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ミニ機関車トーマス製作中 須崎工業高機械工作部
須崎工業高校(須崎市多ノ郷甲)の生徒が、子どもに人気の「機関車トーマス」のミニ列車作りに挑戦している。生徒にものづくりを体験させるとともに、完成後は地元園児らとの交流に役立てる一石二鳥の取り組み。生徒らは失敗を重ねながらも、来春の完成を目指している。
製作に取り組んでいるのは、機械科の「機械工作部」部長の池上浩二君(18)、副部長の竹村光男君(17)、長瀬史典君(17)=いずれも3年、中城武士君(15)=1年。
もともとは同部顧問の井上耿介(こうすけ)教諭が発案した。近くの保育園が園外保育で同校を訪れる機会があることから、子どもが喜ぶ作品としてミニトーマスに決定。特色ある学校づくりの一環として取り組むことになった。
製作は5月ごろスタート。本物のトーマスはSL列車だが、生徒らは農業用運搬車を改造。ギアボックスやエンジンの位置などに工夫を凝らした駆動部分を仕上げた。
しかし井上教諭が引いた設計図は全体の幅や大まかな形状が記されただけで、外見を本物に近づける“飾り付け”は困難の連続。煙突の直径や全体のバランス、さらに園児が予想外の部分に乗っても大丈夫なように、強度もアップさせた。
途中、3年生部員が就職のための資格試験に挑戦するなど“人手不足”も。しかし井上教諭の熱血指導もあって、ようやく外見が分かるまでになった。
それでも生徒は「まだまだゴールが見えない」「ここで気を抜いたら絶対に組み上がらん」。井上教諭は「須崎工業高に3年間通い、『こんなすごいものを作ったんだ』という充実感を味わわせてあげたい。厳しい注文にも応えてくれるので期待している」と話していた。
【写真】井上教諭=右端=の指導を受け、ミニトーマスの製作に励む「機械工作部」の生徒ら(須崎市の須崎工業高)
(2003年11月2日朝刊掲載)
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