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06年3月28日付朝刊
高知城下の暮らし再現 懐徳館に町並みジオラマ
4月1日から高知市の高知公園で開幕する「土佐二十四万石博」に向け26日、紙粘土を使った造形の第一人者、南條亮(あきら)さん(62)=大阪府在住=が来高。同博に合わせて高知城懐徳館に展示するジオラマの準備に汗を流した。
「土佐二十四万石博」では▽NHKの大河ドラマ「功名が辻」で使用された衣装や小道具などを展示する「大河ドラマ館」▽各市町村が特産品を販売する「ふるさと交流市」▽観光客らに高知の料理を味わってもらう「千代の台所」―などが設営される。
さらに、博覧会にちなんで懐徳館内に設置されるのが、築城時の町並みや捕鯨の様子を模型で再現したジオラマ。南條さんはこれを担当した。
南條さんを含めて12人ほどのスタッフが約4カ月かけて作製したジオラマは2種類で、このうち築城の様子を表現したジオラマは幅5メートル、奥行き約7メートル。高知城などの建造物は実物の25分の1、人形は存在感を出すため、やや大きめの約8分の1(高さ約20センチ)にしている。
お城に畳を運ぶ人や石垣を築く職人、町屋で漬物を漬ける女性、釣りを楽しむ子ども…と、どの人形も温かみのある表情をしていて、中には魚を取り合う猫たちも。見ているだけでお城下のにぎやかなやりとりが聞こえてきそうな模型群に、設置作業を見守っていた子どもたちも「すごい。町ができゆう」と目を輝かせていた。
捕鯨のジオラマも、ふんどし一丁の漁師が銛(もり)を手に巨大な鯨に立ち向かう緊迫感のある作品。
南條さんは「築城で忙しい中でも人々は楽しみながら暮らしていたと思う。作品を通し、高知の人のたくましさ、バイタリティーを感じてもらえれば」と話している。
【写真説明】「楽しみながら作った」と話す南條さん(高知城懐徳館)
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