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岡内 啓明さん(55) 無所属・新 (おかうち・ひろあき)
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「利他の心」を胸に
幼いころから海外で働くのが夢だった。アフリカが舞台の冒険小説「少年ケニア」、主人公が中国大陸を駆け巡るテレビドラマ「夕日と拳銃」の世界にあこがれた。就職先に商社を選んだ。
関西の支社で働いていた時、上司に申し出た。「あの事業所の業績を倍にしたら海外部門に行かせてもらえますか?」。関西で最も業績が悪い事業所だった。
必死で取り組み、業績を伸ばした。いよいよという時、古里で見合い話が持ち上がった。互いの親が親友同士。先方に事業の後継ぎとして見込まれてもいた。「自分の生き方を理解してくれる女性」だった。
帰郷、結婚。が、夢は捨てなかった。「高知でも海外に通じる仕事はできる。事業を伸ばして海外を目指そうと思った」
周囲の評は「熱血漢」「やると決めたら必ずやり遂げる人」。
高知青年会議所(JC)で「ふんどし姿の江ノ口川清掃」の企画案が出た時、多くが「恥ずかしい」などと反対したが、「体を張ってやるのが青年。そんな理由でやめたら青年らしくない」と説得、実現させた。
JCの四国地区会長時代には全国大会を本県に誘致。有力地域との競合だったが、元日から県外の関係者を回るなどの熱心な活動で実らせた。
突然、頭を丸めたこともある。敬愛する稲盛和夫・京セラ名誉会長から「会社は自分のためだけでなく、従業員の幸せのためにも存在する。利己でなく、利他の心がないと駄目」と聞いた後だった。「事業に対する考えの浅さを思い知った」。誰よりも早く出社し、社内の掃除を始めた。
利他の心を秘めた立候補。「市政の使命は市民の幸せの追求。市政の原点を取り戻したいんです!」。ずいっと身を乗り出した。
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