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04参院選高知 争点 接点  第20回参院選挙(24日公示、7月11日投開票)が迫った。3年有余に及ぶ小泉政権の改革路線、連立与党が数の力で変えつつある国の姿を、県内有権者はどう“票決”するのか。公的年金など揺らぐ社会保障制度、改憲論にも直結する自衛隊派遣(国際貢献)への賛否、三位一体改革が映し出す国と地方の在り方が焦点化する。本社が実施した緊急県民世論調査などを基に、参院選に対する有権者意識を探った。

 「地方の経済の落ち込みがひどい。今までの政治・経済の構造が崩れ去っていく感が強い」(幡多地域、40代男性)

 「政府は規制緩和と言いながら大企業に有利になることはやるが、田舎に暮らす人のことは全く考えていない」(同、60代女性)

 ■「説明不足」

 本社世論調査の意見欄に記された「民意」は、小泉改革が地方に強いる「痛み」を映し出す。

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1、小泉改革ねじれ合う賛否 <続き>
小泉首相と国会議事堂、投票箱のコラージュ  景気は回復基調とされながら地方の暮らしは一向に良くならず、むしろ悪化をたどっている。中央と地方の格差は広がるばかり。そうした優勝劣敗を容認するかのような改革路線をひた走る小泉首相の政治手法は、一方で国の針路への不安も増幅させている。

 「イラクへの自衛隊派遣、年金改革法の強行採決、地方を無視した三位一体改革など十分に審議せず次々と行っている。独裁的とも見え、国政の方向に不安を覚える」(高知市、50代男性)「改革、改革とあらゆる面に手を広げ、数の原理で法改正。国民に不安を与え未来を不透明にしている」(県東部、70歳以上の男性)

 批判的な有権者の多くに共通するのは「説明責任が欠けている」との見方だ。

 しかし、小泉内閣の岩盤はなお固い。

 今回の世論調査では小泉内閣を過半数(55・0%)が「評価する」と回答。期待度が46・4%だった昨秋の衆院選時から盛り返した。

 この結果を裏付けるように、県中東部の20代の男性は「小泉内閣になって政治に関するニュースを見るようになった。小泉首相は結果を出している。非難されるのはおかしい」と擁護する。

 北朝鮮による拉致問題への対応には「首相が一歩ずつ解決していくのを大変望ましく思う」(高知市、40代女性)「歴代の総理は何をした? 民主党、社民党には何ができるの。小泉首相を評価する点はたくさんある」(高知市、60代男性)との声も少なくない。

 ■票流政治

 賛否がねじれ合う民意、一様でない民意は、政治家に対しても同じ。

 「政治家のモラルが低すぎる。一度政権交代をすべきだ」(高知市、70歳以上の女性)。小選挙区制による二大政党化の効用を生かせとする意見があれば、野党に対して「レベルの低い攻撃は見ていて国民として恥ずかしくなる」(県中西部、60代男性)との批判も突き付けられる。

 年金の未納問題や制度改革関連法案をめぐる審議、採決の在り方を踏まえてか、「すべての政党が政党のための政治を行っている」「もう少し国民のことを考えた政治を」と、政党政治全体に向けられる厳しい注文もあった。

 論点、争点はいくらもある。問題はそこに接点を見いだせるかどうか。「小泉政治」を「票流政治」としないためには、有権者の側の「参戦」意識が問われている。

(参院選取材班)

(6月18日付・高知新聞朝刊掲載)

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