|
2004年11月1日付・高知新聞朝刊
自民県連が松尾氏の推薦決定 民主は実質自主投票へ
自民党県連(会長=中谷元衆院議員)は31日の県連臨時大会で、前知事の橋本大二郎氏(57)の辞職に伴う県知事選に立候補を表明している前高知市長の松尾徹人氏(57)の推薦を決定した。昨年11月の前回知事選では松尾氏推薦が県連レベルにとどまったが、県連は強力な支援態勢の構築へ「党本部推薦」が必要と判断。1日には中谷会長ら県選出国会議員とともに山本広明幹事長らが上京し、党本部に上申する。
同党県連は、松尾氏の推薦依頼を受け、県議で構成する常任総務会や拡大役員会で松尾氏推薦の方針を確認。同日午前の総務会での協議を踏まえ、県連臨時大会で正式に機関決定した。
地域、職域支部の代表者からは、県議と国会議員が一枚岩になった取り組みや党本部推薦を求める意見が出され、中谷会長は「(橋本氏は)政党の存在、役割を否定している。今回の知事選は県連の存亡が懸かった負けられない選挙。原点に戻り、県連一丸となった戦いを」と強調。党本部にも松尾氏推薦を強く働き掛ける姿勢を示した。
同日の役員改選で新任された山本幹事長は「(知事は)松尾氏でなければならない。不祥事の続く県政から明るく公正な県政を取り戻さなければいけない」と述べ、松尾氏の後援会と連携を図りながら、2度目の「松尾選挙」の必勝を期す考えを示した。
また民主党県連(代表=五島正規衆院議員)は31日の幹事会で県知事選対応を協議し、同県連に推薦願を提出していた前高知市長の松尾徹人氏を、昨秋の知事選対応と同様に「協力候補」と位置付けて臨む方針を決めた。支持層が橋本大二郎前知事と松尾氏に分かれている状況から、党議拘束をかけない緩やかな対応で、実質的には自主投票に近い。
具体的な対応について五島代表は「友好団体の要請には可能な限り協力するが、松尾陣営の要請で動くことはない」としている。
16人が出席した同日の幹事会では、昨秋の経過を踏まえて「協力候補」とする意見と、「松尾氏は自民党と一体となった政治行動を取っている」として「自主投票」を主張する意見とが二分。
しかし、最終的には「国と地方の関係が緊迫する中で辞職した橋本氏は無責任だが、橋本氏の説明文書で明らかになった自民党県議の圧力も看過できない」などとする県連の見解をまとめた上で、「協力候補」とする方向に集約した。
同県連は当初、橋本、松尾両氏以外の「第三の候補」擁立を模索していたが、時間的制約などから断念。連合高知など友好団体は既に松尾氏推薦を決めている。
また、3氏が出馬を表明している県議会吾川郡選挙区補欠選挙(定数2、欠員1)の対応では、春野町前助役、高橋義幸氏から支援要請があったことを明らかにしたが、現時点では自主投票で臨む方針を確認した。
知事選ページへ戻る
高知新聞フロントページへ
|