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一豊と千代 巻き起こせ土佐ブーム
 

06年8月27日付朝刊

 玉緑茶でかき氷 大川村の西井さん考案

煮出して凍らせた玉緑茶を砕き、かき氷を作る西井さん

 土佐郡大川村特産の「玉緑(たまりょく)茶」を凍らせて削ったユニークなかき氷を、同村ふるさとむら公社が開発した。28日から1週間、高知市の「土佐二十四万石博」会場で販売する。考案者は今春同村に移住した高松市出身の西井昭洋さん(19)。「伝統的な村の茶を売り出したい」と願う西井さんの思いが詰まっている。

 「玉緑茶」は摘んだ茶を特殊な釜でいり、手で丸くもむなどして仕上げた茶。出来上がった茶葉は緑が濃く、玉のように丸い。湯に入れると淡い緑色になり、香ばしくまろやかだ。

 西井さんが「こんなおいしいお茶があるのなら、そのままかき氷にしたら」とひらめいたのが、村にいり茶の香りが広がっていた今年6月。

淡い緑色の玉緑茶かき氷。茶葉の砂糖漬けを上に載せた(写真はいずれも大川村のふるさとむら公社)

 早速、職場の先輩にアドバイスをもらいながら製法を思案。最初は煮出した茶を凍らせてかき氷にしたが、えぐみが強くて食べられない。水出しの茶にすると、今度は茶の味が消えてしまった。寝ても覚めても作り方を考え続けた数週間後、えぐみが消え、香りと色がほどよく残る「秘密の方法」にたどり着いた。

 その後は村人に食べてもらったり、高知市大橋通で開く交流市などでアンケートを取った。かき氷の上には、アンケートで提案の多かった茶葉の砂糖漬けをトッピング。その際にできたシロップをかけると、渋味と甘さがマッチした。

 西井さんは小学生のころから毎年数回、市民が集めたどんぐりを苗木で払い戻す「どんぐり銀行」の植樹イベントで大川村を訪問。顔なじみの村民が増えるにつれ移住にあこがれるようになり、香川県内の高校を卒業後、同村ふるさとむら公社に就職した。現在は村営住宅に住み、同公社で広葉樹の苗を育てたり、イベントの企画や運営、宿泊施設の掃除などをしている。

 二十四万石博会場で販売 9月3日まで

 西井さんは「かき氷の味は、まだ改良の余地があるので頑張りたい。村の特産品が広く世に出るきっかけになれば」と話している。

 「玉緑茶かき氷」は28日から9月3日まで高知市の丸ノ内緑地で開かれている「二十四万石博・ふるさと交流市」会場で販売する。一杯150円。

 【写真説明】(上)煮出して凍らせた玉緑茶を砕き、かき氷を作る西井さん(右)淡い緑色の玉緑茶かき氷。茶葉の砂糖漬けを上に載せた(写真はいずれも大川村のふるさとむら公社)


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