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選挙の形を変える
高校教員、テレビ局アナウンサーなどの職歴を持ち、現在は休職中の毎日新聞社元高知支局記者。先の衆院選では「県政キャップ」として陣頭指揮を執った。「すべての経験を生かせる職業」と次に選んだのが為政者への道だ。
愛媛県内の駐在記者当時、新居浜市の太鼓祭りで若い女性が太鼓台に巻き込まれ死亡。泣き崩れる遺族を目の当たりにして、祭りの在り方を問う連載を展開した。
事故の起きた地区は翌年の参加を自粛したが、祭りの危険な本質は変わらなかった。
「警鐘は鳴らせたと思うけど、それ以上できないんですね、新聞記者って。(政治家になることで)さらにもう一歩踏み込んで祭りのありようを改善するとか、これまではできなかった部分を自分で実行できるようになる。それが今度の僕の挑戦なんです」
他陣営よりずっと手狭な、コンクリートむき出しの事務所。天井や壁に黄色いハンカチが所狭しとつられている。告示前は選挙カーの手配や関係書類の提出も一人でこなした自称“事務局長兼選対本部長兼候補者”。出遅れと資金不足による厳しい戦いは承知の上で、「草の根」の広がりに思いを託す。
先の衆院選、高知1区の低投票率に触れ、「やっぱり面白くないと選挙じゃあないでしょう。もし当選できなくても、お金の掛からない、僕のようなサラリーマンでも出馬できる、こういった形の戦い方が高知市や日本の政治の流れになってほしい」。
聖書を愛読書に挙げるクリスチャン。人を引き込むユニークな語り口、世代交代をアピールする若さもある。
「負ければ取材現場には戻れない」
覚悟を決めた。「運命」に懸けた。
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