|
2004年3月9日付・高知新聞朝刊
2004参院選県選挙区 戦いの構図ほぼ固まる
自衛隊のイラク派遣、三位一体改革などを展開する小泉内閣の行方と、昨秋の衆院選で強まった2大政党化の流れを占う第20回参院選挙を今夏に控え、県選挙区(改選数1)の戦いの構図が8日までにほぼ固まった。再選を目指す自民党現職に対し、ともに平成13年の前回参院選に出馬した共産党公認、無所属の新人2氏が再挑戦する。民主党県連はこの無所属新人の推薦を同日決定。公明、社民両党の対応は未定だが、選挙戦はこの3氏を軸に展開されそうだ。
これまでに県選挙区に出馬を表明しているのは、自民現職の森下博之(62)=1期=、共産新人で党県常任委員の中根佐知(48)、無所属新人で元自民党県議の会社役員、広田一(35)の3氏(現・新、参院勢力分野順)。
6年前の参院選で初当選した森下氏は、所属する橋本派の実力者、青木幹雄参院幹事長の支援などを受け再選を目指す。県連内には反知事派県議らとのあつれきも抱え、挙党態勢の構築を課題とするが、同党には県選挙区の衆参五議席独占の維持が至上命題。
民主党県連は、2大政党化の流れを加速させるため、公認候補の擁立を模索。しかし水面下で接触を重ねてきた広田氏が無所属での出馬を強く志向したため、「無所属候補の推薦」も選択肢に加え、8日の県連幹事会で同氏の推薦を決定した。広田氏の勝利で参院の与野党逆転を期す。
共産党県委員会は昨年9月に早々と中根氏の擁立を発表。中根氏は13年の参院選、翌14年の高知市長選に続く挑戦となる。2月には同市内に事務所を構え、反小泉政治を旗印に、無党派層との共同路線で支持拡大を図っている。
公明党県本部は、県選挙区に独自候補を擁立しない方針。国政で連立を組む自民党との連携を視野に置くが、公明党に一定の足掛かりを築いている広田氏の出馬で難しい対応を迫られる可能性もある。
社民党県連合は、護憲勢力の結集を目指しており、態度決定にはなお時間がかかりそうだ。
「2004参院選高知」ページに戻る。
高知新聞フロントページへ
|