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「市民の暮らし」に視点 岡崎氏が政策発表
松尾徹人前市長の辞職に伴う高知市長選に出馬表明している無所属の新人で前市産業振興部副部長の岡崎誠也氏(50)は25日、「市民の暮らし」に視点を据え、「こころ豊かなしあわせ都市・高知」をキャッチフレーズとする政策を発表した。
岡崎氏は同市のサンライズホテルで記者会見。取り巻く状況を「景気低迷が続く厳しい財政環境で、市民と行政の連携を深めたまちづくり、人づくりが強く望まれている」と分析した。その上で目指す市政の「3大ポリシー」に(1)堅実な財政運営(2)市民生活に密着した施策の展開(3)市民の命と財産を守る震災対策―を掲げ、財政▽産業振興▽福祉▽公共事業―など、8分野にわたる公約を示した。
この中で岡崎氏は、安定した行財政運営のために、新たな財政健全化計画を策定する考えを強調。今後の施設整備の優先順位を見直す方針も示し、厳しさを増している財政運営の安定に強い決意を示した。
雇用対策では、年間数千万円規模を見込む市単独の緊急雇用制度の創設を表明。観光課長当時の経験を踏まえ、空き店舗が増えている中心市街地の活性化や、体験型観光を生かした新たな観光産業の創出にも意欲を見せた。
また、市民の暮らしを支える公約実現のため、「市民に信頼される市役所づくり」に向けた五つの取り組みも明示。市町村合併を見据えた「新コミュニティー計画」の策定などを盛り込んだ。
質疑応答で岡崎氏は「松尾前市長から市政を託されたのは事実だが、(当選すれば)新しい市政が始まると考えてほしい」と強調。「松尾市政は大型の『箱物』建設の時期と重なったので、市民が(市政との)距離感を持ったかもしれない。その距離感を縮めるため、もう一度、『市民の暮らし』に視点を置き直したい」と述べた。
施設整備計画を見直し
高知市長選に向け、岡崎誠也氏が発表した政策の要旨は次の通り。
【豊かで安定した潤いのまちづくり=財政再建】新たな財政健全化計画の策定▽施設整備計画の優先順位付けの見直し▽(税源かん養を目的とした)地場産業活性化や新たな産業創出▽民間委託や職員定数の見直し
【活気とにぎわいに満ちた触れ合いのまちづくり=雇用拡大と産業振興】きめ細かな雇用対策▽シルバー産業の育成▽障害者雇用の支援策拡充▽高卒、大卒者の就職支援体制の充実▽市単独の緊急雇用制度の創設▽中心市街地の活性化▽新たな観光産業の創出▽地場産品を生かした地産地消のシステムづくり
【人に優しい安らぎのまちづくり=子ども・高齢者・障害者福祉の充実】西部健康福祉センター(仮称)の建設▽介護予防や自立支援につながる高齢者の筋力向上支援▽健康あんしんセンター(仮称)の設置▽高知医療センターの開院
【快適で暮らしやすいまちづくり=生活密着型公共事業の推進】区画整理事業の推進▽浸水地域を優先した都市下水路・河川水路の整備▽耐震性に配慮した公営住宅の整備
【元気な土佐っ子が育つまちづくり=学校教育や生涯教育の充実】1校1品運動の推進▽障害児の放課後児童対策の支援▽構造改革特区による小学校の英語教育の充実▽カウンセラー等による教育相談活動の充実▽学校施設の耐震整備
【水と緑輝くまちづくり=資源循環型社会の構築】里山・里林保全の推進▽市民参画型エコタウン事業の推進▽ごみの徹底分別・リサイクルシステムの構築▽墓地公園の整備
【笑顔と出会いが広がるまちづくり=広域行政の推進】市町村合併の推進▽都市部と中山間地域の交流促進▽林業振興のための山林の間伐・林道整備や人材育成▽市民の憩いの場となる「市民の森」整備
【命と暮らしを守るまちづくり=震災対策】公共施設の耐震化▽民間住宅の耐震診断や耐震補強の支援▽津波対策の推進▽自主防災組織の育成・強化とネットワーク化▽防災教育の実施▽防災体制の強化
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