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カンパチ“エステ”で美しく 真水泳がせ寄生虫駆除
養殖カンパチの県内最大産地、須崎市の野見湾で、全国唯一とみられるユニークな養殖法が行われている。何とカンパチに“エステ”を施しているのだ。定期的に真水の「プール」で泳がせ、寄生虫を駆除。これが効果てきめん、魚体はキラリ! 「野見の美肌」はあなどれない。
“真水エステ”をしているのは、野見漁協(川崎敏幸組合長)と大谷漁協(森光次男組合長)。
真水を使う手法は、以前から両漁協の組合員がハマチやシマアジの養殖で使ってきた寄生虫駆除の応用。カンパチに取り付いて血を吸ったり、白斑(はくはん)などをつくる寄生虫が真水に弱いことから、真水を入れた特製プールをいけすの中に設け、カンパチを数分間泳がせる。
これを2、3週間に一度のペースで続けることで、魚体には黄色の模様が浮かび上がり、見事な黄金色に。「身も締まって、うまくなる」というから一石二鳥だ。
30日朝は同市大谷の井上政一さん(75)、西村嘉一さん(77)のいけす4基で、カンパチのお肌を汚す寄生虫を駆除。丸々育ったカンパチ君たちは何とも気持ち良さそうに(?)泳ぎ回っていた。
まだ市場価値はさほど上がっていないが、「魚体の美しさとおいしさを高く評価してくれる人も多い」(大谷漁協)とか。「美肌カンパチ」を全国にPRする機会をじっと狙っている。
【写真】真水のプールで寄生虫を駆除する“カンパチ・エステ”で美肌が実現(須崎市の野見湾)
(2003年10月30日夕刊掲載)
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