高知新聞
天気追加:
地震情報
花粉予報
中部の天気
東部の天気
西部の天気

高知のニュース
国内・国際ニュース
おすすめトピックス

高知新聞購読申し込み

携帯サイト
iPhone版も登場!
坂本龍馬の部屋

とさあち
いちの土佐
おすすめグルメガイド

ピックアップ
楽しもう英語 English is Fun!!
岩崎四代物語
高知ファイティングドッグス

まんが
きんこん土佐日記web版
単行本7巻発売!
にゅーすけっち

病院・診療所 診療科目ガイド


47CLUB高知繁盛記

ミュージアムマップ
イベント情報

音声ブラウザーご使用の方へ

47clubでお買い物

Google


 
高新写真コンテスト募集
声ひろばなど投稿
記事データのご利用
後援申請の用紙
サイトからのお知らせ


高新住宅総合展示場ライム

土佐いごっそう倶楽部

47news

釣りタイムズ
地球33番地公式サイト

企業情報
高知県内リンク
ふれあい高新IN須崎 関連記事
須崎市の銭湯「錦湯」 唯一の番台守る橋本夫妻

笑顔で客を迎える橋本悟さん  須崎市内に1軒だけ、昔ながらの銭湯が営業を続けている。同市浜町1丁目の「錦湯」。経営するのは橋本悟さん(71)と忠子さん(67)夫妻。決してもうかる仕事ではないが、「ここがなくなったら困る客がおる。やめるにやめられない」。かつてのようなにぎわいはなくても、銭湯の風情と人情は今も健在だ。

 木のロッカーに古びた鉄の体重計、小さなテレビ。脱衣所に入ると、タイムスリップした感じになる。

 「古いろう。建物は築72年ばあ」。番台に座る悟さんが笑う。「錦湯」は忠子さんの祖父が昭和初期に施設を買い取って始め、父から婿の悟さんへと受け継がれた。

 「昔は風呂場にひしめき合うぐらいの客がいたし、外で待ってもらうこともあった」と、小学生のころから手伝ってきた忠子さん。当時は市内に12、3軒の銭湯があったという。

 今、「錦湯」の客は多い時で1日30人ほど。一人暮らしの年寄りや独身者が中心。「『姿が見えなくなったな』と思ったら亡くなってたり、病院に入ってたり。これからも客は増えることはないろう」(忠子さん)。

 入浴料は大人330円で、経費を引けばもうけはほとんどない。「いっそほかに立派な施設ができてくれれば」とも思うが、2人は「ここがなくなったら困る客がおる。やめるにやめられん。休めん」と口をそろえる。

ゆっくり湯船につかれば、体だけでなく気持ちも温まる  午後3時。営業開始とともに、ぼつぼつと客がやって来る。「今日はどうしよった」「病気は治ったかえ」。お年寄りに声を掛ける忠子さん。パッと服を脱いで湯船につかり、ものの10分ほどで出てきた70歳代の男性は、「たっぷり湯はあるし、きれいやし。申し分ないわ」と満足げ。「家に風呂ない。ここがなくなったら? そりゃ困る。たちまち困る」

 のんびりと湯につかっていた50歳代の男性も「銭湯も少なくなって寂しい。ここは何とか残ってほしいけどねえ…」。ほとんどが常連客で、お互い顔なじみ。「話すだけでストレス解消になる」という。

 「銭湯って、昔からそういう所よね」と忠子さん。「話しよったら私もボケんし」。悟さんも「できる限りは続けたい。体力よりは、ボイラーの寿命が心配やねえ」という。

 ゆっくり温まった客は扇風機で涼む。「おやすみー」と客同士が声を掛け合い、番台で「ありがとう」が交錯する。明日もあさっても、いつまでも続いてほしい風景だ。

 【写真上】笑顔で客を迎える橋本悟さん(写真はいずれも須崎市浜町1丁目の「錦湯」)

 【写真下】ゆっくり湯船につかれば、体だけでなく気持ちも温まる

(2003年11月4日朝刊掲載)


 第10回移動高知新聞 ふれあい高新in須崎 目次へ

 高知新聞フロントページへ


 

サイトマッププライバシーポリシーネット上の著作権新聞購読お問い合わせ