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「夫に言わせると、(私には)対話で人を引き込む良さがあるそうです」
その県庁マンの夫(54)との間に1男1女。3月下旬の出馬要請から1週間で立候補を決めたのは、「平和憲法」が侵されつつあるという危機感からだった。
「憲法は世界に誇れる宝。今の小泉政権では憲法9条が改悪され、自衛隊が軍隊になってしまう。子どもたちのためにも戦争に向かってはいけないです」
戦後生まれの彼女が平和にこだわる原点は、故郷の香北町猪野々の風景の中にある。緑深い山に囲まれた静かな里に、戦死した祖父とその弟が眠る。土台を含めると高さ3、4メートルある、「戦死墓」と呼ばれる墓。祖父の死後、苦労して育った母の「戦争はいかん」という思いを心に刻み、受け継いできた。
小柄で優しそうな風ぼうだが、言いだしたら聞かない頑固さも併せ持つ。職場では全逓地区常任委員も務めた。「『和して同ぜず』の人」と周囲は言う。
護憲とともにこだわっているのは「国民が主人公の政治」。国民の反対を無視して政府が強行採決した年金改革法について「廃案にし、もう一度大いに議論すべきです」と力を込める。
趣味の琴や三味線、短歌にいそしむ時間は、今はない。毎日、歩き、走る。
「出馬前はプレッシャーを感じたし、止める人もいた。でも誰が政治にかかわっても同じ、とあきらめてはいけないです。国民一人ひとりが政治参加することで世の中を良い方向に動かせる。私の出馬でそう感じてもらいたいんです」
そんな熱い思いが広がっていることは周囲の声にも見て取れる。
「松岡さんが政治への国民参加の種になろうとしている」「あきらめずに芽を伸ばそう」
日増しにたくましさを増している。
【写真】「暮らしと政治は密接。無関心ではいられない」と話す松岡さん
(6月26日付・高知新聞朝刊掲載)
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