|
高知市長選 岡崎氏(高知市副部長)が出馬表明
県知事選に出馬表明した松尾徹人前高知市長の辞職に伴う同市長選に、同市産業振興部副部長兼産業政策課長、岡崎誠也氏(50)=同市朝倉南町=が17日、無所属での立候補を表明した。岡崎氏は、同市内のホテルで松尾氏とともに記者会見し、「この激動の時代に、市政を一時でも停滞させてはいけない」と強調。これまでの行政経験を生かした市政運営に意欲を示した。
岡崎氏は同日付で同市役所を退職。松尾氏から11日に初めて打診があった経緯に触れ、「前市長、三役、市議会の複数の議員から要請を受けた。非常な重責でいったんは断ったが、28年間市役所にお世話になった私の責務、恩返しの意味で決意を固めた」と出馬の動機を説明した。
さらに市政の最重要課題に「財政の健全化」を挙げ、「(地方税財源の)三位一体改革の中身が見えない中で、財政の健全性を維持しながらどう市政を運営するか。行政経験がないと難しい」と強調した。
また、力を入れる施策として雇用拡大、産業活性化、少子高齢化対策、震災対策などに言及。公共事業についても「財政事情は厳しいが、生活に密着した事業は推進したい」と述べた。
政党への推薦依頼の方針は未定だが、団体推薦に関しては「観光課長当時から観光業界や中心商店街などと付き合いがあり、支援を要請したい」と説明。その他の団体にも「相談しながら支援の輪を広げたい」とし、短期決戦へ組織力を重視する考えを示した。
同市長選は、県知事選と投票日が重なる11月23日告示、同30日投開票が決定。既に同市の食材卸会社社長、岡内啓明氏(54)=同市九反田=が出馬の意向を明らかにしている。
岡崎 誠也氏(おかざき・せいや)青山学院大経済学部卒。昭和50年、高知市役所入り。財政、企画調整、観光の各課長などを歴任し、今年4月から産業振興部副部長兼産業政策課長。宿毛市出身。高知市朝倉南町。
【写真】前高知市長の松尾徹人氏=左=とともに記者会見に臨む岡崎誠也氏(高知市のサンライズホテル)
岡崎氏出馬会見 松尾氏「市政託す」
高知市長選への出馬を17日表明した同市産業振興部副部長、岡崎誠也氏の記者会見に、前同市長の松尾徹人氏が同席した。岡崎氏を「自信を持って市政を託せる人」と紹介し、「後継」色を強調したが、岡崎氏は松尾市政の基本は継承しつつ独自性も打ち出す姿勢を示した。
松尾氏は岡崎氏の経歴に触れ、「市政の重要課題を中枢で担当していた」と紹介。財政運営、観光振興などを中心に「市政全般に精通している」と述べ、「市政を託すのにふさわしい人物」と期待を寄せた。
岡崎氏も「行政は継続性、安定性が基本。政策が極端に変わると、行政の安定性がなくなる。松尾市政の基本的な重点施策は引き継ぐ」と述べ、区画整理や中心市街地活性化などの推進に意欲を示した。
一方で「税収が落ち込んでおり、予定されている事業をもう一度見直す必要がある」と明言。同市の厳しい財政事情を踏まえ、「自分の判断で見直すべき点は見直す」と強調。「知事選との“ダブル選挙”は松尾氏とセットで動くのか」との質問には「知事選では郡部回りもあり、別行動も多い。一方で、高知市内では(松尾氏の紹介で)支持を受ける場面もある。ケース・バイ・ケースだ」と述べた。
|