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2004年11月29日付・高知新聞朝刊
上田氏が初当選 吾川郡区補欠選挙
県知事選に合わせた県議会議員吾川郡区補欠選挙(定数2、欠員1)は28日投票、即日開票の結果、旧伊野町助役の上田周五氏(55)=無所属・新=が1万1836票を獲得し、初当選を果たした。返り咲きを狙った元県議会議長の雨森広志氏(70)=無所属・前=は2530票差で涙をのみ、前春野町助役の高橋義幸氏(59)=無所属・新=も届かなかった。
【写真説明】初当選を決め、万歳で喜ぶ上田さん(いの町新町の事務所)
開票作業は吾川村などで午後8時から始まり同11時10分、上田氏が当選確実となった。
上田氏は町村合併に伴う助役失職後、周囲の要請を受け出馬。30年余りの行政経験などを訴えながら草の根による浸透を図った。支持基盤がなく知名度不足も否めなかったが、春野町2人、いの町1人の有利な条件の下、癖のない人柄を印象付け、最大票田いの町の票を手堅くまとめた。
雨森氏は「即戦力」を、高橋氏は「故池上孝雄県議の後継」をそれぞれ強調し支持拡大を図ったが、いの町で票を伸ばせなかった。
投票率は70・02%。争点が乏しく、有権者の関心の低さが懸念されたが、県知事選とダブルとなった影響で昨春の県議選同選挙区(58・84%)を大幅に上回った。
「住民とともに歩む」 初陣飾った上田さん
新しい町から新県議誕生――。県議会議員吾川郡区補欠選挙は、旧伊野町助役の上田周五さん(55)が、最大票田の地元いの町で圧倒的な強さを見せ、初陣を見事に飾った。
旧伊野町にはベテラン県議がおり、仮に今回当選できても、「次」はより厳しい戦いが予想される状況。そんな中、周囲の勧めに二の足を踏む上田さんが出馬を決意したのは、合併による助役失職と突然の県知事選が重なる巡り合わせに「運命を感じた」からだった。
選挙戦は「とにかく、ありのままでぶつかるのみ」。愚直に、丁寧に「皆さんの声を県政に」と訴え続け、その姿勢は徐々に浸透。「人生最大の挑戦」を結実させた。
同町新町の事務所では、当選の一報に「やったー」「うおー!」と支持者の喜びが爆発。
間もなく姿を見せた上田さんは「信じられない気持ちだ。皆さんのおかげです」と一礼し、「有権者から『選挙の時だけ来てもいかん』と言われたが、その通りだ。住民に身近な県議として、住民とともに歩んでいく」と決意を表明した。
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