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政策浸透へひたむきに
土佐市高岡町。
晴れたり曇ったり、はっきりしない梅雨明け前の雲間からきつい日差しが照りつけた。選挙カーから降り立った中根佐知さんは、思わず帽子を取り出した。
選挙戦を自共対決と位置付けて「小泉改革」を批判し、暮らしと平和を守り抜くと力説する。柱とするのは消費税率引き下げによる景気回復。「暮らしを守り応援する政策でないと。政策を実行できるようにさせてください。押し上げてください!」。午前中の静かな商店街に声が響く。
医療、年金、社会保障制度の整備、農産物輸入自由化のストップ、沖縄での米軍兵士による暴行事件での小泉首相の対応への批判など。時間を割き、ひたむきに語る。終わると集まった有権者のもとへダッシュ。「暑いけど頑張って」「応援するからね」。声援にスマイルが一段と輝いた。
有権者の反応は予想以上にいいようだ。演説中に声援を受け「あっ、ありがとうございます」と、深々と腰を折ることもしばしば。選挙カーへもドライバーや畑の中の夫婦、工事中の土木作業員、トラック運転手らが手を振りクラクションで合図する。激励の多さに、陣営から「女性だからか、中根佐知だからか、日本共産党だからなのか」といった声も上がるほど。
公示直後で、高知市から春野町、土佐市、須崎市を回ったこの日は、できる限り国道56号を避けた。選挙カーは田園の細い道から車が軒先をこすりそうな路地へと走り続けた。「農業が厳しい時だから農業政策の浸透に力を入れ、より広範な有権者に訴えるため隅々を回った」と運動員。
少し日焼けした顔がほっそりしてきた。高齢者や中小企業、働く人々らが受ける痛みを「激痛」と表現するようになった。演説は鋭さを増している。
【写真】「頑張ります」。笑顔で有権者と握手する中根さん(土佐市高岡町乙)
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