土佐本因坊 片岡さん24度目V
県内アマチュア囲碁の頂点を決める「第56期土佐本因坊戦」(高知新聞社主催)の五番勝負第5局が23日、高知市本町3丁目の高知新聞放送会館で行われ、7連覇中の片岡義英さん(56)=同市元町、自営業=が、挑戦者の田村剛啓さん(52)=同市加賀野井、教員=を下し、通算24度目のタイトルを手にした。
1、2局を片岡さんが連勝後、田村さんが3、4局を取り返し、2勝2敗で最終局を迎えた。持ち時間は各1時間半。本紙解説者の岡田幸正さん(72)が立ち会った。
序盤は互角の戦いで進み、田村さんの黒57、59のハネツギが時期尚早。片岡さんの白60とボーシで黒の一団が苦しくなった。黒は75で苦境を脱したが、79手が打ち過ぎ。白は80で優勢になりながら134手を誤り、以後は接戦の末、黒151が敗着し、白が206手で中押し勝ちした。
片岡さんは昭和55年、30歳で初めて土佐本因坊を獲得し、61年まで7連覇。その後も平成元年から9連覇し、11年から再びタイトルを連取している。
片岡さんは「難しい碁だったが、勝ててよかった。3、4局で優れなかった体調を最終局に向けて整えてきたかいがあった。今後も10連覇を目指して頑張りたい」と話していた。
【写真説明上】片岡・土佐本因坊が中押し勝ちした第5局(高知新聞放送会館)
片岡・土佐本因坊の話 最後まで難しい碁だった。中盤までは、やや打ちやすいかと思っていたが、決めに行った手(134手目)がよくばったあやしい手で、敗着になりかねない一着だった。黒の攻め方が甘かったようで、救われた。次は、川村先輩の記録した10連覇を目指して頑張りたい。
挑戦者の田村さんの話 序盤は打ちやすいと思ったが、中盤に向かうところで私が緩着を打ち、白にボーシ(60)されおかしくなった。粘って粘って最終局まで勝負を持ち込み、“闇試合”にするという形は作ったのだが…。研さんして、来期再び片岡さんに挑戦して土佐本因坊を奪取したい。
【写真説明下】8連覇を決めて優勝カップを受け取る片岡義英・土佐本因坊
対局結果は次の通り。
◆第5局 11月23日(木)(高知新聞放送会館) 棋譜再生
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