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 「’04出直し県知事選」が始まりました。高知新聞社に寄せられた読者の意見を毎日、紹介します。
 私たちの選択は

 さまよい続ける日本がどうすれば回復し、若者たちに再び希望の光を照らすことができるのか。この高知で生まれ育った方々はもう気がついているはず。(高知市、40歳の男性)

 知事がどうこうより自分たち高知県民がどう取り組むかだ。(幡多郡佐賀町、60歳の男性)

 前向きに何が必要で大切かを理解し、酒力でなく住民の力で老いも若きも思考模索して高知県をよくしよう。(吾川郡いの町、68歳の主婦)

 県民として誇りを持てる高知になるのか。その覚悟とともに県民が選択する選挙。私自身のため、子どものためにも自己責任において主体的に考え投票する県民でありたい。(高知市、43歳の自由業の男性)

 これからのリーダーは高知の地理的、伝統的条件を生かし、第一次産業を基本に豊かな森づくりを兼ねた農産物の生産、加工、クリーンな自然エネルギーの開発、沿岸や河川の漁業振興など持続可能な自給自足の県づくりを第一に目指す、例えば野中兼山型の人を選びたい。(高岡郡窪川町、77歳の農業の男性)

 有権者にも情報解析力と意思の明確化が必要。選挙権のある人から「関心ない」「どちらでも同じ」「棄権も自分の意思」という言葉を聞くと寂しい。自分たちの生活環境を改善させ、向上させる人を選ぶ選挙。しっかり考え、一票を。投票率が50%にも満たない選挙だけは避けたい。(高知市、51歳の会社員の男性)

 筋違い

 前知事は13年前の選挙資金疑惑について弁明していますが、選挙で審判を受けるのは筋違い。自分が潔白であれば、元事務局長と司法の場で対決すべきです。(吾川郡いの町、61歳の女性)

 生活感覚

 橋本さんと庶民は生活感覚が違う。この人では県民生活の向上は望めない。(高知市、54歳の男性)

 無責任

 私は次の4点で前知事を支持しない。  (1)資金疑惑に正面から向き合わずに逃げた(2)責任を部下だけに押し付ける無責任さ(3)彼の国への批判は、受けを狙ったパフォーマンス(4)多くの県職員らの信頼を失ってしまっていること。(高知市、82歳の女性)

 取り巻き

 自民、公明の歴々が来て言いたい放題。県の低迷をまるで前知事の責任のように言う。しかし、この人たちは国の総元締。そんな取り巻きの中の松尾候補が国と堂々張り合えるとは到底思えない。(香美郡野市町、73歳の女性)

 自民の都合

 自民党県連は、資金疑惑に絡んだ業者から2500万円の献金を受けている。思ったようにならない知事では都合が悪いのだろう。(高知市、77歳の男性)

 群がる姿

 県民の税金に群がる企業や団体の姿がこんなにあぶり出されたのは初めてでしょう。それは橋本さんが「特定の一部の利益に加担しない」姿勢を貫こうとしているからです。(高知市、53歳の自営業女性)

=終わり=   (2004年11月27日付・高知新聞朝刊)


 国の責任です

 昨日の本欄に、橋本さんが県を借金地獄にしたとの意見が掲載されていましたが、私はそう思いません。

 15年度末の県の起債残高は確かに7837億円ですが、これはバブル崩壊後に国が進めた景気対策に呼応して積極的に社会資本整備を行ったことや、国が地方交付税を十分確保しないため、赤字地方債を発行せざるを得ない状況に追い込まれたからです。こうした起債の約6割は後年度に国から交付税措置がなされます。

 むしろ、四国4県で比較すると、橋本さんが就任される前は四国トップだった起債残高が、現在は愛媛、徳島に次ぐ3位。これは橋本さんの財政運営が奏功したものですし、事実、橋本さんは全国に先駆けて財政構造改革を進め、平成14年度末には収支が均衡するまで持ち直しました。

 県が財政危機に陥っているのは、国が地方交付税を一方的に削減したことによるもの。橋本さんが経営者として失格なら、多くの知事は皆失格。私は橋本さんに期待したい。(高知市の29歳の会社員)

 惑わされずに

 自らの選挙にかかわる資金疑惑を「記憶にありません」と平気で言えるような記憶力の乏しい人に、総理大臣や知事のような仕事ができるでしょうか。都合の悪いことには「私は一切関与しておりません」の一点張り。自分は責めを負うことをしない。

 13年前の例の件、(前)後援会長も本人も何らやましいことはないと言いながら、銀行口座の証拠が出るまでなぜ、隠していたのでしょうか。

 松尾さんのスローガンにあるように、自分に厳しく、人に優しい人を選びたい。気に入らないことを言われたら、すぐ額に青筋を立てる人は駄目ですね。

 どなたが当選をしても、公務出張に夫人同伴はやめた方がよい。県施設の役職には県内の人間を登用するべきです。

 高知の産物を大切にして、高知の人間(県民)を大切にする人。雰囲気や口に惑わされずに、私はしっかり、本当に高知のために物事をなさってくださる方を選びたい。(吾川郡いの町、70歳の無職男性)

(2004年11月26日付・高知新聞朝刊)


 1日約1億円…

 橋本前知事さんに一言。知事になって13年、あなたは県を借金地獄にしましたね。中内元知事時代の平成3年度の借金は3746億円(一般会計ベース公債費残高)、橋本県政の15年度は2倍以上の7837億円(同)に膨れ上がっています。

 橋本県政下で増えたのは4000億円以上。これを12年間、1年365日で割ると、1日1億円近い借金をしたことになる。どうしたらこんなに借金できるのですか。財政力指数は全国47都道府県の最下位、47番目ですよ。

 あなたは経営者として、高知県には無用の長物です。もう、県民を食い物にするのはやめてください。これ以上生活が苦しくなったら、若者が高知県に一人もいなくなってしまいます。

 松尾さん、高知に笑顔を取り戻してください。そのためだったらどんな努力もします。(高知市の26歳、看護師)

 孫の代まで…

 松尾さんにお聞きしたいです。松尾さんの訴えの中に、市の将来に一定の道筋をつけたので県知事選に出馬した、とありましたが、本当にそう思っているのでしょうか。そうだとすれば情けない話です。

 高知市は今まで多くの貯金がある自治体でした。でも、松尾さんが市長になってから財政は最悪になってしまいました。その上、孫の代まで残るような莫大(ばくだい)な借金。箱物ばかり造った松尾さんの後始末をこれから長い歳月をかけてやっていかなければいけないことを分かっているのでしょうか。

 松尾さんの道筋とは一体、何でしょうか。私たちには借金の道筋としか思えません。松尾さんは「知事は行政手腕」だと言っていますが、高知市だけでもこんなにしてしまった松尾さんに、県のトップとしての行政手腕があるとはとても思えません。(高知市の55歳の主婦)

(2004年11月25日付・高知新聞朝刊)


 守るべきは県民

 橋本前知事は早明浦ダムに米軍機が墜落したときに、直ちに国に対し、「危険な米軍機への低空飛行中止」を発言し、また高知新港では非核港湾条例を議会に提出しています。

 この人が守ろうとしているのは国ではなく、県民だと強く感じました。この姿勢こそ、知事という職に最も大切であり、必要なことではないでしょうか。

 その点では、松尾さんは温厚で周囲の意見によく耳を傾ける人というイメージですが、国やさまざまな団体に対する姿勢は、八方美人のようにも受け取れます。

 利権やしがらみに左右されない姿勢がなければ、限られた地方の財源の中で、弱者である子どもや高齢者を大切にして住みやすい高知にすることは難しい。でも、少子高齢化の最先端を行く高知で教育と福祉を大切にすることは、最も大切なことだと思います。(南国市の医師の女性、49歳)

 破壊から建設へ

 戦国時代、織田信長は「改革=破壊者」として「しがらみ」や「旧勢力」を一掃したその手腕は高く評価される点ではあるが、信長は「独裁者」でもあるため「自身が生き残る」ためには信じられないぐらいの行動力があった。橋本前知事と共通する点だと思う。

 そんな信長軍団が天下統一まであと一歩に迫ったころに、重臣であった明智光秀が信長を討つわけだが、光秀の立場で言えば、「放伐=徳を失った主を実力行使で追放する」の思いだったろう。

 しかしその光秀も破壊者に続くべき「建設者」になれず、「建設者=豊臣秀吉」となり、さらに「管理者=徳川家康」となっていく。歴史的に考えても、13年もの間、「改革=破壊」した橋本氏はそろそろ身を引くべきで、仮に松尾氏が光秀(失礼ながら)であったとしても、時代が次の人材を輩出してくれるでしょう。(幡多郡佐賀町の自営業の男性、38歳)

(2004年11月24日付・高知新聞朝刊)


 過疎がある

 高知県は県土の83%が林野で、東西に長い。当然、山を守ることが最も大切になり、県民が安心して生活することにつながる。

 山を守ることによってうまい空気、水が供給され、ストレスの解消になり、災害等を防ぐ。しかもたくさんの栄養分が海に流れ、魚のためになる。海は魚の宝庫になり、漁師は大漁になる。漁師が栄えれば、地域の全住民が仕事ができ、地域全体が活気づく。

 山に力を入れる人間でなくてはいかん。一極集中は良くない。バランスの取れた行政を行うべきである。

 町で生活している人も苦しいと思うが、それ以上に光の当たらない、力の弱い過疎がたくさんある。しかも高齢化である。どこに住んでいても良かったと思えるような行政をしてほしい。

 橋本さんの時代は過ぎた。県民の声をよく聞いて、現場を歩き、汗を惜しまない知事を望む。松尾さんに「ユメ」を託したい。(土佐清水市、農林業、52歳、堀恵之助)

 誰のためか

 社会福祉制度の研究のためデンマークを訪ねた時、市議会も見学した。議員は権威を誇るわけでもなく、一般市民に近い存在で、市民の代表として議会に出ている雰囲気に好感が持てた。

 もっと驚いたのは、市議会議員には報酬がないこと。無償である。だから、しがらみがない。みんな働いている人たちなので、議会中には仕事を休む。そろそろ日本もこうならないか。

 今回の県知事選は建設土木関係者のしがらみが背景にあるようだが、かつて田中総理の列島改造論でゼネコン政治がはびこり、自然も破壊された。二度とそういうことを許してはならない。建設土木関係者に、夢よもう一度の願いがあるのは分かるが、そろそろ新たな経営を構築する時代になっている。

 また、県職員の労働組合は誰のために主張しているのであろうか。そろそろ議員も職員も、誰のための奉仕なのかをしっかり自覚してほしい。(高知市、64歳、女性)

(2004年11月23日付・高知新聞朝刊)


 無関心では…

 26歳ですが、選挙にはほとんど行きません。けれども県知事選だけは投票に行きます。それは「橋本さんに投票したい」と思うからです。

 私がまだ中学生の時でしたが、橋本さんが初めて知事になってから、保守的で昔から何一つ変わらない高知が少しずつ進歩し、そして文化的になってきていると思うのです。

 一方の松尾さんには指導力が感じられません。高知市政を任期の3年も残して知事を目指す姿勢。市長の仕事が満足にできずに、県知事は無理だと思います。

 今、私たち若い世代で政治に興味のある人は少ない。けれどこのまま無関心でいては、年を重ねてやっと県政に関心を持ったころには、きっと住みにくい県になっていることでしょう。引き続き橋本さんに改革を進めてほしい。(高知市の家事手伝いの女性、26歳)

 知らないことが

 溝渕、中内と続いた県政の後に迎えた橋本前知事に大いに期待していました。出版された著書も面白く読みました。ところが、喜んだのもつかの間、県庁からは「あの人の下では働けない」という嘆きの声が聞こえてきました。

 今、県職員は生き生き仕事ができているでしょうか。前知事は良いこともいろいろしてくれました。でも、職員に嫌われ、やる気をなくするのは最も大きい罪だと思います。

 人には厳しく、自分には甘い。闇融資の時も今回の選挙資金疑惑も、都合の悪いことは知らなかったで済ませる。本当に知らないのであれば、こんな大事なことをトップが知らないことが大問題なのです。無責任な知事はいりません。

 松尾さんがいいかというと、又、考えてしまいます。もっといい人はいないでしょうか。(高知市の女性、72歳)

(2004年11月22日付・高知新聞朝刊)


 火中のクリを

 橋本さん。私は13年、ずっとあなたを見てきました。1、2回目の選挙では橋本さんに投票しました。でも昨年からは松尾さんに変わりました。

 闇融資事件で元副知事たちが逮捕されました。橋本さんは「私は知らなかった」。「すべて任せていた」のならなぜ、あの時に県民の審判を受けなかったのですか。今回のことも「今さら13年も前のことを」。あなたはいつになったら責任を取るつもりですか。

 私は母として大人として、子どもに「ごめんなさい」と「ありがとう」という言葉を教えてきました。橋本さんは男の価値をひどく下げています。

 松尾さんの演説会を見て、力強さと熱意を感じました。厳しい県財政の中、火中のクリを拾いに行く松尾さんの背中に男気を感じました。(中村市の女性、44歳)

 2人を比べると

 松尾さん。県議会との協調を言われていますが、古い自民党と結んでは昔の中内県政の再来でしょう。もう、こりごりです。産業に力をと言いますが、高知市長時代、大きな借金をつくったではないですか。人に優しくと言いますが、特定の人たちのみを大事にしておいて、「思いやり」はないでしょう。

 橋本さん。2期目に笠誠一氏を排除していたことを一応、理解します。時効です。県議会反対派の圧力に屈せず、決然と改革路線を突っ走ったことに喝さいです。中内県政の負の遺産が金銭的にも人的にもあまりにも多く残されていて、今の高知が全国最下位でも当然です。

 2人を大まかに比較すると、断然、橋本さんが県民のためになりそうです。全国に笑われない選挙結果がほしいです。(高知市の男性、76歳)

(2004年11月21日付・高知新聞朝刊)


 ちゅうちょする

 橋本、松尾、両候補を比較した場合、松尾氏に県政を託すことはちゅうちょする。

 高知市長在任中に不要不急の箱物事業に膨大な資金を浪費して、市財政を一層困窮させた。その反省もないまま、財政圧迫の中にありながら、一部市民の声に押され、「かるぽーと」遊歩道の建設を強引に推し進めようとさえしていた。

 市中心部の商店街の地盤沈下にも「シネコン反対」という時代錯誤ともいえる対策でことをしのぐ政策の貧弱さを露呈した。高知西武跡地の再開発にしても、市長として、問題解決の指導力を発揮すべき立場にあったはずだ。このような政策も経済感覚も乏しい人物に県の財政運営を任せることを懸念する。

 先の県職労委員長の発言には驚いた。到底、県民に顔を向けた態度ではない。引き続き県政の改革が必要。(高知市の男性、73歳)

 ごまかし続き

 私は橋本前知事に期待し、1期、2期と投票してきました。ところが、モード・アバンセの問題について多額のお金が動いたにもかかわらず、知事自身の責任を明確にしませんでした。

 そして何か問題があるたび、橋本さんの口からは、「昔のしがらみを断ち切る」とか「改革を続ける」とか。自分の身を守るごまかし続きで、県民をあまりにもばかにしていませんか。

 今回の選挙資金疑惑について「不関知、不関与」はないのではありませんか? 自分の選挙ですよ。もっと早く、素直に県民に謝るべき事件であったと思います。

 県の職員は大切な部下です。部下をかわいがって仕事をしてもらいたいです。県議ともいざこざばかりでは、高知県の発展はないと思います。(幡多郡佐賀町の会社員の女性、50代)

(2004年11月20日付・高知新聞朝刊)


 修復できない亀裂

 高知県には若者の就職先がほとんどありません。私が住む郡部には、若い人たちが結婚し、子育てをしていくには、あまりに厳しい現実が待っています。

 「13年前のことを引っ張り出して橋本知事を引きずり降ろした。かわいそうだ」という声をよく聞きますが、私には感情論にしか聞こえません。13年も知事を務めた結果が現状なら、高知県知事として橋本さんを選んだのは失敗だと思う。

 自民党県議のやり過ぎを批判する声も聞きますが、辞職勧告に賛成したのは自民党以外の議員の方もたくさんいました。このことから、議会と前知事の間に修復できないほどの亀裂が入っているのではないかと思う。

 低迷、混迷する高知県を立て直すには、もう橋本さんでは駄目だと思う。私は松尾さんの可能性に懸けたい。(高岡郡窪川町の会社員の女性、45歳)

 県民全体を考えて

 公務員の方から寄せられた「共存社会がいい」(17日付本欄)、私も理想的には賛成です。しかし、現実社会はそれほど甘くありません。私は十数年前まで公務員をしておりましたが、現在、子どもたちは民間で働いており、その待遇や仕事の厳しさは公務員の比ではありません。多くの県民はその厳しい競争社会で現実を生きているのです。橋本前知事は厳しい現実を踏まえ、県職員にも厳しく、県民全体のことを考え「是々非々」で働いてこられたと思う。

 松尾さんを支持される方々からは「優しそう」「落選したら政治家をやめる、かわいそう」「頼まれたから入れちゃって」と言われますが、どうぞ、そういう考えで投票しないでください。どちらが国に発言力があるか、しがらみを持たず県民全体のことを考えているか、よく比較して投票に行ってください。(高知市の主婦、58歳)

(2004年11月19日付・高知新聞朝刊)


 苦言へのお答え

 この欄に「自民県議に苦言」という題でご意見が掲載されました。報酬に見合うだけの仕事をすべきだと結んでいましたが、ほかにもそう思っている人たちがおられるのでないかと思い、私の考えを述べます。

 自民党県議団は県民生活にかかわる条例を研究するためのプロジェクトチームを組み、この5年間に「あったか高知観光条例」など6本の条例を提案し、すべて全会一致で可決されています。

 このような活動は県政史上なかったことで、政策的な議員提案条例の成立件数は他県の議会と比較しても傑出しており、特筆されていいことではないかと思います。  また、三位一体の改革への対応も人口減少県10県の自民党が連携し、地方交付税を厚くして財政調整機能を強化するよう独自の活動も行っています。

 報酬に見合うかどうかはいろいろ考え方があると思いますが、県民の皆さまにはできるだけ議会活動に関心を持っていただき、中身についてのご理解を深めていただきたいと願っています。(自民党県議会議員、山本広明)

 歯がゆいです

 土佐の指揮を執ってくれる人はなぜ、県外の方なんでしょうか。高知には昔のような気骨のある人はいないのですか。いつまでも県外の人に頼らなければならないことが寂しく悲しいです。

 県民の選んだ県議会議員の皆さま、国会議員の皆さま、どうしてこんなにだらしない土佐人になってしまったのですか。歯がゆいです。皆、期待しています。もっと頑張ってください。眼前に太平洋が世界へ広がっているように、土佐を世界へ泳がせてください。

 議員さんへ、お願いです。こせこせした小細工の政治でなく、正々堂々と県民の納得のいく明るい政治のできる人、太平洋の潮しぶきを浴びて力強く肝っ玉の据わった土佐っ子を見つけてきてください。どこかにいると思います。(須崎市の主婦、73歳)

(2004年11月18日付・高知新聞朝刊)


 県議は聞く耳を

 橋本前知事が資金疑惑の件について話さなかった訳が、高知新聞の「私は訴える」で分かりました。言わずに済むなら黙っておこうという知事の性格がよく分かり、やはり裏があったのだと納得しました。県議は自分たちの利益だけで行動していることが恥ずかしくないのでしょうか?

 本県は仕事に携わっている女性が多い。所得が低いので働かざるを得ない状況もありますが、能力のある女性を疎ましがる男性がまだまだ多いことにはあきれます。吉良副知事を起用した前知事は素晴らしいと思います。橋本前知事が県民に愛されている限り、知事職を続けてくださるようお願いしたい。

 県議はもっと頭を冷やさないと、前知事が県民に選ばれた場合、今までと同じことになりませんか。前知事を選んでいる私たちの意見を聞く耳は持っているのでしょうか。多くの県民に選挙に行ってもらいたいです。(高知市の自営業の女性、40歳)

 共存社会がいい

 今回の知事選の争点は、競争と共存。橋本さんは競争、松尾さんは共存だと思います。

 競争社会を好む橋本さん。力のある人と力のない人を同じ土俵で競争させるの? 成り金と貧乏を競争させるの? 私は共存派の松尾さんが正解と思います。若者にはパワーがあり、高齢者には経験があります。この共存論を松尾さんは言い、実行してきました。

 確かに橋本さんは新しい県政を開いた先駆者ですが、危険なにおいがします。独裁者的な発言と行動。他人に厳しく、自分に甘いところ。資金疑惑も説明不足と感じます。

 松尾さんは高知市長当時、病児保育を実施してくれました。私たち夫婦はどれだけ安心して仕事できたでしょう。若者が正社員として働ける場、安心して出産、育児ができる環境を整えてください。橋本さん、競争とは泣くか、笑うかですよ。子どもたちには競争は教えたくないです。(高知市の公務員の男性、41歳)

(2004年11月17日付・高知新聞朝刊)


 「決め手」ない候補

 今回の知事選ほど、悩む選挙はありません。「この候補のここを信じる」という決め手がないからです。橋本さんが再選されたとして、議会との関係が変わらない以上、これまでと同じ気がします。松尾さんにしても、しがらみだらけの昔の県政に戻したい自民党議員の方々に支持されて、本当に割り切って県政運営ができるでしょうか。

 橋本さんのやってきたことは間違いなかったとしても、その手法はまずかったと思います。いくら外向きにいいことを言っても、身内から、職員から支持されていなければ、それは実のあるものにならない。

 私はこの選挙で、職員の生の声を聞きたい。橋本知事の下での県庁は、松尾市長の下での高知市役所はどうだったのか。本当に橋本さんはトップダウンだったのか、松尾さんは対話を大切にしてくれたのか。

 橋本さんが必死に切ろうとしたしがらみ、それをこれからも持ち込まないこと、職員に温かい目を向けること―。この二つを実行してくれる人を選びたい。(須崎市、女性、40代)

 議会と協調を

 身勝手な出直し知事選、いくら「県民に信を問う」と言われても、盛り上がる気持ちには程遠いものがあります。県議会を軽視してきた橋本前知事にも非があるのは当然です。一方、松尾前市長にも問題はないでしょうか。昨年、半ば高知市政を放り投げるように知事選に出馬した政治姿勢は疑問です。

 また自民党県議の方々にも言いたいのは、13年前、橋本前知事がなぜあれほどの人気を得て初当選したのか、それまでの県政がどれだけ私たちの暮らしを圧迫していたのか、忘れてほしくない。

 県議会との協調を大切にした上で、県民、特に若者がUターンしても楽しく仕事のできる環境をつくる政策が実行できる知事を熱望しています。(高知市、女性、56歳)

(2004年11月16日付・高知新聞朝刊)


 組織を愛して

 橋本前知事には少しおごりがあると思います。全国に誇る人気と演説のうまさに多くの県民はだまされているような感じがします。

 何を隠そう、私も最初は橋本さんに期待していました。しかし、考え方は良くても、きつい言い方をしたり、ぱーっと突き放すようなやり方というのはどうでしょう。改革の進め方も今のままでは、貧乏県がますます貧乏県になっていくような気がします。

 県議会を無視する姿勢も当初から気になりました。詳しい中身はよく分かりませんが、もう少し、大きな態度で話し合うことができないのでしょうか。トップはまず組織(高知県)を愛し、本気で繁栄を願ってほしい。そのためには県議会との協力は不可欠だと思います。(高知市、女性、56歳)

 県職の自己主義

 県職労委員長の10日付の「県論」を読みました。知事とは県職員のためにあるものではないということをまず考えていただきたい。

 今回は橋本さんか松尾さんかの選択だが、また次にはどのような方が県民に選ばれるか分からない。そのたびに職員が「意見が合わない」「やる気が起こらない」といって仕事をしないのであれば、自らが立候補して知事になる道を選んでいただきたい。

 今までの県庁職員の偉そうな態度には腹立たしいものがあった。「職員の意識改革」にはもろ手を挙げて賛成したい! 「ありがとう橋本さん」と思う。13年間、変わらないのは頭の固い職員の皆さまの自己保守主義ではないでしょうか。(高知市、女性、71歳)

(2004年11月15日付・高知新聞朝刊)


 全国低位つらい

 橋本前知事の功績は評価しています。県庁を改革し、「しがらみ」を断ち切り、頑張ってくれました。松尾前市長は、革新市政の長かった高知市で箱物事業を推進し、財政は苦しくなったが、それなりに対話し、産業を拡大しようとした。

 2人が頑張ってくれなかったら、まだまだ高知県はいろいろなことが悪くなっていたかもしれない。いつまでも全国低位はつらい。

 「高知に人材はいないのか」という高知新聞に載った記事に納得しました。これからの時代、長くのんびり、心豊かな生活を目標に県政のかじを取ってもらいたい。高知新聞には、これから先の県政を任せられるリーダー候補の人物評伝を20人ほど載せて、県民に知ってもらうこともしてほしい。(高知市、会社員、下田英利、56歳)

 格差ない県政を

 県民に望まれる県政とはいかなるものか。最近の三位一体改革などに対し、県は改革的に取り組んでいるが、ここ数年、改革によって受ける影響の差が県の中で顕著に表れてきているように感じる。県の財源の多くは県民の税金に委ねられているわけで、県民格差のない県政が行われることを望む。

 県は、技術力の向上や地域発展のために県外業者を入れ、その結果、数年間でかなりの成果をもたらした。しかし、その技術や産業が県内には定着も浸透もせず、県内企業の育成はできていない。

 街は変わったが県民は潤っていない。県民が望んでいるのは、県民に優しい県政ではないか、と考える。(高知市、会社員、山西喜寛、28歳)

(2004年11月14日付・高知新聞朝刊)


 「自民県議に苦言」

 県民として県議会、特に自民党議員の方々に申し上げたい。あなた方は今、県民のために何をしようとしておられるのか。報道で知る限りでは、国の三位一体改革を受けての政策論などはそっちのけで、ひたすら前知事おろしに専念しているのではないか。10年以上もたってなぜ今、選挙資金疑惑なのか。ことごとく知事に反発するような行動は県民、誰一人望んでいないと思う。自民党議員数の減少もそれを表しているのではないか。

 とにかく一日でも早く停滞している県政を立て直してほしい。新知事誕生後は派閥に関係なく県民のための県政に取り組んでほしい。議員の皆さんも景気に左右されず相当の収入があることを忘れず、報酬に見合うだけの仕事をすべきだ。(高知市、女性、65歳)

 「議会と協調第一に」

 橋本前知事が県民選出の県議による辞職勧告決議を本当に、真摯(しんし)に受け止めたのなら、再出馬すべきでなかったのではないか。知事の責務は80万人県民の最大多数の幸福実現にある。いわば県民全体の公僕としての知事は、私心のない無我なる愛の体現者でなくてはならない。

 県議会を軽視する橋本前知事の姿勢は、真の意味で選挙人である県民の意思に、耳を傾ける努力を放棄していることになる。私憤によって議会で争っていると疑われるようなことがあっては、政治家の資質に問題がある。

 候補者の誰が知事になったとしても、県議会との協力、協調を第一に考え、県民のための県民による県政であることを肝に銘じていただきたい。(高知市、男性、46歳)

(2004年11月13日付・高知新聞朝刊)

   ◆    ◆    ◆    ◆    ◆

ご意見募集

 ’04出直し県知事選に対する幅広い意見と視点をお待ちしています。紙面掲載の際に匿名を希望する方も氏名、年齢、職業、住所、電話番号を記入の上、〒7808572高知本町郵便局私書箱40号、高知新聞「県民の視点」係へ。ファクス088・873・8119、電子メールsyakai@kochinews.co.jp


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