頼がなく、機関決定を見送った。橋本氏と県農協連会長(当時)の一騎打ちとなった前回は組織内の亀裂を懸念し、「産別一任」の対応を取った。

 高知市長選は岡崎氏を推薦

 また、知事選と“ダブル選挙”になる高知市長選の対応では「行政経験があり、財政再建も期待できる」などとして、前市産業振興部副部長の岡崎誠也氏の推薦決定を併せて発表した。

 町村議長会も松尾氏 採決で7町村が退席

 県町村議会議長会(会長=西村芳成・土佐山田町議会議長)は10日、高知市の共済会館で臨時総会を開き、13日告示の県知事選挙で前高知市長の松尾徹人氏を推薦することを決めた。同会には現職の橋本大二郎知事も推薦願を提出しており、採決では推薦そのものに慎重な7町村の議長らが退席した。

 同会は3年、11年の知事選でも橋本知事の対立候補を推薦。今回は10月17日に松尾氏、同22日に橋本知事から推薦願を受理。総会には37町村の正副議長らが出席した。

 議事では、「松尾氏は中内県政のように『山のしわを伸ばす』仕事ができる」(本山町)「ぬくもりや対話を大事にする」(夜須町)とする“松尾氏推薦派”と、「前回の(推薦候補の)敗退以降、県への陳情に影響はなかったのか。推薦しなかった方が勝ったら責任が取れるのか」(三原村)とする“慎重派”が対立した。

 その後、意見集約のため出席者全員が順次態度を表明。「橋本知事には多選の問題があり、選挙資金調達疑惑もある」(野市町)「欠点ばかりでなく実績もある。結論を急ぐべきではない」(大月町)などと議論が交わされ、挙手による採決に入った。

 その結果、最後まで慎重だった梼原町、日高村など慎重派の7町村が退席。残る町村の大半が「松尾氏推薦」に賛同し、橋本知事からの推薦願は受け付けないことを決めた。西村会長は「総意に至らなかったのは残念だが、組織決定として各町村の議員に連絡してほしい」と述べた。


橋本氏 4期目の私に懸けて 高知市で応援する会

橋本氏の勝利を誓った支持者らの集会(高知市の県民文化ホール)  13日告示の県知事選に4選を目指し無所属で立候補を予定している現職の橋本大二郎氏(56)を「応援する会」が10日、高知市の県民文化ホールで開かれた。

 橋本氏が「大規模な総決起大会は開かない」としていることから、これまで支援者らは、県内各地で独自にミニ集会などを開催する形で支持の輪を広げており、今回の集会もその一環。

 親知事派の県議11人も出席。「抵抗勢力に負けず風通しのいい県政、県民主体の県政を」とエールを送り、「激しい戦い。高知市が関ケ原だ」と直後に控えた選挙戦へたずなを引き締めた。

 橋本氏は特定の団体との関係の見直しや働き掛けの公表、1・5車線化、森林環境税などの取り組みを振り返った上で「行政と住民の力、地域の力が連携すれば高知県はまだまだ頑張っていける。工科大など、まいてきた種が花開き実を結び、新しい地域の雇用もできる」と強調した。

 最後に「この12年間、公正で外の圧力に負けず、県民の目線に立ち共に手を携えていける県政、仕事になるよう努力をしてきた。それがあとちょっとで後戻りしないところまで来ている。ぜひ、4期目の私に懸けてほしい」と呼び掛けた。

 【写真】橋本氏の勝利を誓った支持者らの集会(高知市の県民文化ホール)


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