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市民の目線で挑む
今の高知市政に違和感を感じるという。
「高知らしさっていうのは、建物に象徴されるものでなくていい。何かで1位になって、表彰される必要もないでしょう? ただ、居心地よく暮らせれば」
「ごみを減らそうというときにあんな大きなごみ処理施設を造る必要があったのか、『かるぽーと』もそう。挙げたらきりがない。安心できない。違和感があるんです」
話している間に何度もトレードマークの笑みがこぼれる。「笑えばいいってもんでもないんですけどね」。そう言うそばから、もう笑っている。
ただの笑い上戸ではない。市民運動で実績を重ね、粘り強さと行動力は周囲の折り紙付き。新日本婦人の会やこうち女性団体ネットワーク、PTAなどで乳幼児医療費無料化、保育園改築、小学校の新設に尽力した。
昨年7月、その実績を見込まれて参院選県選挙区に共産党の公認候補として初出馬。小泉旋風が吹き荒れる中、県内を飛び回った。しかし…。「実らなかった。ただ、社会を変える機運が少しでも盛り上がったなら、それで良かったと思う」
安芸市出身だが、教員の両親の転勤で県東部を転々。追手前高では生徒会活動に取り組んだ。
「いらないものは見直そう」と、制帽を廃止に導いた。ベトナム戦争時の沖縄も訪れた。フェンス一枚隔てた米軍基地から真っ黒い飛行機が飛んで行った。高知、世界、平和…。いろんな思いがわいてきた。
生協運動に取り組んだ大学時代を経て、神奈川県川崎市で臨時教員に。
「やっぱり民衆の息遣いの中で歴史をつくってきた高知が好き」と、夫と高知に帰ってきた。以来、「暮らしを守る」活動を続けている。
派手さがないことは承知している。子どもには「お母さんにはインパクトが必要。着ぐるみでも着れば」と言われた。
「でも、私は気張れないんですよ。この指とまれって、みんなの意見を聞いていくタイプだから」とほんわか。
市民の目線にこだわって勝負に挑む。
【写真】「この指とまれ」で変えていこうと訴える中根さん
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