「橋本知事、出直し選で『信任』」は県知事選のニュースとして昨年に続く1位。知事と県議会の対立、現職と前高知市長の再対決という県民世論を二分しての激しい戦いは現職が約3万3000票差で制し、「住民力」をキーワードに三位一体改革、未曽有の財政危機と向かい合う。
【写真説明】橋本知事が県議会の辞職勧告決議を受けて辞職し、「県民の信を問う」と臨んだ出直し知事選。11月28日、再挑戦した前高知市長の松尾徹人氏を橋本氏が約3万3000票差で破った(高知市帯屋町2丁目の事務所前)
2位は「台風続き、室戸で防潮堤決壊」。本県でこれまでで最も遅い上陸月日となった台風23号は、最大で24メートルを超すと推測される観測史上最高の高波を室戸市にもたらし、防潮堤の決壊で同市で3人が死亡、県内合わせて8人の死者が出た。新潟県中越地震も含め、自然災害の恐ろしさと防災への備えの大切さをまざまざと思い知らされた1年だった。
昨年、6位だったハルウララは、今年は中央競馬のトップジョッキー武豊騎手と組んでさらに人気、知名度を増し、「武ウララ10着106連敗」で3位入賞。しかし8月、113戦目に敗れて後、9月に馬主が「休養」を宣言し、ウララは突然、栃木県へ。ファンをやきもきさせての年越しだ。
4位は今なおつめ跡が残る「『早明浦豪雨』被害」。住民同士のきずなを頼りに一歩一歩、復興を目指す。5位は「県内初の平成合併『いの町』誕生」で、合併の枠組みが各地で破たんする中、“いの一番”の新町はまずは順調な滑り出し。6位には紆余(うよ)曲折の末、開館半年足らずで入場者30万人を突破した「『シネコン』オープン」が堂々入った。
7位以下は、元日に住民を恐怖と怒りに陥れた「放火で5神社10棟全焼」、県民生活の不安も募る「三位一体改革で県財政危機」、10万人近い入場者でにぎわった「ピカソ展大盛況」 「本紙創刊100周年事業を展開」の順。
次点の11位は「高知空港2500メートル化」(2月)で、以下、「県が7億円で国宝『高野切』購入」(10月)、「広田氏が参院選初当選」(7月)、「ウララ、突然栃木へ」(9月)、「山原健二郎さん死去」(3月)と続いた。
台風、地震と災害続きの今年、世相を象徴する漢字は「災」(日本漢字能力検定協会選)。果たして来年はどんな漢字が選ばれるだろう―。
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