選挙への姿勢は3年前の参院選と同じ。皆の痛みを聞く、くみ取る、それを絶対、国政に生かす、と。
「耐える必要はない。手をつなぎましょう」
マイクを置くと、聴衆へまっしぐら。その後ろ姿に向かって「中根さん、糸ひこずりゆうでー」と運動員。ハードな選挙戦。ついにお気に入りの黄色いスカートのすそがほつれ、休憩中に縫い合わせた。慌ただしくエンジンをかける選挙カー。出発ぎりぎりまで笑顔、笑顔、握手、笑顔…。
ある年老いた女性がしわくちゃの小さな手を差し出した。中根さんが両手で優しく包んだ。女性は拝むように何度もお辞儀し、「頑張ってください、頑張ってください…」。
政治の痛みと、ほころびを、県民の思いで紡ぎ直す―。あきらめない、強い笑顔で突き進む。
【写真】子どもに優しい笑顔を向ける中根さん(大野見村奈路)
(7月7日付・高知新聞朝刊掲載)
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