立候補を決めるまで、どこにでもいる普通の働く母親。演説に慣れているわけがない。「一本調子で恥ずかしいんです。途中で間違えたり、後からあれも言えば良かったなって思うことばかりで…」。言いたいこと、伝えたいことが胸の中から次々とあふれる。
奈半利町。つじ立ちの演説が終わり、ぱっと駆け出した。その先に、玄関先でじっと耳を澄ましていたおじさん。名刺を手渡すと、「おっ、こんなんくれるんかえ。はは、頑張ってよ」。温かい笑顔をもらう。遠い山の上から手を振ってくれる人もいる。
演説は、日に日に力強さを増している。
「憲法が改悪されると自衛隊が軍隊になる。戦争で犠牲になるのは庶民です。今が大事な時です。庶民、女性、働く人の代表を送り、政治を国民の手に取り戻しましょう」
ひと呼吸置いて、大きな声で宣言した。
「私はやります!」
思い、全開。国の針路を変えようと、今日も走る。
【写真】両手でしっかり手を握り、支援を訴える松岡さん(室戸市佐喜浜町)
(7月3日付・高知新聞朝刊掲載)
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