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2月に他候補より一足早く事務所開き。公示までに県内を2巡し、500カ所以上で街頭演説や集会を重ねてきた。
緑の山あい、潮風吹く漁村…。訪ねた先々でお年寄りらが手を取り、涙ながらに訴えてきた。「子と孫が失業してしもうて、私が生活を支えないかん」「子どもがおらん。一人暮らしで不安…」。今は励ましの言葉を掛けることしかできない自分にジレンマも感じたという。
20代のころ、教師を目指した。採用試験に何度も落ちた。臨時教員の口はないか、何度も関係機関に当たった。しかし、結局、高知では臨時採用の声も掛からなかった。「自信はあるのに。何でなのか…」。悔しかった。自転車で高知市の鏡川沿いを泣きながら走った。
「夢を持った若者が働けないでいる、つらい気持ちが分かる」と話し、「サービス残業をなくせば160万人の雇用が生まれる」と訴える。
自宅ではごろ寝でテレビを楽しむ、ごく普通の2男1女のお母さん。同い年のご主人は「国会関連のニュースが流れると、(首相の言っていることは)『間違うちゅう!』って一人でテレビに向かって突っ込んでますよ」と笑う。
料理はすごく得意、というわけではないらしい。カブ入りカレーで息子をカレー嫌いにした。ぎゅうぎゅうの具だくさんのみそ汁に「これはみそ煮込み」と言われたこともある。それでも「良いと思うことは、何でもまずやってみるお母さんだから」と家族は温かい。
金魚への餌やりや窓辺の鉢への水やりがリラックスできる時間。7月上旬には、かわいらしいセントポーリアが咲くはずだ。
投開票日の夜、応援してくれる県民や家族と一緒に、笑顔の花をいっぱいに咲かせたい―。東奔西走、各地に種はまいてある。
【写真】「国会も、世の中もおかしいことだらけ」と話す中根さん
(6月29日付・高知新聞朝刊掲載)
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