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▼12月28日
【夕刊話題】使途不明?
「ハルウララグッズで得た利益の使途が不明」「私は利用され、だまされた」
ハルウララを栃木県に移送した東京の馬主が、メディア上で高知競馬や調教師をしきりに非難している。ブームの結末は得てしてこんなものだろうが、ここまで混乱が極まると、年越し前に気分も晴れない。
この馬主が高知競馬側を責め始めたのは7月ごろ。8月にはグッズの権利をめぐって内容証明書を送り付け、周囲には「私のウララで稼いだ巨額を現場に回さず、こっそりプールしているのでは」などと言いだした。
これが事実なら怒るのは無理からぬことだが、実は全く根拠のない話。高知競馬側は交わした契約に沿って権利金を払い、財務報告も一定しているのだから、「使途不明」と騒ぎ立てるのは筋が通らない。
この際書かせてもらうと、馬主はハルウララの馬主資格も得ていない昨年からオーナー会員を募り、引退までは月会費をニンジン代に使うと金を集めておきながら、財務内容は出資者にも明らかにしていない。そうした運営について調教師にも当時の馬主にも、一切報告はない。3月には「ハルウララ」の名称で商標をちゃっかり出願し、これまた名付け親の調教師にも、地元関係者に断りすらない。
考えてもみてほしい。貧しい競馬場で弱い馬を走らせ続け、枯れ木に花を咲かせたのは調教師であり、厩務(きゅうむ)員たちだ。「花咲かじいさん」が満開に育てた後で無償でもらい、半年で700万円以上のグッズ権利金を手にし、連れ去った揚げ句に「高知競馬は馬を酷使している」。
あんまりじゃない?と思うのは無理からぬこと。馬主側の財務内容こそ明らかにしてもらいたい。 (石井 研)
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▼12月28日
ウララ引退レース危うし 再出走は能力検査必要
高知競馬(高知市長浜)でデビュー以来113連敗し、栃木県の牧場で休養中の人気牝馬ハルウララが28日、再出走に能力検査が必要となる「休養150日」の期限を迎えたが、出走申し込みはなかった。
ハルウララの気質や現在の体力などから、検査に合格するのは困難との見方もあり、関係者は「このままでは武豊騎手で来年3月に予定している引退レースも危うくなる」と心配している。
高知競馬の規定では、最後のレースから150日以上出走申し込みがない場合、能力検査に合格しないと再出走できない。ハルウララの場合、申込期限は28日午前11時だった。
馬主で競馬エッセイストの安西美穂子さんは「まだレースができるほど体調が回復していない。能力検査については高知県競馬組合と話し合いたい」としているが、同組合は「ウララだけ特別扱いはできない。ファンのためにも引退レースは実現させたいが…」と困惑している。
能力検査の最大の難関は、ゲート内で1分間静止するという項目。
宗石大調教師は「ウララは気が小さく神経質。1分間じっとしているのは難しい」と言う。
ハルウララは9月、安西さんが「休養を取らせたい」として、栃木県黒磯市の「那須トレーニングファーム」に移送した。
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▼12月7日
こじゃんと語ろうハルウララ 12日に高知市で有志がシンポ
「ハルウララを守る高知の会」は12日午後6時から、高知市上町2丁目の龍馬の生まれたまち記念館で高知競馬の人気牝馬、ハルウララの将来について考えるシンポジウム「こじゃんと語ろうハルウララ」を開催する。参加無料。
ハルウララは9月15日、馬主の意向で栃木県黒磯市の乗馬施設に移送された。馬主は自身のホームページで「ハルウララには慢性的な疲労が蓄積しており、中長期的に休ませることが必要」などとして復帰のめどや時期を明確にしていない。
「守る会」は高知競馬への復帰を願って署名活動をしている高知市や滋賀県の有志でつくるグループ。メンバーや高知競馬の宗石大調教師、獣医師、実況アナウンサーがこれまでの経緯などを説明。参加者も交えてハルウララの今後について討論する。問い合わせは同会事務局(ファクス088・866・2951、Eメールnonamian@kcb―net.ne.jp)。
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▼12月13日
高知市で「ウララ」シンポ 宗石さんら経過報告
栃木県に移送された高知競馬の人気牝馬、ハルウララの今後について考えるシンポジウムが12日、高知市上町2丁目の龍馬の生まれたまち記念館で開かれ、宗石大調教師が「高知に戻して早くファンの方にお見せしたいが、今は馬主と話せない状況が続いている」などと報告した。
ハルウララは9月15日、馬主側の意向で同県黒磯市の乗馬施設に移送された。その後、馬主が現地でハルウララの血液検査を実施。白血球値が高いことや肝機能が悪かった検査結果をホームページなどで発表し、高知競馬で走らせていれば競走生命が失われていたとして放牧の正当性を主張。回復まで中・長期の療養が必要として高知競馬への復帰のめどは示していない。
シンポはハルウララの高知復帰を願って活動しているファンらの主催で、同競馬の実況アナウンサーの橋口浩二さんや同競馬の馬主らが、約20人の出席者から質問を受ける形で討議した。
宗石さんは「(血液検査の数値が悪かったのは)14時間もかけて栃木県に輸送したのが原因だと思うが、その後の検査では改善したと聞いている。ただ、まだ疲労があるなどと言っており、高知に戻れる時期などは分からない」と説明。
また、「(11月に)馬主さんの会社に連絡したところ、『今後は弁護士を通じて話してほしい』と言われ、それ以降は連絡が取れていない。何を怒っておられるのか、何を求めておられるのかが分からないので」と困惑気味に話した。
この後、会を主催した一人の野並杏さん=高知市大津乙=は「栃木でウララの血液検査をした獣医さんに直接電話で話したが、馬主さんが言われていることと違った。2回目の検査が終わった後、『馬は元気なので高知に返すべき』と進言されたそうだ」と報告。
出席者からは「宝の馬を何とか高知に残し、妹や弟や子どもを集めて残しておく方法はないか」「高知に戻って来れるように(馬主さんと)対話を続けてほしい」などの声が出された。
ウララの殿堂正式オープン 高知競馬場

高知市長浜の高知競馬場にプレオープンしていた映画「ハルウララ」の常設ギャラリー「ハルウララ・インザムービーギャラリー」が12日、正式にオープンした。
オープンに合わせ、ギャラリー内のテレビや場内の大型映像装置では、映画の撮影風景を収録した記録映像の要約版(3分40秒)を全国に先駆けて上映開始。競馬開催日と月、水、金曜のギャラリー開館日に見ることができる。ギャラリー内に展示していた映画の一シーンや役者の写真を入れ替え、ウララの戦歴や新聞記事をまとめたパネルも新たに設置した。
式典では映画「ハルウララ」の森川時久監督が「思い出を封じ込めるのではなく、ハルウララが私たちに与えた感動や、ウララに励まされて頑張っている人のメッセージを全国に向けて発信していく場にしたい」とあいさつ。同競馬の宗石大調教師や同映画に出演した忍成修吾さんら関係者がテープカットした。
同映画は映像の編集を終え、今後音楽を作曲して収録。来年1月下旬の完成を目指しているという。
【写真説明】映画「ハルウララ」関係者がテープカットし、ギャラリーの正式オープンを祝った(高知市の高知競馬場)
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▼12月7日
こじゃんと語ろうハルウララ 12日に高知市で有志がシンポ
「ハルウララを守る高知の会」は12日午後6時から、高知市上町2丁目の龍馬の生まれたまち記念館で高知競馬の人気牝馬、ハルウララの将来について考えるシンポジウム「こじゃんと語ろうハルウララ」を開催する。参加無料。
ハルウララは9月15日、馬主の意向で栃木県黒磯市の乗馬施設に移送された。馬主は自身のホームページで「ハルウララには慢性的な疲労が蓄積しており、中長期的に休ませることが必要」などとして復帰のめどや時期を明確にしていない。
「守る会」は高知競馬への復帰を願って署名活動をしている高知市や滋賀県の有志でつくるグループ。メンバーや高知競馬の宗石大調教師、獣医師、実況アナウンサーがこれまでの経緯などを説明。参加者も交えてハルウララの今後について討論する。問い合わせは同会事務局(ファクス088・866・2951、Eメールnonamian@kcb―net.ne.jp)。
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▼11月2日
龍馬賞に「宗石厩舎」 ハルウララで高知に貢献
地域活性化などに貢献した県内の団体や個人に贈られる「第19回龍馬賞」に、ハルウララを育てた高知競馬の宗石厩舎(きゅうしゃ)=宗石大調教師(53)、藤原健祐厩務員(21)=が決まった。1日、県庁記者室で記者会見した宗石さんは「ウララのおかげで」と受賞を喜んだ。
同賞は社団法人「考える村」の故・入交好保理事長らの寄付による基金で昭和60年に創設。選考に当たった「高知報道十二社会」は「『ハルウララの走る高知県』として地域の魅力アップに大きく貢献した。全国一有名な人気馬を2歳の春から今日まで手塩にかけて育て上げてきた業績は申し分ない」と授与を決めた。
会見で宗石さんは「ウララが厩舎にいれば報告したいが、今は(栃木県に移送されて)言えないのが少し残念。オーナーさんは年内に高知に戻したいようなので、帰ってきたら顔をさすってでも伝えたい」。
副賞(30万円)の使い道を報道陣に聞かれると「うーん、そしたら、地震被災地の新潟県に。新潟の方からもいっぱいニンジンを送っていただきましたので」とその場で即断。「もう一人の受賞者の藤原さんが泣くのでは」との質問には「構いません。健祐には給料も払っているし(笑い)。分かってくれます」
授賞式は15日、高知市のサンライズホテルで行われる。
【写真説明】「第19回龍馬賞」に選ばれた宗石調教師(右)と藤原厩務員=1月11日、高知競馬場
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▼11月1日
県競馬組合 ウララ馬主に要望書 署名も送付
高知競馬のハルウララが栃木県に移送された問題で県競馬組合は31日までに、同馬を早く高知に戻すよう要望する文書と、県内外のファンが集めた約3000人の署名を馬主でエッセイストの安西美穂子さん=東京都=に郵送した。
文書は同組合の前田英博管理者名で29日に発送。「(ハルウララの今後について馬主の)方針が分からないため熱烈なファンの方々にも今後の方向について説明することができず困っております」とし、11月中旬までに復帰時期のめどを返答するように求めた。
その上で「連絡がない場合は高知競馬に復帰させる計画はないものと考え、今後の引退レース等の計画もできないものと判断せざるを得ない」とし、そのまま引退となる可能性を示唆。「ファンのためにもう一度ぜひ帰ってきてほしい」と結んでいる。
この文書と併せ、県内のファンや滋賀県の会社員、真山弘子さん(45)らが集めた約3000人の署名も郵送。31日に真山さんらから新たに提出された約2900人の署名も近く馬主側に郵送する方針。
前田管理者は「11月中旬までに復帰時期の意思表示をいただかないと、来年3月の引退レースもできなくなる。大勢のファンが望んでいるように、まず高知に戻れることを最優先に考えていきたい」としている。
一方、宗石大調教師は「29日に安西さんから、移送後の検査で悪かった血液検査の数値の改善具合を見て高知に帰したいとの連絡があった。年内の復帰に前向きのようなので話し合っていきたい」と話している。
ハルウララは9月15日、県外での休養放牧などを理由に安西さん側が栃木県の乗馬施設に移送。高知競馬での引退レースと初勝利に意欲を示してきたが、復帰時期は明らかにしていない。
【写真説明】「ウララを早く高知に」と署名を提出する真山さん=左端=ら(高知市長浜の高知競馬場)
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▼10月28日
ハルウララ映画委 中越地震義援金を募集 高知競馬場で
映画ハルウララ製作委員会(東京都)は27日、高知市長浜の高知競馬場の「ハルウララ・イン・ザ・ムービー・ギャラリー」に新潟県中越地震被災者のための募金箱を設けた。
同県湯沢町を旅行中に同地震に遭遇した製作委の一人(27)が呼び掛け、同ギャラリー内のハルウララの模型前に募金箱を設置。年内いっぱい募った後、同県災害対策本部に送金する。
また、製作委は同日、映画のスタッフら約20人が寄せた10万円を同本部に送った。
【写真説明】ハルウララの模型前の募金箱(高知市の高知競馬場)
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▼10月12日
ハルウララギャラリー 高知競馬場にプレオープン
映画「ハルウララ」を記念する常設ギャラリー「ハルウララ・インザムービーギャラリー」が11日、高知市長浜の高知競馬場内にプレオープンし、初日から大勢の人でにぎわった。
入場口横に設けられた同ギャラリーでは、高知競馬場の馬房を寸分の狂いもなく再現。息遣いが伝わってきそうなほど精巧なウララの等身大模型が置かれ、ファンから送られた千羽鶴や縫いぐるみが飾られている。
また、ウララのパネル写真や映画の出演俳優らの手形やサインなどを展示し、約200種類のグッズも販売。訪れたウララファンらは、泥まみれになってレースから戻ってきたウララの写真を眺めたり、模型との記念撮影を楽しんでいた。
オープン前の式典では映画ハルウララ製作委員会の三村順一プロデューサーが「高知の人は高知競馬を文化として育てている。一人でも多くの人が自分たちのギャラリーとしてウララギャラリーを育ててほしい」とあいさつ。同映画に出演の七海まいさんや同競馬の宗石大調教師ら関係者がテープカットして完成を祝った。
土、日曜日を基本とした同競馬の開催日と月、水、金曜日の午前10時から午後4時ごろまで入場無料で営業。今後、映画の予告編などを上映するスクリーンを置いたり、ウララが北海道で生まれてからの年譜などのパネルを充実させ、12月半ばに正式オープンする。
【写真説明】初日から大勢のファンでにぎわったハルウララギャラリー(11日、高知市長浜の高知競馬場)
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▼10月11日
ウララ映画の記念ギャラリー プレオープン
来春公開の映画「ハルウララ」を記念する常設ギャラリーが11日、高知市長浜の高知競馬場内にプレオープンする。
映画ハルウララ製作委員会(東京都)が入場口横の空き部屋などのスペース(約300平方メートル)を活用。等身大のハルウララや馬房の模型、映画で使った小道具、映画出演者の手形やサインなどを展示する。入場無料。
プレオープンを記念し、同日午後零時55分と2時25分の2回、同競馬場内で元ドリフターズの加藤茶さん、仲本工事さん、高木ブーさんによるトークと音楽のショーが行われる。
ギャラリーは内容を充実させ12月12日、正式オープンする。
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▼10月8日
【夕刊話題】ウララ馬主
ハルウララが栃木に突然に移送された問題で、ある有名タレントがテレビで「(どこで放牧しようと)馬主の自由ではないか」と言っていたそうだ。馬の所有権は馬主にあるのだから、言われてみればその通り。が、「ハルウララの馬主」の場合、通常とは事情が違う。
ハルウララの馬主はもともと北海道の生産者だった。ところが賞金削減でこの馬主が持ちきれなくなり、調教師の宗石大さんがいったん引き取り、高知市内の知人に馬主になってもらった。走れる以上は馬を処分できないという、宗石さんならではの理由があった。
今の女性馬主が高知競馬に顔を見せ始めたのは、すでにウララ人気に火が付いている昨年夏のことだ。この馬の面倒を2歳から見ている宗石さんは「引退後は引き取る」との申し出にほだされたのか、ほかにも希望者がいたにもかかわらず、彼女との口約束を律義に守り続けて、3月に無償でハルウララを譲った。
そうした経緯を私たちは、実は冷や冷やしてそばで見てきたのだ。この女性は馬主にもならないうちからインターネットで自分の団体の宣伝にハルウララをしきりに使ったり、現地集合、現地解散の高額な「高知競馬ツアー」を開催したり。
馬主資格が得られた数日後には、待ち構えていたように「ハルウララ」の名称で商標登録を申請。ほかにも「ハルウララカー」(自動車か?)なる商品やお守りやステッカー、加護用札などを次々に出願している。
調教師を押し切っての強引な移送は失敬極まりないが、「馬主の自由」と言われれば逆らえまい。せめて高知の人たちだけは、言いたい言葉をのみ込んでいる、宗石さんらの気持ちを察してあげてもらいたい。 (石井 研)
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▼9月26日
ウララ早く高知に 県内外のファン仲間が署名活動
高知競馬のハルウララの県内外のファン3人が26日、高知市長浜の高知競馬場で「ウララの1日も早い帰高を」と訴えて署名活動を行った。
滋賀県安土町の会社員、真山弘子さん(45)と神戸、高知市の男女2人のウララファン仲間。
真山さんは、武豊騎手の騎乗で沸いた3月22日のレースで初観戦以来、ウララの出走日に通いつめる熱烈ファンで、ウララ移送に「心にぽっかり穴があいたようで、仕事が手に付かない日もあった」ほど落胆。しかし「ウララが帰ってこれるよう何か応援を」と仲間と連絡を取り合った。
署名活動は午前10時の開門と同時に開始。3人は「ウララ帰高に協力を」と入場者一人一人に声掛け。場内にも用紙を配布し、5時間半で約400人分の署名を集めた。
署名した高知市の主婦、筒井和恵さん(36)は「今やウララは高知市のシンボル。早く帰って来れるように」と3人を激励。署名活動は27日も行い、集まった署名は県競馬組合に提出する。
【写真説明】「ウララの帰高を」と署名を呼び掛ける真山さん=右端=ら(高知市長浜の高知競馬場)
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▼9月25日
ウララ映画 高知ロケ終了 台風乗り越え無事に
高知競馬を舞台に描く映画「ハルウララ」の高知ロケは24日、高知市長浜の同競馬場で最終カットを撮影し、1カ月にわたって繰り広げた現地ロケを終了した。
ロケ最終日は、映画のオープニングの撮影。ハルウララが北海道から馬運車に揺られて高知にやってくるシーンや、がらんとした同競馬場の観戦スタンドを収録した。
ウララを載せた馬運車が海沿いの道を走り、同競馬場の入場ゲートをくぐるまでを、同市五台山の展望台や同車の後ろを走るワゴン車から撮影。最後に同競馬場のスタンドで、投げ捨てられた新聞紙が風に舞う様子を収めて無事終了。
「高知ロケ、これで終了です」。スタッフの掛け声に、森川時久監督が全員に向かって帽子を脱いで一礼。拍手がわき起こる中、県観光コンベンション協会から花束が贈られた。
森川監督は「自然の台風だけでなく、人間が引き起こした“台風”まで上陸し、まさに天候の合間を縫っての撮影だった」とウララ移送騒動もちくり。「何とか予定通り収録でき、ほっとしたような寂しいような。試写会や初上映の時には、また高知に来ます」と慌ただしかった1カ月を振り返った。
撮影は28日から3日間、北海道の牧場でロケを行い終了。その後、撮影カットをつなぎ、音楽などを合わせる編集作業に入り来春、全国の劇場で公開される予定。
【写真説明】高知ロケ終了後、花束を贈られる森川時久監督=右(高知競馬場)
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▼9月18日
高知にウララ戻して ファンが街頭で署名活動
「ハルウララに生きる力をもらった。恩返しがしたい」。栃木県に移送された高知競馬のハルウララを早く高知に呼び戻そうという署名を17日から、高知市西秦泉寺の吉岡千代美さん(53)が同市の帯屋町アーケード街で始めた。
吉岡さんがウララと出会ったのは今春。勤務先の飲食店にウララの前馬主が客として来ていたことがきっかけだった。
以来、ウララの宗石大調教師や古川文貴騎手らと電話や手紙で親交を深め、ウララの厩舎(きゅうしゃ)に通った。「本当に良い人ばかり。ウララだけじゃなくみんなのファン」と話す。
自律神経の病気で、昼間も安静のため寝ていることが多い吉岡さん。いつ症状が出るか分からない、精神的にもつらい状況をウララや関係者に何度となく励まされたといい、15日には空になった厩舎で泣いた。
「私たちより宗石さんたちの方が悔しい思いをしている。ファンとして支えなければ」と署名を開始。初日は2時間で約130人の署名を集め、「1人でどこまでできるか分からないけど、多くの協力を得たい」と話していた。
【写真説明】ウララを高知へ、と署名を呼び掛ける吉岡さん=左端(高知市帯屋町1丁目)
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▼9月18日
ウララのオーナー安西氏会見 「調教師と方針違う」
高知競馬のハルウララが栃木県黒磯市の「那須トレーニングファーム」に移送された問題で17日、馬主でエッセイストの安西美穂子さん(46)=東京・杉並区=が同ファームで会見。今回の移送騒動について「合意の上で運んだ」とあらためて反論。今後のスケジュールに関しては「2カ月間放牧した後、なるだけ早い時期に高知競馬に復帰させたい」とした。
会見には、マスコミ約20社が訪れ、反響の大きさを物語る。安西さんは冒頭、「お騒がせして申し訳なかったが、高知競馬と宗石(大)調教師にけんかを売ろうというのではなく、なんとか仲良く、来年3月のラストランに向けて調整していきたい」と話した。
その上で「映画への出演を許諾することと引き換えに、県競馬組合の管理者と13日(以降)の放牧に合意していた」と説明。「(移送した)15日、宗石さんは当初は確かに反対していたが、最後は私の説得に応じた」と、強引な方法ではなかったことを強調した。
「休養」をめぐって宗石調教師と対立していることについては「ウララのお父さんとお母さんの教育方針の違い。ママとしてはリフレッシュさせてあげたかった」。
高知競馬への復帰時期に関しては「2カ月の放牧の後、3月の引退レースに向けて調整したい。具体的なことは宗石さんに栃木に来てもらって相談する」とし、具体的な時期は示さなかった。
同ファームに着いたウララは「体調がよく、子馬のように跳びはね、元気でぴんぴんしている」という。
【写真説明】会見する安西さん(栃木県の那須トレーニングファーム)
安西 美穂子(あんざい・みほこ)さん 東京都出身。OL、コピーライターを経てエッセイスト。著書に「愛しのサラブレッド」「厩舎へ帰ろう」など。引退馬に余生を送らせる「おうちへ帰ろうCLUB」を主宰。資金援助してくれる人を募り、現在、引退馬4頭を北海道などの契約施設で飼育している。
ハルウララ安西オーナー一問一答
17日行われた、ハルウララの馬主でエッセイストの安西美穂子さんの会見での一問一答は次の通り。
―移送の経過は。
放牧については前田英博(県競馬組合)管理者と話し合い、映画への出演と引き換えに合意していた。宗石(大)調教師も投げやりな言い方だったが、「好きにしてください」と言っていた。突然ではない。
―宗石さんは「激しく反対したが、オーナー側に警察を呼ぶとまで言われ、従った」と。
私が説得して宗石さんはオーケーした。「警察を呼ぶ」とは私は言っていないし、聞いてもいない。もしかしたら(私の)スタッフが口を滑らせたのかもしれない。もしそうだったら大変申し訳ない。
―調教師と意見が食い違う形で連れて行ったことをどう思うか。
休養放牧ですから、このままウララがいなくなるわけではない。
―対立した理由は。
教育方針の違い。ウララのママとしては休養させ、いい状態で勝たせてあげたい。パパ(宗石さん)はいろいろなしがらみがあり、仕事を背負い込んでいて、ゆとりがない状態だった。サラブレッドであるウララに勝つことを目指させてあげることが私の仕事だと思う。一緒に勝ちたい。
―安西さんはウララに人気が出てから馬主になった人だが、権利を行使し過ぎでは。
オーナーだからとか所有権とか言ったことはない。(高知競馬は)みんな大変だから馬のことを考えてない。私はまず馬のことを考えたい。
―宗石さんは高知競馬で、自分たちの手の中で走らせることが信念だった、と言っている。
かわいい子には旅をさせろじゃないが、サラブレッドとしていろんな経験をさせたい。(放牧先の)馬場で跳びはねている姿を見て、正解だったと思っている。本気で調整して、勝つことを目指させたい。
―休養がベストかどうか話し合ったのか。
宗石さんは「(休養は)ベストじゃない。このまま使い続ける方がいい」と言っていた。高知県内の休養場所も探したが、セキュリティーの問題などで断念した。
―その後、宗石さんと話したか。
16日に電話し、無事に(栃木に)到着したことや飼い葉を食べたかどうかなどを伝えた。「私は絶対、これからも先生とやっていきますから」とも話した。
―宗石さんがあれほど怒るということは、そもそも話し合えていないのではないか。
そんなことはない。話し合ってきた。
―引退までに何戦させる予定か。
来年3月の高知競馬でのラストランの前に1回走るということを考えていたが(騒ぎになり)考える状態にない。落ち着いてから宗石先生と相談して決めたい。ファンの気持ちを十分に考慮したい。
―ハルウララグッズの権利について高知競馬の関連法人と対立があったと聞いているが。
厩舎(きゅうしゃ)を回っている時、馬が何頭も(廃馬として)出されているのを見た。ウララが走って支えてると思っていたが、高知競馬が潤っていない。(グッズ売り上げの一部を高知競馬支援に使うことになっている)ロイヤリティーが使われていないであろう現実にがくぜんとし、使途の明細を出すよう質問状を送ったことはある。
ウララ映画エキストラ急募
高知競馬場でロケを続けている映画「ハルウララ」の製作委員会が18日午後の撮影用にエキストラを募集している。スタンドからウララに大声援を送る観客役。12日午後に雨で延期になった場面を撮り直す。
撮影は午後1時半―5時半。事前の連絡は不要で、午後1時までにスタンドに集合。初春のシーンのため、長袖の上着が必要。参加者にはハルウララのお守りをプレゼントする。
同委員会のラインプロデューサー、鈴木政信さんは「12日午前は約1100人が参加し、熱気あるシーンが撮れた。映画の成功のため、再び大勢に協力してもらいたい」と呼び掛けている。
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▼9月17日
ウララ移送騒動 宗石調教師の会見要旨
高知競馬のハルウララが栃木県黒磯市の競走馬訓練施設に移送された問題で16日、県競馬組合(高知市長浜)で会見した宗石大調教師は「連れ去られたことに怒りを感じる」「できるだけ早く帰してほしい」などと語った。一問一答の要旨は次の通り。
―馬主さんは「休養」と言っているが。
ハルウララをリフレッシュさせ、来年3月21日の引退レースに向けて勝つ体力づくりをしたいと言われ、私と対立していた。2カ月間話し合いを持ち、今週末にも話し合いを予定していた。
―宗石さんの考えは。
高知競馬の僕らの手の中で出走させ、ファンの皆さんに姿を見せ、その中でチャンスがあれば勝つ。その姿をファンの方が応援してくださっていると思っている。県外での放牧は納得できなかった。
―移送の経過は。
きのう(15日)の午前10時半ごろ、いきなり馬運車が僕の厩舎(きゅうしゃ)に横付けされ、連れ去られた。私は(馬主さん側と)約2時間半、激しく言い合ったが、代理人さんに「おまえの考えはどうでもいい、馬を出すのはオーナーの勝手だ」と言われ、従うしかなかった。ハルウララは僕の厩舎に、今は、いません…。
―馬主さんの真意は。
なぜこの時期に休まねばならないのか、全く分からない。引退を発表した後なのに。馬主さんは僕が馬に接してきた理想とは違った方向に持っていこうとしている。
―今の気持ちは。
今すぐにでも馬主さんとの預託契約を解除したいほどだが、今まで見守ってくれた全国のファンの方がおられるわけで…。3月の引退レースまでに1度でもいいから見たいとの声をいただけば、感情的にならずに話し合いたい。
―高知に帰してほしい気持ちは。
もちろん、できるだけ早く帰してほしい。1回でも多く出走させるのが皆さまへのお返しだと思っている。
―馬主さんに対して怒りは。
この時期に事前の連絡もなく連れ去られた。怒りを感じる。
―別の人(元馬術日本代表のインストラクター)が栃木でウララを世話することについては。
栃木で世話する方には(移送作業で)きのう会った。(僕は)ウララに対して怒りがあるわけではないので、餌の量や気を付けることを詳しくお伝えした。栃木にはけがもなく無事着いたそうで、よかったと思った。
―ファンに対しては。
高知競馬場で引退までに出走させることについて、僕の力ではどうにもならないところに来ている。ハルウララが1日でも多く走ることができるように、ファンの方に助けてほしい。
【写真説明】会見する宗石調教師(県競馬組合)
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▼9月16日
ウララ移送騒動 馬主と協議へ 宗石調教師ら会見
高知競馬のハルウララが馬主の強い意向で「休養」のため、栃木県黒磯市の「那須トレーニングファーム」に移送された問題で16日、高知市長浜の県競馬組合で前田英博管理者と宗石大調教師が会見。「できるだけ早い時期に高知競馬に帰してもらいたい」とし、早急に馬主側と協議する意向を示した。
宗石調教師はウララが移送された15日の経過を説明した後、「今すぐにでも馬主さんとの契約を解除したいほどだが、今まで見守ってくれた全国のファンの声を聞いて、感情的にならずに話し合いたい」「僕の力だけでは走らせることができなくなったが、ファンの皆さんから来年3月の引退レースの残り一度だけでもいいから見たいとの声があれば、その方向で話し合う」と絞り出すような声で語った。
前田管理者も「馬の所有権はオーナーのものだが、ハルウララは社会現象を呼んだほどの馬。ファンの方の動向を見ながら、何がファンや馬のためによいかを馬主さんと早急に協議したい」と話した。
一方、15日午後に馬運車で高知競馬場を出発したハルウララは16日午前3時ごろ、黒磯市の同ファームに到着。高知から付き添った同ファームインストラクター、広田龍馬さん(28)=シドニーオリンピック馬術競技日本代表=は「詳しいことは馬主さんが17日の会見で話す」とした上で、「一般論としては牧場に長く置く必要はなく、2、3カ月のトレーニングで高知に帰せるのではないか」とした。
高知からの長距離移送については、「気難しい馬と聞いていたが、無事に移送できました」とほっとした様子で話していた。
【写真説明】ハルウララの栃木県移送を受け、記者会見する県競馬組合の前田英博管理者=手前左=と宗石大調教師(16日午前、高知市長浜の高知競馬場)
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▼9月16日
ウララ突然栃木へ 調教師ら困惑「真意分からぬ」
高知競馬の人気牝馬、ハルウララが15日、栃木県黒磯市にある競走馬訓練施設「那須トレーニングファーム」に向け大型車で運び出された。ウララの馬主でエッセイストの安西美穂子さん(46)=東京・杉並区=は「休養」と説明しているが、宗石大調教師ら地元関係者は移送について事前に聞かされておらず、困惑している。
【写真説明上】ハルウララ
宗石調教師や県競馬組合によると、安西さんと安西さんの会社の関係者ら7人が同日昼前、高知市長浜の同競馬場に馬運車とともに到着。関係者の一人が「来年3月の引退レースまで栃木で放牧と調整をしたい」と伝えた。
驚いた宗石調教師は「ウララは高知競馬のファンの馬。馬主が自由にできるものではない」と反発し、約2時間半の押し問答が続いたが、安西さん側のスタッフが「馬はオーナーのもの。妨害するなら警察を呼ぶ」などとし、最終的に、宗石調教師も運び出しに応じたという。
北海道生まれのハルウララは平成10年に高知競馬でデビュー。昨年から高知市の男性が馬主となっていたが、今年3月、安西さんが「引退後の面倒を見る」との約束で無償で取得。武豊騎手の騎乗による大フィーバーを経て、113連敗した8月3日の記者会見で安西さんが「来年3月、武豊騎手の騎乗を最後に引退させる」と表明した。
しかしその後、「県外で放牧と調教をして初勝利を目指す」とする安西さん側と、「放牧するタイプの馬ではなく、休養なら高知競馬で行うべきだ」とする宗石調教師の意見がかみ合わず、組合幹部を交えて調整していたほか、映画「ハルウララ」への出演や協力の方法についても一時、映画製作者と安西さんの間で混乱があった。
また、ハルウララ関連商品の権利関係をめぐって、組合関連法人との対立も表面化している。
高知競馬の前田英博管理者は「突然のことで困惑している。無事に帰って来てくれることを望むが、今後の対処は協議して考える」と説明。
宗石調教師は「高知で毎月走らせるのが僕の信念だったし、それがファンの思いに応えるものと思っていた。馬主さんの真意が分からない」と話している。
一方、安西さんは本紙の電話取材に対し、「ちゃんと話し合って合意の上で運び出した。休養期間などは決めていない。宗石さんと相談して決める。詳しいことは栃木で会見する」と話し、自身のホームページでは「ウララは休まず113戦、一生懸命走ってきました。ご褒美に、どうしてもお休みさせてあげたい。もう一度、皆さまの前に姿をお見せしたい」としている。
ハルウララは16日にも同ファームに到着、放牧されるという。
宗石調教師によると、ウララは今月下旬、114戦目に臨む予定だった。
【写真説明下】ハルウララがいなくなった馬房(15日午後2時半ごろ、高知市長浜の高知競馬場)
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▼9月12日
“引退レース”に大歓声 映画ハルウララロケ
高知競馬を舞台に描く映画「ハルウララ」の現地ロケのうち、全国公募で集まった大勢のファンがエキストラで出演する大掛かりな撮影が11日から2日間の予定で同競馬場で始まった。初日は架空の“引退レース”やウイニングランなどを収録。約1500人が観客役としてウララコールを響かせ、実際のレース同様、熱い声援を送った。
【写真説明上】盛んに声援を送る観客役のエキストラ約1500人(写真はいずれも高知市長浜の高知競馬場)
7班に分かれたエキストラが陣取る場所をスタッフが次々と指示して配置。スクリーンを効果的に使ってスタンドが満員に見えるよう演出した。
レースの撮影はいずれも撮り直しなしの一発勝負。ウララの代役を立てて10頭立ての模擬レースを2度行った。ハイライトシーンとなる“引退レース”では、ハルウララが3コーナーから追い上げ、観客は「ウララ頑張れ」「もう一歩」と、両手を打ち振って熱演。
2度目のレースは、うつらうつらと眠るウララが夢の中で見る会心のレースで、すさまじい拍手喝さいの中、序盤、後方で待機したウララが3コーナー手前からぐんぐん加速。間もなく、電光掲示板に着順が表示されると…という感動のシーンを収めた。
ウイニングランのシーンにはいよいよ本物のウララが登場。古川文貴騎手がムチをかざしてガッツポーズすると、森川時久監督から「はい、オッケー」の声が響いた。
大阪府羽曳野市からロケに参加した会社員、類家弘行さん(45)は「あす(12日)のロケにも参加するし、3月の(本当の)引退レースには会社を休んでも来たい。もしそこで勝ったらすごいドラマ」と話していた。
12日はパドックやデビューレースなどを撮影し、エキストラを動員しての収録は終える予定。
【写真説明下】ハルウララの夢の中のレースシーン。最後の直線で先頭争いをするウララ=左から2頭目
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▼9月1日
ウララ映画ロケ始まる 冬のシーンに汗だく
映画「ハルウララ」の高知ロケが31日、高知市長浜の高知競馬場でスタート。主演の渡瀬恒彦さんや賀来千香子さんらが台風一過の炎天下に汗をにじませ、初日から精力的に演じた。
初日は同競馬の空き厩舎(きゅうしゃ)を使った特設セットで、家を飛び出した妻(賀来さん)がこっそり戻ってハルウララに会ったり、夫の宗石大調教師(渡瀬さん)に出くわして逃げ帰るシーンを撮影。リンゴやニンジンを持たせようと追いかける夫を「あたしは馬やないがやき!」と妻が振り切って逃げるやりとりなどを収録した。
冬場のシーンとあって出演者は上着を着込み、合間に汗をふきながらの体力勝負。「本番!」「カット!」の掛け声が響く中、スタッフ約60人が出演者を囲むように作業し、三村順一プロデューサーは「撮影初日が台風で1日延びたが、今のところ順調。渡瀬さんがコミカルな味を出してくれていて、いい感じ」と話していた。
【写真説明】森川時久監督(右手前後ろ姿)と言葉を交わす賀来さん(中央)=高知競馬場
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▼8月30日
ウララ映画、きょうから高知ロケ 高知競馬で祈願祭
高知競馬を舞台に描く映画「ハルウララ」のロケのため高知入りした主役の渡瀬恒彦さん、賀来千香子さんが29日、同競馬場で撮影祈願祭に参加し、「自分なりの調教師像を」「ハチキンになれるように」と役作りへの意気込みを語った。高知ロケは30日から9月末まで。
同競馬場スタンド前に主な出演者、森川時久監督らが整列。大勢の観客を前に、高知市の潮江天満宮の宮司が祝詞を奏上した後、渡瀬さんらが順番にかしわ手を打ち、撮影の無事を祈った。
その後、出演者やスタッフが県競馬組合事務室で会見。宗石大調教師役の渡瀬さんは「すでにハルウララに対して僕の中でいろいろな思いが生まれ、疑似恋愛のような対象になっている。負け続ける馬がどうして淘汰(とうた)されないのか、宗石さんは最初からそんな信念の持ち主だったのか、ある瞬間から変わったのか。高知ロケを通して自分なりに考え、宗石像をつくっていきたい」と語った。
宗石さんの妻を演じる賀来さんも「オグリキャップを描くドラマなどに出たことがあり、競馬には縁がある。私の役は高知で言うハチキンさんだと思うが、土佐弁を聞き、実際のハチキンさんにも会ってみたい」と滑らかに続けた。
ロケは東京都内で既に22日から始まり、これまでに室内シーンを撮影した。高知ロケは同競馬場のほか、高知市内の街角や居酒屋などで撮影を予定。渡瀬さんは9月中旬ごろまで、賀来さんは同月末まで滞在する。
【写真説明】撮影祈願祭に参加した渡瀬さん(手前)、賀来さん(前列左から2人目)=高知競馬場
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▼8月11日
ウララに映画出演あいさつ 高知東生、高島礼子さん夫妻
高知競馬の人気牝馬を題材にした映画「ハルウララ」に出演する高知市出身の俳優、高知東生さんと妻で女優の高島礼子さんが10日、高知市長浜の高知競馬場に足を運びハルウララと対面。「飼っている犬は、うららです」と和やかに“あいさつ”していた。
来春公開のハルウララ映画で県競馬組合の広報担当職員の役に決まっている高知さん。出演は自ら所属事務所に希望したそうで、「高知発信の映画なのだから僕も呼んでよ、みたいな。こいつ(高島さん)は去年、『釣りバカ日誌』に出てるのにーっ…。何で君だけ出ているの、みたいな」
偶然にも夫妻が飼っている犬は、「うらら」という名の16歳の雌。
「僕の『連れ犬』なんです。高知から東京に出て、まだアパレル関係の仕事をしているころ。一人で寂しかったんでしょうね。たまたま入ったペットショップに無愛想な犬が1匹いて、抱いてみたらぺろっとなめた。それで衝動買い。春うららの季節に買ったから『うらら』にしたんです」
昨年5月の「釣りバカ日誌14」ロケで高知になじんだ高島さんもリラックスムード。「高知の人って、ぽんぽん話が出てきて、次から次へ言葉をかぶせてくる。笑い転げてしまいます。『おきれいですねー』と言ってくれた後で、『私の若いころのようだわ』とか」
9日に高知入りした2人は、5年ぶりによさこい祭りも見物した。
「厄年が済んだら僕も踊りたい。彼女? そら平気で踊りますよ。高知の男拾うような女やから」と高知さん。土佐流でぽんぽん話していた。
【写真説明】「かわいいですね」と高知さんと高島さん(高知競馬場)
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▼8月4日
ウララ3きょうだい対決 弟1着、姉5着、妹8着
「弟」強かった―。ハルウララとその妹、弟の3きょうだいがそろって走るレースが3日、高知市長浜の高知競馬場で行われた。兵庫・園田競馬所属の弟、オノゾミドオリが前評判通りの走力を見せて快勝。ハルウララは5着で113連敗になった。武豊騎手の弟の武幸四郎騎手(中央競馬)が騎乗した妹のミツイシフラワーは8着。
レースは一番人気に推されたオノゾミドオリが序盤から2番手でレースを進め、懸命に逃げるスズマサルを最後の直線でとらえて快勝。7番手につけたハルウララは最後の直線でスピードを上げてミツイシフラワーなど2頭を抜き、見せ場をつくった。
3きょうだいのそろい踏みは全国的な注目を集め、平日にもかかわらず約2400人が入場。マスコミ約30社が取材した。
ハルウララにはパドックやレース前のウオーミングアップで次々拍手がわき起こり、最後の追い込みでも大歓声。レース後に3きょうだいがそろってレース場を回ってくると、「ウララー」「ミツイシー」などと声が飛び交った。
レース後、3きょうだいに騎乗した3騎手が会見。ハルウララの古川文貴騎手は「弟は力がずば抜けていた」、武騎手も「頑張ったけど、(弟に)ついていけなかったです」と脱帽の弁。オノゾミドオリの小牧太騎手(中央競馬)は「やっぱりこの馬は力が違う。感心しました」と、ウララたちよりタイムや実績が上のため、5キロのハンディを背負って走った「弟」の完勝をたたえた。
同レースは全国の地方競馬場でも発売され、同レースだけで高知競馬の日曜日の1日平均売上額を上回る約7900万円を売り上げた。
【写真説明】レースを終えて引き揚げる3きょうだい。左からオノゾミドオリ(小牧騎手)、ハルウララ(古川騎手)、ミツイシフラワー(武騎手)=高知競馬場
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▼8月4日
ハルウララ来春引退 余生は故郷北海道で
ハルウララの馬主でエッセイストの安西美穂子さん(46)=東京都杉並区=は3日のレース後に会見し、ハルウララを来年3月21日の中央・地方交流レース「黒船賞」を最後に引退させる意向を明らかにした。既に中央競馬の武豊騎手に引退レースでの騎乗を依頼したという。
高知市内の前馬主から今年3月に馬主を引き継いだ安西さんは「もう(人間の40歳に相当する)8歳なので、けがなどを心配してレースを見守ってきた。プレッシャーを背負わせたまま走っているので引退の線引きをどこかでしたい。来年の黒船賞なら花道になるのではと思った」と説明。
武騎手には6月5日に東京競馬場で騎乗を依頼し、「(高知で交流レースがあれば)乗りたい」と内諾を得たという。
会見に同席した宗石大調教師は「いつまでも厩舎(きゅうしゃ)にいてほしいが、いつかは引退を決断しなければならない。いい別れをしたい。体調を考えると来年あたりが引退の潮時かとも思う」とし、県競馬組合の前田英博管理者も3月引退に向けて関係者と調整していく意向を示した。
引退後は、ハルウララが生まれ、現在も母親の「ヒロイン」がいる北海道三石町の隣町、浦河町の乗馬体験型観光施設「AERU(アエル)」で過ごす予定。
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▼8月3日
きょう「ウララ3きょうだい」対決 高知競馬 ハルウララと妹のミツイシフラワー、弟のオノゾミドオリの3頭がそろって走るレース「ハルウララ・チャレンジカップ」(1300メートル)が3日午後3時半から高知競馬場で行われる。
出走10頭のうち未勝利馬は7頭。ハルウララ(112連敗)ほか、廃止される地方競馬場を転々と渡り歩いてきたミリョクナムスメ(75連敗)、7月の54戦目で勝ったカガノジョテイ(1勝53敗)など、関係者が一勝に執念を燃やす馬がそろった。
実績では兵庫・園田競馬のオノゾミドオリ(6勝42敗)が優位だが、ハルウララの宗石大調教師は「中央競馬の騎手(武幸四郎、小牧太騎手)が乗る弟や妹はなんとか打ち負かしたい」。ミツイシフラワーの田中譲二調教師も「きょうだいの中では先着したい」と意気込む。
同日はこのほか、すべての馬がスパイダーマン柄の覆面(メンコ)で登場するレース(午後2時20分発走)も。県競馬組合担当者は「地方競馬しかできない実験的なレースで活気を呼び込めれば」としている。
特大縫いぐるみ登場 きょう限定50個販売
高知競馬グッズの人気商品「ハルウララ縫いぐるみ」にこのほど、新しい仲間がお目見えした。新しい縫いぐるみは、高さ約50センチ、重さ約2キロの特大サイズをラインアップ。発売前から注文の予約が入るほどの人気となっている。
トレードマークのピンクのメンコ(覆面)姿で振り返る“新ウララ”は、グッズを販売する「サポートKRA」のオリジナルデザイン。大きな目に、いたずらっぽく舌をぺろり。首には交通安全絵馬を掛けている。
特大縫いぐるみは、1個6800円で、3日の同競馬場グッズ売り場では、50個を用意。サポートKRAは、ファクス(088・841・5130)での注文も受け付けている。
【写真説明】サポートKRAオリジナルデザインの“新ウララ”特大縫いぐるみ
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▼7月28日
ハルウララ映画 1日製作発表会 出演者あいさつ
高知競馬の連敗馬ハルウララを題材にした映画「ハルウララ」の製作発表会が、8月1日午前9時50分から高知市長浜の高知競馬場で行われ、出演者の渡瀬恒彦さん、賀来千香子さんらがファンの前であいさつする。
映画ハルウララ製作委員会の主催で、同競馬場スタンド前の表彰台に出演者らが上がり、抱負などを語る。
同日は競馬開催日で、通常より1時間早い午前9時に開門(入場料100円)。県競馬組合は「ファンの前で行う映画の製作発表は珍しいのでは」と話している。
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▼8月2日
ウララ映画の製作発表会 厩務員役の忍成さんら抱負
高知競馬のハルウララを題材にした映画「ハルウララ」の製作発表会が1日、高知市長浜の高知競馬場で行われ、出演者の忍成(おしなり)修吾さん(23)、七海まいさん(16)が「方言や馬に慣れていい演技をしたい」と抱負を語った。
映画は実在の人物と架空の人物を織り交ぜ、連敗馬ハルウララを描くフィクション。来春公開を目指している。主役の宗石大調教師を渡瀬恒彦さん、宗石さんの妻を賀来千香子さんが演じ、ライバル調教師役には竹中直人さん、ハルウララファンの児童の父親役にガッツ石松さんが登場する。
製作発表会には森川時久監督、橋本大二郎知事らが出席。
渡瀬さんと賀来さんは悪天候による航空便の欠航で来高できなかったが、厩務(きゅうむ)員の藤原健祐さん役の忍成さんが「早く土佐弁を覚え、ハルウララにも慣れたい」。宗石さんの娘を演じる七海まいさんは「宗石さんには土佐弁を教えてあげるよと言ってもらった」と意気込みを語った。
高知競馬場でのロケは9月1日から同月末まで。同11、12日には東京からのツアー客や公募したエキストラ計約5000人を動員し、レースシーンを撮影する。
三村順一プロデューサーは「ハルウララにも出演してもらい、代役が可能な場面では姿が似ている妹のミツイシフラワーにお願いしたい」と構想を話した。
【写真説明】製作発表に臨む七海さん(左から2人目)、忍成さん(同3人目)ら=高知競馬場スタンド
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▼7月31日
ウララ妹に武幸四郎騎乗 3きょうだい対決 来月3日
ハルウララと妹、弟の3きょうだいが出走する8月3日の高知競馬レース「ハルウララ・チャレンジカップ」(10頭、1300メートル)で、妹のミツイシフラワーに武豊騎手の弟の武幸四郎騎手(中央競馬)が騎乗することが30日決まった。兵庫・園田競馬所属の弟のオノゾミドオリには小牧太騎手(同)、ハルウララは従来通り古川文貴騎手が騎乗する。
同カップでは、同じ母馬から生まれたハルウララ(112連敗中)とミツイシフラワー(15連敗中)が初対決。園田などで6勝しているオノゾミドオリは、ハルウララやミツイシフラワーより5キロ重い58キロの斤量(騎手と馬具、重りの合計重量)で参戦する。
同カップの馬券は全国の地方競馬場でも発売予定。県競馬組合は「人気騎手と3きょうだいの力を借りて売り上げを伸ばしたい」としている。
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▼7月28日
ハルウララ映画 1日製作発表会 出演者あいさつ
高知競馬の連敗馬ハルウララを題材にした映画「ハルウララ」の製作発表会が、8月1日午前9時50分から高知市長浜の高知競馬場で行われ、出演者の渡瀬恒彦さん、賀来千香子さんらがファンの前であいさつする。
映画ハルウララ製作委員会の主催で、同競馬場スタンド前の表彰台に出演者らが上がり、抱負などを語る。
同日は競馬開催日で、通常より1時間早い午前9時に開門(入場料100円)。県競馬組合は「ファンの前で行う映画の製作発表は珍しいのでは」と話している。
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▼7月27日
ハルウララ映画 調教師役に渡瀬恒彦さん
高知競馬で連敗中の人気牝馬ハルウララを題材にした映画「ハルウララ」の配役が26日までに決まった。主役の宗石大調教師役に渡瀬恒彦さん、宗石さんの妻を賀来千香子さんが演じる。
出演者はほかに、厩務(きゅうむ)員の藤原健祐さん役に映画「バトル・ロワイアル2」などに出演した若手の忍成(おしなり)修吾さん、県競馬組合職員役に高知市出身の高知東生(のぼる)さんら。テレビや映画でおなじみの豪華な俳優陣が顔をそろえた。
映画製作会社「アマナスキネマ東京」(東京都港区)が1月から準備を進めてきた。監督は「次郎物語」などの作品がある森川時久さん、音楽は作曲家の服部克久さん。中村市出身の中島丈博さんによる脚本が出来上がっており、1勝を目指して走るハルウララと宗石調教師、藤原厩務員の物語を軸に、架空の登場人物を交えてストーリーを展開する。
ロケの大半は高知競馬場。レースシーンの撮影は一部始まっているが、本格的な撮影は9月から行い、来年4月の公開を目指している。
県競馬組合は「多彩な出演者で出来栄えが楽しみ。レースを見つめる観客役のエキストラは県民などから公募したい」としている。
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▼7月24日
ウララに「お中元」200本 ニンジン入場料で宗石さん講演
高知競馬のハルウララの調教師、宗石大さんの講演会が23日、高知市本町3丁目の高新文化ホールで開かれ、来場者が“入場料”として持ち寄った200本余りのニンジンがハルウララに“お中元”として贈られた。
「NTT労組退職者の会」が結成30周年記念として主催。ニンジンは硬貨1枚で会場入り口で買うこともできたが、約200人の来場者の大半が手提げバッグやポリ袋に入れて大小のニンジンを持ち寄り、受付の段ボール箱の中に順に山積みしていった。
宗石さんは「土佐弁を使うと、県外の記者には聞き取ってもらえなかった」などと猛烈な取材攻勢の中でのエピソードを語る一方、物静かに「僕の仕事はハルウララを引退まで無事に走らせてやること」とも。来場者は時に笑い、時にじっと、現場の仕事師の話に聞き入った。
集まったニンジンと主催者が用意した大根、リンゴの計110キロはこの日のうちにウララの厩舎(きゅうしゃ)へ。8月3日の「3きょうだい対決」をニンジンパワーで制することができるか―。
【写真】講演後、ハルウララへの“お中元”を抱える宗石さん(高知市の高新文化ホール)
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▼7月15日
入場料はニンジン 宗石調教師が23日に高知市で講演会
高知競馬の人気牝馬ハルウララの調教師、宗石大さんの講演会「夢のゴールはきっとくる―ハルウララと共に」が23日午後零時45分から高知市本町3丁目の高新文化ホールで開かれる。NTT労組退職者の会県支部協議会の主催。
入場自由だが、入場料代わりにニンジン1本が必要。持参できない人は会場入り口でワンコイン(1円玉から500円玉までのいずれでも可)で買うことができる。
先着11人にハルウララの馬券で作った特製のお守りを進呈。同協議会は「入場料のニンジンはハルウララへのお中元にします」としている。
問い合わせは同協議会(088・821・3800、火・木曜午後1時―4時)。
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▼7月12日
高知競馬場 ウララ4着「112」連敗
高知競馬のハルウララ(古川文貴騎手)は11日の第9レース(1300メートル)に出走。10頭中4着に敗れ、連敗は112に。第6レースに出走した妹のミツイシフラワーも9頭中5着で15連敗となった。
この日のハルウララは内側の3枠スタート。序盤は6番、中盤は7番手に付け、3コーナーを回ると馬群の内側から勢いよく3頭をかわした。最後の直線も内側を粘り強く走ったが、1着のメニーメモリーに約4馬身届かなかった。
この日は家族連れら約1800人が観戦。終盤には「来た」「行け」と声援がわき起こり、レース後には着順が表示された電光掲示板を撮影する観光客も。
調教師の宗石大さんは「きょうも砂の深い内側をよく伸びたし、好調と言えるんじゃないかな。次のレースは外側の枠がほしい。(出走が予定されている)弟は5勝している実力馬なので、妹には負けないように頑張ります」と話した。
ハルウララの次走は8月3日の「ハルウララ・チャレンジカップ」。妹のミツイシフラワーや兵庫・園田競馬から遠征する弟のオノゾミドオリなど、ファン投票で選ばれた10頭が出走する。
【写真】ハルウララをカメラ付き携帯電話などで撮影する女性客ら(高知競馬場)
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▼7月6日
七夕祭りにウララ姉妹 大野見北小がわら馬
高岡郡大野見村寺野で5日、住民グループ「森の宮を守る会」(岡村利成代表)と北小学校の児童が、七夕飾りとしてハルウララ姉妹に似せた高さ1・5メートル、長さ2メートルほどの「ジャンボわら馬」を手作りし、近くの萩中川に渡した。
同会は「過疎と高齢化の進む地域に明るい話題を提供したい」と3年前に結成。同校児童らと協力して、こいのぼりやクリスマスの飾り付けなどに取り組んでいる。
周辺地域では、七夕には織り姫とひこ星が会うために乗る「わら馬」を飾り、天の川に見立てて川に渡す風習がある。今年もメンバーらが児童と約30のわら馬を製作。さらに、児童数が少なくても頑張る姿を、負けても懸命に走り続けるハルウララに重ね合わせて「ジャンボわら馬」を作った。
この日はお年寄りらが両岸に約30メートルのワイヤを渡して飾り付け。わら馬や星飾りと一緒に「太鼓が上手になりますように」「世界が平和になりますように」などと書かれた短冊を添えた竹2本もつるした。
姉妹のわら馬には、ハルウララがかぶるメンコ(マスク)に似せたものを森田美智恵校長が手作りしてプレゼント。風に揺れるわら馬に、児童らは「川の上を走りゆうみたい」と大喜びだった。
【写真】萩中川上に渡された七夕飾りのハルウララ姉妹(大野見村寺野)
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▼6月30日
8月3日にウララ・チャレンジカップ 「3きょうだい対決」
8月3日に高知競馬で行われるファン選抜レース「ハルウララ・チャレンジカップ」に、ハルウララの弟で兵庫県・園田競馬所属の「オノゾミドオリ」が参戦することが29日、決まった。27日に高知競馬で実施したファン投票では、妹の「ミツイシフラワー」がトップの54票を獲得しており、夢の「3きょうだい対決」が実現する。
同カップの出場馬を決めるファン投票の総数は117票。投票と一緒に行ったアンケートでは94%にあたる110票がオノゾミドオリの参戦を希望。園田競馬に要望を打診したところ、馬主、調教師ともに快諾し参戦が決まった。
オノゾミドオリは平成11年3月、ハルウララと同じ北海道三石町の信田牧場で生まれ、母親も同じヒロイン。未勝利の姉、妹と違い、46戦で5勝している。
担当する荒山義則調教師は「小柄やけど丈夫な馬。厩舎(きゅうしゃ)ではおとなしいが、馬場や大勢の中でおびえたり入れ込む(興奮する)のはウララと似ている」と話している。
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▼6月28日
ハルウララ111連敗 「1フィーバー」ならず5着
高知競馬のハルウララは27日、第9レース(9頭・1300メートル)に出走。「111戦目で1着」の“1フィーバー”に期待が掛かったが5着に敗れ、連敗記録は111となった。
前走に続いて1番人気に推されたハルウララは序盤から5、6番手の中団で待機。第3コーナーで後退したが最後の直線では、大外から一気にスピードアップ。ゴール手前で3頭をかわし3戦連続の入賞を果たした。
親子連れやカップル約2000人でにぎわったパドックでは、ハルウララが姿を見せるとあちこちから「今日こそ1着!」の声。最後に猛追を見せるとスタンドからは大きな拍手と歓声が上がった。
宗石大調教師は「今日も4コーナーから一脚(ひとあし)を使った。体も大きくなり、好調はキープしているので、これからも直線勝負。一戦一戦夢を持ってやるだけ。まあ、勝てるときは勝てる」。古川文貴騎手は「ゲートの中でごそごそしてスタートで遅れたが、最後の直線で一気に伸びた。次は馬体を絞って好成績を」と話した。
場内ではこの日、8月3日のレースでハルウララと対戦する馬を決めるファン投票も実施。約120人の投票があり、早ければ今週中にも出走馬が決定。結果次第では妹のミツイシフラワーや、弟で兵庫県・園田競馬所属のオノゾミドオリとの直接対決が実現する。
【写真】111戦目は5着だったハルウララ(高知市の高知競馬場)
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▼6月26日
ファン投票でウララ対戦馬を 3きょうだい対決も
県競馬組合は、ハルウララ(8歳)が出走する8月3日のレースの対戦相手をファン投票で選抜する。投票で妹のミツイシフラワー(3歳)が上位になれば初の姉妹対決が実現する。
またハルウララと同じ母親から生まれた弟で兵庫・園田競馬所属のオノゾミドオリ(5歳)の参戦を希望するかについてもアンケートを実施。園田競馬は「要望が強ければ参戦を検討する」としており、3きょうだい対決が実現する可能性もある。
ファン投票は27日、高知競馬場の来客者が対象。レースはハンディキャップ制。獲得賞金による格付けでC級以下に所属する約260頭から3頭を選び投票する。
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▼6月14日
追い上げ猛烈ウララ3着 妹ミツイシフラワーは2着
高知競馬のハルウララは13日の第9レースに出走。10頭中3着に敗れ110連敗となったが、ゴール手前の果敢な追い込みで観衆を喜ばせた。
前走の5月23日に2着と好走を見せたハルウララ(古川文貴騎手)は、中盤まで6番手で進んだ。最後の直線に入ると外側に出てスピードアップ。ゴール手前で2頭をかわし、2戦連続で上位に入った。
ハルウララのTシャツを着た親子や大阪市からのツアー客ら約2400人が観戦。パドックでは「ウララー」と子どもたちの声援や拍手が響いた。むちを受け猛烈に追い上げると大歓声が沸き、電光表示盤に3着が点灯するとまた拍手が起きた。
宗石大調教師はレース後、「武豊さんのレース後(3月22日)、終盤で追い上げる作戦に変えた。飼い葉もよく食べ、体も一回り太った。1ハロン(200メートル)はいい脚を使うし、夏負けもしないので次も期待できる。次の111戦目が1着なら1111のフィーバーですね」とにこやかだった。
ハルウララの妹のミツイシフラワーは第5レースで9頭中2着。14連敗となったが、1着に1馬身半差の元気な走りで観衆を沸かせた。ハルウララの111戦目は6月27日の予定。
【写真】この日も大勢の子どもたちから声援を浴びたハルウララ=手前(高知市長浜、高知競馬場パドック)
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▼6月10日
吉本新喜劇で連敗馬物語 25日上演「笑いの中に励まし」
吉本興業(大阪市)の新喜劇でハルウララにちなんだ新作舞台の上演が決定。主役の調教師を演じるお笑いタレントの辻本茂雄さん(39)が9日、高知市長浜の高知競馬場にハルウララと宗石大調教師を訪ね、テレビ用の撮影に精を出した。
舞台はハルウララの物語に着想を得た人情喜劇で、「ホシキララ」という名の連敗馬の調教師に辻本さん、ライバルのお金持ちのきゅう舎の妻に未知やすえさんが出演。間寛平さんにも出演を打診中という。
25日午後7時から大阪市の「なんばグランド花月」で上演されるほか、27日午後2時から関西テレビで録画放映される(県内は放映予定なし)。
辻本さんは、そのテレビ番組の冒頭シーンの撮影のため来高。そっぽを向いたままのハルウララの前に立ち、アドリブを交えて一人語り。
「おお、君がハルウララか、すっかり人気者になったなあ」「僕も一度も勝ったことがない馬の調教師」「頑張ってればいいことあるよね、ね、聞いてるー?」
宗石調教師と歓談した辻本さんは「ハルウララは僕は相手にしないのに宗石さんだと近寄ってくる。血はつながってないけどハートがつながっている感じ。劇は、笑いの中に励ましや人情がある楽しいものにしたい」と笑顔で話していた。
【写真】ハルウララを前に撮影する辻本さん(高知市長浜の高知競馬場きゅう舎)
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▼6月9日
“ハルウララ焼酎”全国へ 県内限定販売スタート
宝酒造(本社・京都市)は15日から、ハルウララの写真によるボトルデザインの焼酎「ZIPANG」高知競馬場ボトルを全国で発売する。デザインを違えた本県限定ボトルも用意されており、こちらは8日から吾川郡伊野町波川の西岡寅太郎商店(西岡寅八郎社長)で、先行販売されている。
同焼酎は、ボトルの内側にデザインを施したユニークなつくりが特徴。葛飾北斎の「富嶽三十六景」をイメージした日本画のボトルが既に全国で発売されている。
このボトルデザインに高知競馬場の人気馬、ハルウララはどうかと西岡商店が提案。人気は既に全国区、注目度も抜群と判断した宝酒造が新デザインに取り入れた。
絵柄は全国発売のボトルがハルウララが競馬場を走る構図で、本県限定ボトルは顔のアップ。700ミリリットル入りで、税込み900円。限定ボトルは西岡商店で先行販売しているほか、12日からは高知競馬場内でも販売される。
【写真】焼酎「ZIPANG」高知競馬場ボトル(左)と同本県限定ボトル
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▼5月24日
どよめいて…ウララ2着 追い込み及ばず109連敗
高知競馬のハルウララは23日の第9レース(9頭、1300メートル)に出走、1着に1馬身半差(0・3秒差)の2着に食い込む健闘を見せた。初勝利はならず109連敗となったが、先頭に肉薄する終盤の追い込みで観衆を沸かせた。
2番人気に推されたハルウララは序盤、中盤は中団グループに待機。最後の直線に入ると数頭を抜き去り、ゴール寸前でも1頭をかわした。
ハルウララが最後の直線で勢いよく伸びてくると、スタンドは「うおー」「えー」の大歓声とどよめきが交錯。騎乗した古川文貴騎手は「勝てという応援なのか、勝つなという悲鳴なのか、最後はものすごい声だった。飼い葉もよく食べるそうで調子がいい」。
ハルウララの2着は71戦目(平成14年8月12日)以来の5回目で、2着賞金の2万5000円を獲得。調教師の宗石大さんはレース後、「久々に“鬼脚”を見せた。あれがウララの本来の姿。うれしくて勝ったような気分です」と愛馬をたたえ、「夏場に牝馬は強くなる。望みが出てきた」とにこやかだった。
一方、この日の入場者は約1800人と、ハルウララの出走日としては98戦目(昨年11月9日)以来の2000人割れ。1日の総売上額は目標を約1600万円下回る約5500万円にとどまった。
第5レースに出走したハルウララの妹のミツイシフラワーは、9頭中8着に敗れ13連敗。ハルウララの110戦目は6月13日の予定。
ウララ絵本誕生 児童文学作家、那須田さん出版
高知競馬を舞台にした「絵本 ハルウララ」(ひくまの出版)が27日、全国発売される。児童文学作家で同出版社経営の那須田稔さん(73)=静岡県浜松市=が物語を執筆し、日本画家の小坂茂さん(78)=東京都=が絵を担当。連敗馬と人々の物語をメルヘン風に描いている。
那須田さんは全国の民話などを採録した「おとぎばなしシリーズ」(毎日出版文化賞)など著書多数。ハルウララの物語の映画化を進めている制作会社の勧めで4月に来高し、宗石大調教師ら関係者を取材した。
絵本は、声援を送る北海道の牧場の少女や、いつも応援に来る青いパラソルの女性ら架空の登場人物を織り交ぜながら、デビュー戦から武豊さんが騎乗した106戦目までを描いた。虹を思わせる水彩やパステル画で競馬場の日常を伝えている。
那須田さんは「私自身が地方で小さな出版社を経営しており、高知競馬場と重なる気がした。競馬の素朴さや生命感が伝われば」と話している。B5判32ページ。1260円。
ハルウララの著作物はこれまでにノンフィクション、短期連載の漫画、写真集などが販売されている。
【写真】刊行されたハルウララの絵本
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▼5月12日
ハルウララ ブラに“変身” トリンプが創立記念で製作
「走り続ける姿を応援したい」―トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京)は11日、連敗しても走り続ける人気の競走馬ハルウララをデザイン化したブラジャー「トリンプ頑張れ!ハルウララブラ」を製作したと発表した。
同社はことし創立40周年を迎える。人間に例えると40歳になるのに、ひたすら走る八歳馬ハルウララに共感。メスの「彼女」が象徴する“輝く40歳の女性すべて”に声援を送る気持ちを込めて作ったという。
12日と13日に東京で開かれる秋冬新作展示会で公開する。
カップの表面には、ハルウララの姿と桜の花を刺しゅうし、左カップの馬のしっぽには本物の馬の毛を採用したという。背中の部分は馬の好物のニンジンで染め、赤茶色に仕上げている。発売予定はないという。
【写真】トリンプ・インターナショナル・ジャパンのブラジャー「トリンプ頑張れ!ハルウララブラ」
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▼5月8日
8月3日ウララ姉妹対決 県競馬組合が計画
高知競馬の人気牝馬「ハルウララ」と「ミツイシフラワー」の姉妹対決が8月3日に実現しそうだ。馬券の全国発売の計画も持ち上がっており、既に東京・大井と広島・福山の各競馬場が姉妹対決の実現を条件に承諾。県競馬組合は「(武豊騎手、ハルウララコンビで全国発売した)3月22日のような人気を再現したい」と意気込んでいる。
【写真上】ハルウララ
108連敗のハルウララ、12連敗のミツイシフラワーの「全敗対決」を望む声はファンから上がっていた。両馬ともに最下級(F級)のため同じレースの出走は可能で、「仮にどちらかが(姉妹対決の前に)1勝してもすぐには昇級しないので、8月にレースを組むことは簡単」(同組合)という。
人気馬の姉妹対決を売り出そうと、同組合は全国の地方競馬場に馬券の場外発売を打診。これまでに福山競馬が同日の高知競馬全レース、大井競馬も姉妹レースの販売をそれぞれ承諾している。
「ウララ人気」とは裏腹に売り上げの低迷が続く同競馬は4月以降、目標額を上回った開催は1日だけ。ゴールデンウイーク期間中の2―5日も約1万2000人を集めたが、馬券の売り上げは開催日数が1日少なかった昨年に及ばなかった。
県競馬組合は「ウララ人気はありがたいが、馬券の売り上げにつなげられていない。小さい地方での経営には限界もあり、全国発売に活路を見いだしたい」としている。
【写真下】ミツイシフラワー
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▼5月6日
姉妹そろって負けました! 高知競馬のハルウララ
姉妹そろって負けました――。高知競馬の人気牝馬ハルウララが5日、第8レースに出走。大歓声を集めたが11頭中6着に敗れ、国内歴代2位タイの108連敗に。別のレースで同競馬での初戦に臨んだ妹のミツイシフラワーも11頭中9着(デビュー以来12連敗)と振るわず、スタンドは明るいため息で包まれた。
この日のハルウララは単勝2・8倍の2番人気。向こう正面からじりじり後退したが、最後の直線で粘り強く伸びて1、2頭をかわすと、詰め掛けた子どもらの拍手や歓声が飛んだ。
騎手の古川文貴さんは「ゲートの中で(馬に合図を送る)手綱の位置がずれ、指令を送れない状態で走った。終盤で手綱を修正して追い込むと伸び脚はあった。次こそは」と残念そう。
ハルウララの108連敗は、元浦和競馬のハクホークイン(平成4年引退)の161連敗に次ぎ、元名古屋競馬のグレースアンバー(昨年12月引退)と並ぶ国内歴代2位の記録。宗石大調教師は「ここまで走ってこれたことはうれしい。一つの勲章だと思う」と淡々と話した。
ハルウララと同じ母親から生まれ、熊本・荒尾競馬から移籍してきたミツイシフラワーは第5レースに登場。チューリップ模様を付けた黄色い覆面(メンコ)で姿を見せると、パドックを埋めた観客は次々にカメラを向け、「かわいいー」。単勝馬券は早くも一番人気で、「ミツイシフラワー」の名前を押せるスタンプコーナーも行列ができていた。
観客増えたが売り上げ低迷
高知競馬の2―5日の総売り上げ(自場分)は約2億6100万円。開催日数は昨年の連休中より1日多く、入場者数は約2700人増えたにもかかわらず、肝心の売上額は目標を約5500万円下回り、昨年比でも600万円のダウンだった。
高知競馬場では、ウララ姉妹が登場する今年の大型連休中、家族連れらを見込んだキャラクターショーなどを企画。ハルウララなどが出走した5日には4344人を集めるなど、「競馬場は祭りのような雰囲気だった」(県競馬組合)が、「前後のレースの売り上げがさっぱり。戦略を立て直さないと経営は非常に苦しい」(同)としている。
【写真】初戦から人気を集めたミツイシフラワー(5日、高知競馬場のパドック)
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▼4月30日
ハルウララの新お守り 高知競馬場 来月2日から
高知競馬で107連敗中の人気牝馬、ハルウララの新しい交通安全お守りがこのほど完成し、次回開催(5月2―5日)から高知市長浜の同競馬場で販売される。これに合わせ、ハルウララのしっぽの毛が入ったお守りの販売は同5日で終了する。
新しいお守りは県産ヒノキの間伐材を使った小型の絵馬で、毛が入ったお守り同様、同市内の寺で願懸け。裏には「1日を無事に走れますように祈願いたしました」との言葉とともに、ハルウララの写真シールが張られている。一つ500円で1000個を製作した。
毛が入ったお守りはこれまでに約2万4000個が売れた人気商品。しかし、毛の本数に限りがあることなどから、これに代わるグッズを検討していた。
来月2日からはハルウララに乗ったキティちゃんの縫いぐるみ(大2000円、小1000円)なども発売予定。グッズを販売するサポートKRAは「できるだけ多くの人に手にしてもらうため、1人当たりの数を限定しての販売も考えている」と話している。
【写真】新しく発売される絵馬のお守り。奥はウララに乗ったキティちゃんの縫いぐるみ
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▼4月27日
ウララステッカー3万枚増刷 会員特典で配布 県交通安全協会
県交通安全協会(西山俊彦会長)は26日、会員特典として3万枚作製したハルウララ交通安全ステッカーの配布を開始。この日だけで各支部などに会員約850人が受け取りに訪れた。
県内警察署内の16支部や伊野町枝川の運転免許センターの窓口には、朝から会員が続々。1人1枚限定だが、「何とか2枚を」と求めたり、家族4人分の会員証や免許証を持参する会員も。
この日、運転免許を新規取得したり更新し、入会した266人にも配布した。ただ、同協会が“当て込んでいた”ステッカー目当ての新規加入者は6人にとどまった。
同協会は問い合わせが多いことから、さらに3万枚を増刷。関係者は「全国の安全運転のシンボルになれば」と期待を寄せている。
【写真】ウララステッカーを受け取る会員(高知南署内の県交通安全協会高知南支部)
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▼4月22日
ウララの妹「ミツイシフラワー」移籍 高知競馬
高知競馬で107連敗中のハルウララ(8歳牝)の妹、ミツイシフラワー(3歳)がこのほど、熊本県荒尾市の荒尾競馬から移籍。5月2日からの16年度第3回開催に出走を申し込んでおり、24日の能力検査に合格すれば、来月2―5日のいずれかのレースに出走するという。
ミツイシフラワーは平成13年2月、ハルウララと同じ北海道三石町の信田牧場で生まれ、母親も同じヒロイン。昨年7月に北海道の旭川競馬場でデビューし、12月からは荒尾競馬場で走ってきたが、これまで11戦未勝利。「話題性で地方競馬の活性につながるなら」との馬主の意向で高知競馬に移籍した。
新たに所属する田中譲二調教師(42)の厩舎(きゅうしゃ)はハルウララのいる宗石厩舎の二つ隣で、田中調教師は「ウララに似ちょるわ。ちっちゃいし、暴れるし」。
高知入りして数日たった今は様子も落ち着き、飼い葉の食いもいいそうで、「体重を増やして初勝利を目指す」と同調教師。担当の厩務員、島田直斗さん(17)も「ウララより先に勝ちたい。左耳の後ろを触られるとすごく嫌がるけど、人懐っこくてかわいい」と話す。
「組み合わせで3歳馬と8歳馬の直接対決は難しい」(県競馬組合)が、周囲の関心はもっぱら姉妹対決。ハルウララの宗石大調教師(53)は「もし一緒に走ることがあったらそら負けられん。でも若いからなあ…伸びてくるかも」と話していた。
【写真】移籍してきたミツイシフラワー。島田さんのブラッシングに舌をペロリ(高知市長浜の高知競馬場)
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▼4月20日
今度は“ハルウララ米” 袋に写真 県産品PR
今度は“ハルウララ米”――。全農県本部(高知市)とパールライスこうち(南国市)は、高知競馬のハルウララをパッケージにした県産米を販売する計画を進めている。ユズ製品などにもウララのシールを張って売り出すことにしており、ウララ人気にあやかって県産農産物をアピールしていく。
米は10キロ入りのコシヒカリ。5月末から6月初旬にかけての販売を目指し、袋のデザインを準備中。ウララの写真と「高知県産米」の文字が目立つレイアウトになりそう。既に、宿毛市内の米卸売業者と関係が深いスーパーのフジ(松山市)が中四国の約80店舗での販売を予定している。
フジはこれまでも米売り上げ全体の約25%に当たる約8億円の県産米を販売しているが、広島県などでは認知度がいまひとつ。上田悦男・商品部長は「ウララ人気を契機に高知の米のおいしさを知ってもらえるのでは」とし、1日100トン以上の売り上げを見込んでいる。
全農県本部は現在、県競馬組合へ商品の企画書を提出中で、近く正式承諾が得られる見通しという。また売り上げの一部を高知競馬の賞金に充てることも検討中だ。
【写真】ハルウララをパッケージにした県産米のデザイン案
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▼4月19日
ハルウララ 5着107連敗
高知競馬のハルウララは18日、第8レースに出走。9頭中5着に敗れ、107連敗となった。武豊騎手が騎乗した前走(3月22日)のような混雑はなかったものの人気は健在で、約2500人が観戦した。
この日は単勝2・5倍の2番人気。好スタートで3、4番手集団を進んだが、3コーナー付近で5番手に後退。最後の直線で再び伸びたが、前の馬群に届かなかった。
賞金が得られる5着以上に入ったのは99戦目(昨年11月30日)の3着以来。騎乗した古川文貴騎手は「きょうは調子は悪くなく、最後もそこそこ伸び脚があった。次は好成績を残したい」と話した。
この日の同競馬の総売り上げは約7100万円。ハルウララの単勝馬券だけで106万円を売り上げた。場内のグッズ売り場は終日にぎわい、馬の着ぐるみ姿で応援に駆け付けた徳島県の若者など県外客も目立った。次走は5月5日の予定。
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▼4月13日
ステッカー新たに3万枚配布 県交安協 26日から会員限定で
県交通安全協会(西山俊彦会長)は、同協会高知南支部が春の交通安全運動(6―15日)に合わせて配布し、人気を集めているハルウララの交通安全ステッカーを新たに3万枚作製し、会員に限り特典配布することになった。
同高知南支部のウララステッカーは「ゆっくり走ろう」だったが、同協会製は負け続けても元気に走るウララにあやかり、「今日も元気にハルウララ」と安全運転を呼び掛ける。
ステッカーは26日から、県内16警察署内の協会支部と吾川郡伊野町枝川の運転免許センターで、現会員や更新、新規会員に限って、無料で配布。約37万人の会員や未加入のドライバーに同協会の活動をPRするのも狙いの一つだ。
同協会の西山国彦専務理事は「ウララに一役も二役も買ってもらって交通安全をアピールし、安全協会の役割にも理解を深めてもらえれば」と話している。
【写真】県交通安全協会が会員に配ることになったハルウララ交通安全ステッカー
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▼4月7日
橋本知事とウララ談義 高知競馬関係者
高知競馬の関係者と橋本大二郎知事が6日、県庁知事室でにこやかに「ハルウララ談議」。高知競馬側は、ハルウララ映画の撮影用に全国からエキストラを集める構想などを明かし、県の観光部門のバックアップなどを求めた。
前田英博・県競馬組合管理者や馬主、調教師、厩務(きゅうむ)員の代表ら6人が出席。前田管理者は東京の映画制作会社が進めている撮影を9月に行い、全国から観客役を募りたいと説明。また熊本・荒尾競馬に在籍しているハルウララの妹の「ミツイシフラワー」が高知競馬に移籍する可能性もあるとして、「こうしたものも生かしてドラマを作りながら、競馬の面白さを伝えたい」と話した。
このほか、「ハルウララの縫いぐるみの人気がすごく、偽物が出たり、ネットオークションで2万円の値が付いた」「県外のあちこちの地方競馬場がハルウララを1日貸してくれと言ってきている」など、ブームをめぐるエピソードを披露した。
橋本知事は「ハルウララはぽっと出てきたブームではない。関係者が力を合わせた象徴のヒロイン。高知県内なら『プロジェクトX』に近い成功例。私もハルウララをダシに年度始めのあいさつをしたり。いいダシが出ます」と関係者の労をねぎらい、「県の観光部門などでも応援します」と、終始にこやかに応じた。
【写真】橋本知事=左=と懇談する高知競馬関係者(県庁知事室)
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▼4月7日
ウララステッカー大人気 ゆっくり走ろうPR
ハルウララ、交通安全にも一役―。県交通安全協会高知南支部(三井一士支部長)などは春の交通安全運動初日の6日、ハルウララの写真を使った交通安全ステッカーをドライバーらに配布した。高知南署内の同支部窓口にはウララファンらが殺到。約500枚がたちまちさばけるなどウララ人気に沸いた。
ウララは、「馬券が当たらない」を「車に当たらない」にかけたお守りもあるが、同支部は「ゆっくり走る」ウララにあやかってステッカー4000枚を作製した。
この日は朝から、同協会会員らが街頭でドライバーらに約500枚を配布。同支部の窓口でも配布したところ、1人1枚限定のステッカー目当てにファンが殺到した。
中には、「並んででも欲しかった」と午前7時前に窓口を訪ねた男性や、「長距離を運転する大阪の長男に送るため」と土佐市から駆け付けた主婦(62)も。午後2時すぎには、窓口分約500枚のほか、電話受け付け分約300枚もなくなった。
残りは、安全運動期間中に同支部管内の街頭催しで配布する。
同支部の川村浩事務局長は「ウララのおかげで交通安全協会も多くの方に知っていただけた。ウララと一緒に安全運転を」と呼び掛けている。
【写真】車に張られるハルウララのステッカー(高知市の高知南警察署)
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▼4月1日
ウララ張ってゆっくり運転
ハルウララのステッカーを張ってゆっくり安全運転を―。県交通安全協会高知南支部などはこのほど、ハルウララの写真を印刷した交通安全ステッカー=写真=を4000枚作製した。
春の全国交通安全運動(4月6―15日)の期間中、高知南署管内での催しでドライバーらに無料配布する。配布前には高知市内の神社でステッカーのおはらいも受けるという。
円形で直径8センチ。中央に懸命に走るハルウララの写真を配し、「ゆっくり走ろうハルウララ」「交通安全」の文字がデザインされている。
同支部の川村浩事務局長は「ステッカーをお守りに、ウララのように、ゆっくり安全運転を」と呼び掛けている。
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▼3月28日
「1回ばぁ、勝とうな」 ハルウララ本4冊目
児童文学作家でフリーライターの菊池俊さん(56)がこのほど、高知競馬の人気牝馬ハルウララと周辺の人々を取材した「1回ばぁ、勝とうな」(日本エディターズ)を出版した。「ハルウララ本」は直木賞作家の重松清さん、すばる文学賞作家の吉川良さんらに続いて4作目。
菊池さんは故郷の東京・八丈島を舞台にした児童文学作品「トビウオは木にとまったか」「南の島のバレエ団」など著書多数。近年は著名人や専門家の名前で代筆する「ゴーストライター」をしている。
今回は菊池さんが自分の名前で初めて出版したルポルタージュ。高知競馬の調教師や騎手、きゅう務員、獣医師らのほか、民宿のおかみさん、引退馬を引き取って世話している須崎市の浜脇敬広さん一家の土佐黒潮牧場を取り上げるなど、高知の競馬文化を幅広い取材で描いている。
作者自身の人生も織り込んだ。児童文学を書き続ける傍ら、勤務先の自動車製造工場が50歳を過ぎて閉鎖。古い友人のつてでゴーストライターになり5冊の「ゴースト本」を出したが当たらず、稼ぎは会社勤めのころの3分の2に…。
12日間の高知滞在を通してハルウララに純粋に励まされる自身の思いを重ね合わせ、「ウララちゃんよ、オジサンもあきらめないで攻めていく。プルス・ウルトラ。もっと向こうへ」とつづる。表題と表紙写真は本紙記事を引用した。190ページ。税別1300円。
【写真】菊池俊さんのハルウララ本「1回ばぁ、勝とうな」
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▼3月24日
ウララ視聴率“1着” 中継番組が最高19・9%
高知競馬で人気の牝馬ハルウララ(8歳)に武豊騎手が騎乗した22日のレースを、近畿の地上波で唯一、実況中継した毎日放送(大阪市)のテレビ番組「ちちんぷいぷい」の瞬間最高視聴率が19・9%に達したことが23日分かった。平均視聴率も12・0%と平日では番組史上最高だった。
番組の料理コーナーを中断してレースのスタートからゴールまでを完全生中継。ハルウララと武騎手が不良馬場を泥だらけでゴールした直後の午後4時44分ごろ、瞬間最高を記録した。
中継前から「何時に始まるの」「早く見せて」など視聴者の問い合わせが計43件あったという。
毎日放送宣伝部は「予想はしていたが、ここまでとは」とウララ人気にあらためて驚いていた。
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▼3月23日
“武ウララ”の日 高知競馬・10着
ユタカ到着、でも、ウララ10着――。高知競馬(高知市長浜)で105連敗中のハルウララに22日、中央競馬のトップジョッキー、武豊騎手が騎乗。高知競馬史上最多の1万3000人のファンの大声援を受けて注目の第10レース「YSダービージョッキー特別」に出走した。ただ、残念ながらハルウララは11頭中の10着。106連敗を喫した。
武騎手が地方・中央交流重賞レース「第7回黒船賞」参戦で来高するのに合わせ騎乗を依頼し、“夢のコンビ”が実現した。
スタートでややダッシュの利かなかったハルウララは、後方集団の内らち沿いを追走。仕掛けどころの第3コーナーでも伸びを欠き、1着のファストバウンスと10馬身差でのゴールになった。
この日は、雨の中を全国各地から大勢のファンが訪れ、スタンドに入りきれない観客を春野陸上競技場に誘導する、同競馬史上初の入場制限を実施。売り上げは過去最高を更新し、記録ずくめの一日になった。
【写真】1万3000人のファンの注目を浴びたハルウララと武豊騎手(高知競馬場のパドック)
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▼3月23日
入場最高1万3000人 1日売り上げ8億円
並んだ、走った、また負けた――。人、人、人で埋め尽くされた22日の高知競馬場。午後4時41分、歴史的なレースのゲートが開き、スタンドは大歓声。「きょうこそ勝ってー」「負けても満足」。ファンの夢と期待を乗せた「武・ウララ」は10着に終わり、場内は“陽気なため息”に包まれた。
【写真】「ウララ頑張れぇー」「ユタカ勝たせて!」。全国から集まった1万3000人のファンが熱い声援を送った(高知競馬場)
開門前、既に3000人以上(主催者発表)が並んだ。午前8時50分すぎ、予定を30分以上早めて門を開けると、若い女性らもバーゲンセール顔負けのダッシュ。グッズ売り場や馬券発売所めがけて走る、走る。開場時間を急きょ繰り上げたため、売り場では十分な対応ができず、「何やってんだ」と罵声(ばせい)が飛び交う場面も。“普通じゃない”一日が幕を開けた。
HPパンク
入場者を待ち受けた次の試練は、馬券の購入。初心者用にマークシート講座もあり、あっという間に人だかり。専用窓口は列の長さが時間とともにむしろ長くなる始末で、ただひたすら7時間近く待った人もいた。
競馬場へ足を運べないファンのためにと、ホームページでもレース情報を配信。しかしアクセスが殺到し、昼ごろからほとんどパンク状態。県競馬組合は「ダウンしたわけではないが、よほど運が良くないとつながらない状態」と頭を下げるしかなかった。
グッズ大人気
レースは記録ずくめで、入場者は過去最高の1万3000人。全10レースの売り上げは、過去最高の8億6904万円に上った。ハルウララが出走した第10レースだけで約6割の5億1163万円を占め、ウララの単勝だけで1億2175万円。過去の1レース最高売り上げの2億4670万円(平成13年3月、黒船賞)を大きく上回った。
グッズの売り上げも過去最高。お守り、キーホルダーなど35種類、1万5000個用意したものが、Tシャツと帽子以外は完売。約1000万円の大台に達した。
一方、同競馬史上初の入場制限のあおりで、近くの春野陸上競技場に集まったのは約400人。午後2時半ごろから大型画面で特集番組を放送、グッズも販売した。しかし「もう少し人が来るかと思ってましたが…」と関係者もやや拍子抜けの様子。本場の盛り上がりには遠く及ばなかった。
県外でも熱気
東京・品川区の大井競馬場では、本場より格段に便利な“単勝100円券専用投票カード”が登場した。カードをもらい、発売機に差し込めば馬券が買える仕組みで、まさに飛ぶような売れ行き。
兵庫県の園田競馬場は平均入場者数を3000人近く上回る8800人余りが入場。同競馬場の非開催日の場外発売では入場、売り上げとも最高を記録した。
武騎手が会見 「機会あればもう一度」
「なんなんだ、これは。ダービー勝ってもこんなフラッシュないのに!」。武豊騎手は22日のレース後に記者会見。詰め掛けた報道陣を沸かせ、ハルウララのレースを振り返った。
(フラッシュを浴びながら入場して開口一番)なんなんだ、これは…。指輪はこれでーす、(婚約会見)みたいな。
―今日一日の感想を。
いやー、疲れました。驚きですね。これほど注目されるとは。せっかくこれだけ集まってくれたんで、ひそかにいい結果をと狙ってたんですけど。
―馬にまたがった瞬間の印象は。
有名な馬ですから、どんな馬かと思ってましたが、細くて小さい、かわいい馬でした。
―緊張は?
馬場入りしてからすごい声援が掛かってて。注目されているんで、緊張感ありましたね。
―レース場では。
ウオーミングアップをしたら軽いフットワークで、ひょっとしたらと。でもスタートして何秒で終わりましたね(笑)。あんまり進んでいかないから、ありゃって。
―4コーナーでも手応えが…。
ちょっと付いていけなくなって。うわさ通りだな、と。直線での声援も聞こえましたが、でも、どうすることもできなくて…。
―レース後、もう1周回ってスタンド前を走りましたが。
せっかくたくさんの人が来ているんで。僕も目立ちたい方なんで。
―走り終わって馬に感じたことは。
まったく走らない馬ではないですね。ちょっと足が遅いだけです(報道陣爆笑)。ちょっと悔しいなという思いはあるんで、もしまた乗れる機会があれば、もう一度乗ってみたい気持ちはあります。
―乗った理由は。
人気のある馬だし、興味もあったし。僕が乗ることでさらに注目してもらえるならいいと。地方競馬も廃止のうわさが絶えないですから、小さい競馬場から人気のある馬が出て盛り上がればと思うんで。
―共感するところは。
彼女は自分の与えられた仕事をまじめにこなしている。結果だけでなくて、これだけのファンを呼べるんですから名馬と言えますね。
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▼3月23日
きゅう務員の藤原さん 「これマジっすか…」
「いやあ、これマジか…と思いました。ぞわぞわっとしました」。日本一小さな競馬場の、日本一愛される馬のきゅう務員、藤原健祐さん(21)。国内の馬産を下支えしている地方競馬場の若い職人は、いつものように言葉少なに、でも、ちょっとどきどきしながら「武・ウララ」の“2周”を振り返った。
【写真】泥だらけで引き揚げてきたハルウララと武騎手。すぐさま駆け寄ったのはきゅう務員の藤原健祐さん(高知市長浜の高知競馬場)
藤原さんは15歳の時から、憶病で手のかかるハルウララの世話を続けている。体を丁寧に洗った後、毎朝5周、約2キロの「引き運動」。長い時間と距離を黙々と刻んだ。とにかく1勝したかった。
ひょんなきっかけで、訳の分からないような、降ってわいたようなブームに。昨年来、マスコミが次々に取り上げ、ウララ人気はうなぎ上り。日本を飛び越え、海外メディアにまで飛び火した。
生活が一変した。日常生活にカメラが入ってきた。取材者に声を荒らげ、後悔したこともある。
仕事はきつくなる一方なのに、1頭当たりの1カ月のきゅう務員手当は3万円。それでも黙々と丁寧な仕事をこなし、どうにかこうにか、「3・22」がやってきた。
「きょうは、朝から中央競馬のきゅう務員さんがウララを見に来たり、写真を撮られたり。自分の馬がどう見られるか思うと、恥ずかしくて。自慢の馬では、あるんすけど」
レース前のパドック。大観衆の中、宗石大調教師と2人で手綱を引く。武豊騎手が小走りに走って来て「藤原君の馬」に軽く飛び乗った。武騎手はすぐ、ウララの首をなでた。
「馬を落ち着かせようとしてくれてましたね。あいつ尻っぱね(後ろ脚をけること)しそうだったから。こっちは心配で心配で」
午後4時41分。うおーっと歓声が波打った。スタート!
「出られればハナ(先頭)に行きます」とパドックで話していた武騎手は出遅れ、そのまま、じりじりと後退した。しかし、遠くから見ていた藤原さんは肌があわ立つ感覚がした。
「ああ、マジやって。武豊がウララに乗りゆうって」
11頭中10着。ごった返す大観衆をどよめきで揺らした武騎手とウララは、さらにもう1周回ってきた。
「武さんには記念にゴーグルをもらいました。本当は『この馬どうですか?』って、直接聞きたかったんすけどね」と藤原さん。
「武・ウララ」を負かした若い騎手たちが、ひと仕事終えて話す。
「そらあ勝たせるわけ、いかんでしょ、武さんに」「本命(ハルウララ)は僕が飛ばすつもりでしたから」「そうそう、日本中を敵に回してでもねや」
負けず嫌いの集団に交じって、藤原さんはさっぱりした笑顔。
お祭りの1日を終えたきゅう舎団地。泥だらけのゴーグルが、ウララの馬小屋に置かれていた。
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▼3月22日
高知競馬 “武ウララ”きょう出走 混雑が予想
「武・ウララ」コンビは22日午後4時35分、高知競馬第10レースに出走する。天才騎手を迎えての106戦目、さて何着!?――。
中央競馬の武豊騎手と105連敗中のハルウララは「YSダービージョッキー特別」(全11頭)に出走。同レースには小牧太騎手(中央競馬)、吉田稔騎手(名古屋競馬)も騎乗するほか、ハルウララ担当の古川文貴騎手がシルクコンバットで出走する。
第9レースの黒船賞には中央競馬から武騎手のノボトゥルー、安藤勝己騎手のディバインシルバーなどが参戦。
全国の新人騎手が競う全日本新人王争覇戦(第8レース)には中央競馬や門別(北海道)、盛岡、大井(東京)、船橋(千葉)などの12選手が挑む。
場内では切手シートやお守り、縫いぐるみなどハルウララのグッズを販売。元川崎競馬騎手の佐々木竹見さん、競馬評論家の原良馬さん、フリーアナウンサーの宇野和男さんによるトークショーなどもある。
大変な混雑が予想されるため、県競馬組合は通常より早い午前9時半に開門。JR高知駅発の無料バスを午前8時半から同10時10分まで15分おきに運行するほか、長浜産業団地に臨時駐車場を構え、競馬場とを結ぶシャトルバスを走らせる。
一般入場者は1万3000人をめどに入場制限を実施。入れなかった観客のため近くの春野陸上競技場を開放し、大型映像装置で黒船賞やハルウララのレースを中継する。
県競馬組合は「大渋滞が予想されるので早めにバスなどで来ていただくとありがたい。事故がないようにご協力をお願いしたい」としている。
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▼3月20日
都心でウララグッズ人気 初販売ファン殺到
高知競馬のハルウララのグッズが19日、東京都中央区のデパート「松坂屋銀座店」で、高知競馬場以外では初めて販売された=写真。
一般には手に入りにくい16種類、約1400点の限定商品を目当てに、午前6時半から銀座通りにファンが並び始め、ピーク時には約400人の行列に。
しっぽのお守りや縫いぐるみ、Tシャツなどが次々に売れ、午後零時半ごろにほぼ完売。商品がなくなったため20、21日の販売は取りやめになった。
デパートの広報担当は「あまりの人気で1人1点に限らせてもらったが、たちまち売り切れた。今のハルウララなら商品があればいくらでも売れそう。売上金はハルウララの餌代にしてもらいます」と話した。
グッズは22日にも川崎、浦和、船橋など15の地方競馬場で特別販売される予定。
高知競馬で夢のコンビ 武・ウララ正式決定
高知競馬の人気牝馬「ハルウララ」への武豊騎手の騎乗が19日、正式に決まった。22日午後4時35分発走の「YSダービージョッキー特別」(1300メートル、11頭)で、夢のコンビが実現する。
19日発表された中央・地方競馬の交流レース「黒船賞」の参加騎手に予定通り武騎手が決定。これを受け、宗石大調教師が日本中央競馬会を通じて武騎手にハルウララへの騎乗をあらためて依頼したところ、承諾が得られたという。
ハルウララの出走は、黒船賞終了後の第10レース。最下級のレースで1着賞金は11万円だが、武騎手のほか、園田競馬(兵庫)から中央競馬に移籍した小牧太騎手、名古屋競馬の吉田稔騎手も高知競馬所属の馬で参戦する。
メーンレースの黒船賞(1着賞金3000万円、12頭)には、中央競馬から武騎手(ノボトゥルー)、小牧騎手(ノボジャック)、安藤勝己騎手(ディバインシルバー)、武幸四郎騎手(ウインクリューガー)が参戦。地方からは岩手・菅原勲騎手(タイキシェンロン)、高知・中越豊光騎手(ベストライナー)らが挑む。
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▼3月12日
ハルウララ写真付き駅入場券 JR四国が限定発売
JR四国は15日から5月31日まで、高知競馬の人気牝馬「ハルウララ」の写真付き入場券を発売する。四国内の5駅の入場券を語呂合わせで組み合わせ、“応援グッズ風”に仕立てた。
「がんばれハルウララ号 応援記念入場券」と題し、全体のサイズは縦21センチ、横15センチ。ハルウララが走る姿のカラー写真を付け、高知のほか、春賀(はるか)(愛媛)、勝瑞(しょうずい)(徳島)、喜多山(きたやま)(愛媛)、吉成(よしなり)(徳島)の5駅の入場券(各160円)を組み合わせ、「春うらら 高知で願う初勝利 喜び多く 皆吉と成る」と短歌を詠んで添えた。裏面には戦歴とプロフィルを掲載した。
同社の熱烈なウララファンの男性社員のアイデア。徳島県の学駅の入場券を5枚つづりにして「ご入学」と語呂合わせをした受験生向け商品を参考にしたという。
1セット800円で2000セット限定。高知、土佐山田、後免、須崎、窪川など県内5駅を含む四国内16駅で販売する。
問い合わせはJR四国商品企画課(087・825・1646)。郵送での申し込みは送料分の切手を張った封筒を同封し、現金書留で〒780−0056 高知市北本町2丁目7―1、JR四国高知駅「がんばれハルウララ号応援記念入場券」係へ。
【写真】JR四国が発売するハルウララの写真付き入場券
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▼3月11日
ウララ勝って! 首相が予算委でエール
「ハルウララ、一回ぐらい勝ってほしいなあと思っている」―。小泉純一郎首相は10日午後の参院予算委員会で、高知競馬でデビュー以来105連敗中の人気牝馬ハルウララにエールを送った。
小泉首相は、民主党の高嶋良充氏の質問に答え、ハルウララについて「ほのぼのとした、温かい気持ちを感じる。負けても負けてもくじけないで頑張る。それで人気が出て、多くのファンがいつか勝つだろうと期待している」と持ち上げた。
さらに「最近では(馬券が)当たらないから、自動車事故に当たらないだろうと、お守りまでハルウララという名でやっている」と、意外なほどの「ハルウララ通」ぶりを見せた。
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▼3月8日
“武ウララ”確実に 騎乗予定の中央馬 出走へ
高知競馬で22日に行われるレースで、中央競馬の武豊騎手が人気牝馬「ハルウララ」に予定通り騎乗することが7日、確実になった。
同日発表された中央・地方競馬の交流レース「黒船賞」(22日、第9レース)の出走予定馬に、武騎手が騎乗を予定しているノボトゥルーが選ばれたため。これにより武騎手の高知競馬への参戦がほぼ決まり、同日の第10レースでハルウララに騎乗することが可能となった。
武騎手はハルウララへの騎乗を1月に承諾済みで、高知競馬側から依頼があれば、正式に承諾するとみられる。騎手の正式決定は19日。
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▼3月2日
ハルウララCD完成 17日に全国発売
東芝EMIが17日から全国発売する高知競馬の人気牝馬、ハルウララの応援歌CD「ハルウララの詩(うた)―ただひたすらに」が1日までに完成。関係者の思いを詰め込んだ「高知産CD」に仕上がった。
「小春日和のバンカーに 今日もしんがりつとめます」で始まる歌詞は、ハルウララの調教師、宗石大さん(53)の作詞。県競馬組合職員が曲を付けて歌い、県内有志が高知市内の音楽スタジオで収録。昨年12月の100戦目に合わせ、県内で100枚を販売した。
全国発売されるCDは「高知版」をそのまま採用。パッケージはハルウララが走るカラー写真を使って作り替え、オリジナルカラオケを付けた。
こだわったのは楽譜付き歌詞カード。裏面全体にハルウララと藤原健祐きゅう務員が歩く後ろ姿のモノクロカットを載せ、宗石さんが書いた「ウララへの思い」を添えた。
〈…引退までに一度は勝たせてあげたいけど 無事に厩(きゅう)舎に帰ってくれることが一番です。いつまでもうちにいてもいいんです〉
同社の伊藤泰成ディレクターは「『伝えたいことがある』と宗石さんが寄せてくれた詩的な文章です。楽曲も高知の人の思いがこもっていて、産地直送のCDに仕上がった」と満足そう。
宗石さんは「自分の詩が歌で世に出るとはこんなうれしいことはない。作詞の印税が入るらしいが、仕事がある間は福祉関係に全額寄付したい」と話している。
同社によると既に全国のレコード店から約2万5000枚の予約があり、初回プレス(製造)は10万枚を予定している。
【写真】完成したCD「ハルウララの詩」
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▼3月1日
「ハルウララ」映画に 来春公開目指す
高知競馬の人気牝馬「ハルウララ」の物語が映画化されることが29日までに決まった。高知競馬場を舞台に、東京の製作会社が9月から本格的な撮影に入り、年内完成、来春公開を目指している。内容、出演者などは未定だが、脚本は中村市出身のシナリオライター、中島丈博さんが担当する。
「典子は、今」「ビルマの竪琴」「人間の約束」などの製作実績があるアマナスキネマ東京(東京都港区)が1月に県競馬組合に打診、調整を重ねてきた。同組合や宗石大調教師は大筋で了承済みで、競馬場関係者らの正式な合意が得られれば具体的な撮影日程、方法を調整する。
構想では、宗石さんと藤原健祐厩務(きゅうむ)員を主人公に、実話に脚色を加えたストーリーとし、監督、出演者の選定を進めている。
撮影は競馬場の仕事に支障が生じないよう、場内の検査用の馬小屋を「宗石厩舎」に見立て、レース場面は同競馬の騎手や馬に出演してもらう。製作費は製作会社が全面負担、競馬関係者らの出演費用も支払う。
同社の三村順一プロデューサー(55)は「宗石さん役は味のある役者を据えたいし、実在しない女性をマドンナ的に登場させるのもいいのでは。小型の特殊カメラも使う予定で、米映画『シービスケット』のような臨場感のある映像をイメージしている」としている。
同社関係者は8日に来高し、県関係者とも調整する。宗石調教師は「台本なども見ていないので正式なことは言えないが、映画化されるとすればうれしいこと」と話している。
“春遠し”105連敗
高知競馬のハルウララは29日、第八レース「たっすいがは、いかん!特別」(1300メートル)に出走。得意の雨馬場を5番手で進み、3コーナーすぎで4番手まで上げたが、終盤で伸びを欠いて11頭中9着に終わり、105連敗となった。
次走予定は3月22日で、中央競馬の武豊騎手の騎乗が濃厚となっている。
【写真】映画化が決まったハルウララ。105戦目は9着(29日、高知市長浜の高知競馬場)
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▼2月28日
ウララ8歳特大ケーキでお祝い 高知競馬場
高知競馬(高知市長浜)の人気牝馬「ハルウララ」が満8歳の誕生日を迎えた27日、所属先の宗石大調教師(53)のきゅう舎に直径40センチのケーキが届いた。
贈り主は宗石さん作詞のCD楽曲「ハルウララの詩」を3月に発売するレコード会社「東芝EMI」。同市内のケーキ店に発注した1万円のデコレーションケーキは、ニンジンの形のチョコレート付き。
ハルウララは首を伸ばしてにおいをかいだり、宗石さんが手にした花束の葉を食べたり。
宗石さんは「誕生日に合わせ、手紙やニンジンなどを各地から頂いた。100戦目と、大勢の方に祝ってもらったきょうが一番うれしい」と、とつとつと話していた。
【写真】ハルウララは花束の方をむしゃむしゃ…(高知市長浜の高知競馬場)
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▼2月26日
武騎手―ハルウララ実現へ ノボトゥルー黒船賞出走
騎乗馬の都合で微妙になっていた高知競馬の人気牝馬ハルウララと中央競馬の武豊騎手のコンビが、予定通り実現する可能性が高いことが25日、分かった。
高知競馬で3月23日に開かれる「黒船賞」に、武騎手騎乗予定の中央のノボトゥルーが出走する見通しが強まったため。ノボトゥルーはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで同時期に開かれる国際競走への招待を受諾したため、武騎手の高知入り自体が白紙になっていたが、25日までに国際競走出走を辞退した。
関係者によると、ノボトゥルーは黒船賞出走の可能性が高いという。県競馬組合は「ぜひ乗りに来てほしい」と心待ちにしている。
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▼2月23日
ハルウララ8歳祝う 県内外からファン11人
高知競馬の人気牝馬、ハルウララの誕生日の2月27日を前に23日朝、県内や青森、徳島などのファンが高知市長浜の高知競馬場にハルウララを訪ね、記念撮影したりニンジンを食べさせて「満8歳」を祝った。
県競馬組合が企画したファンサービス。21、22日の競馬開催中に抽選を行い、応募者170人のうち20人が「直接祝える権利」を獲得。このうち参加の都合がついた11人が同競馬場の宗石大きゅう舎を訪問した。
馬小屋で休んでいるハルウララに順番に近づき、写真に収まったり、首や鼻づらをなでたりしてスキンシップ。
青森県大畑町のサケマス漁業、川口強さん(55)は一人で旅行中に高知競馬に立ち寄って応募。「休漁中なので、ハルウララに会えるといいなあと思いながら高知に来た。そしたら運よく当選できちゃって…」と津軽産のリンゴをハルウララにプレゼント。
5年前に首の神経の病気で手足が不自由になった徳島市の荒石浩徳さん(43)は「小さいときから足が遅かったし、今は足が不自由なので、懸命に走っているハルウララに共感します。前から会いたかった」とゆっくり近づいて記念撮影。
宗石調教師のエスコートでニンジンを食べさせた千葉県市川市の菊池由起さん(33)は「高知に帰省中で、ぜひ会いたいと。ハルウララの馬券を欲しがっていた夫も喜ぶと思う。かわいい顔で、ほんと、体が大きかったあ」と上気した表情だった。
【写真】宗石調教師(左)と一緒にニンジンを食べさせる参加者(高知市長浜の高知競馬場)
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▼2月21日
ハルウララに武豊乗れない?
高知競馬で104連敗中の人気牝馬ハルウララに武豊騎手が騎乗する予定が、微妙な情勢になっていることが20日分かった。
武騎手がハルウララに乗るには、中央競馬所属の馬が3月22日、高知競馬で開催される中央・地方交流レース「黒船賞」か「はりまや盃(はい)」のどちらかに出走することが条件だった。しかし黒船賞に出走し、武騎手の騎乗が予定されていた中央のノボトゥルーが同月27日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれる国際競走に招待され、19日までに受諾。黒船賞を回避するのは確実となった。
このため武騎手がハルウララに乗るには、ノボトゥルー以外の中央馬で黒船賞か、はりまや盃に出場することが必要となる。
県競馬組合は「ノボトゥルーの参戦が無理でも武騎手は来てくれるものと思っており、そのつもりで準備している。ぜひハルウララに乗ってほしい」と話している。
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▼2月14日
ハルウララが切手シートに
高知競馬の人気牝馬「ハルウララ」の写真付き切手シートが、3月22日から高知競馬場などで発売される。
写真付き切手は正規の80円切手の下にオリジナルの写真をくっつけられる日本郵政公社の新手のサービス。グッズ販売で高知競馬を支援している任意法人「サポートKRA」(近森智子事務局長)が同公社などとタイアップして製作した。
商品は10枚1組のシート式。ぬれタオルで顔をふいてもらって気持ちよさそうな表情や脚先、目のアップ、しっぽを揺らす後ろ姿など“ウララの十態”をそろえた。ミシン目付きで、切手と写真は切り離せる。
武豊騎手が騎乗する3月22日に合わせ同競馬場で発売し、全国の地方競馬場などでも取り扱う。
税込み2000円。限定2万シート。問い合わせ先は郵政弘済会四国地方本部(089・945・1221)、サポートKRA(088・841・5418)。
【写真】ハルウララの写真付き切手シートの見本。シートの表紙(右)は藤原健祐きゅう務員とパドックを歩く姿
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◆購入方法は次の通りです
代金(1シート2000円)と送料(20シートまで500円)を郵便局から郵便振替で次の口座へ送金してください。
口座名は「郵政弘済会 高知競馬場 ハルウララ号」、口座番号は「01690−0−92442」、住所・氏名のほか振替用紙の通信欄に購入希望のシート数を明記する。発送は3月22日の発売日以降になります。
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▼2月13日
ハルウララCD 3月17日 全国発売
高知競馬のハルウララの調教師、宗石大さんが作詞したCD「ハルウララの詩―ただひたすらに」が3月17日、東芝EMI(東京)から全国発売される。同社担当者は「年齢を問わず楽しめる応援歌。『だんご3兄弟』のような大ヒットを」と“大当たり”に期待している。
歌詞は全国のファンから贈り物をもらった宗石さんが、返礼用のTシャツに印刷しようと書いた。「みんなの声援受けながら いつかは1着夢に見て 私は懸命走ります」と応援歌風。
これに県競馬組合広報担当でアマチュアバンドの経験がある吉田昌史さんが曲を付け、高知市のシンガー・ソングライター、堀内佳さんが編曲。吉田さんが歌い、堀内さんが即興のコーラスとギター、口笛でサポート。昨年12月の100戦目に、高知競馬場内で100枚を限定販売した。
これが予想を超える大好評で、全国から発売を求める声が続々。同社の伊藤泰成ディレクターは「地域限定版にしておくのはもったいない」と高知に足を運び、全国発売にこぎ着けた。
全国版はオリジナルカラオケと楽譜を付けたほか、パッケージも作り替えた。伊藤ディレクターは「ウララに近い人の思いが凝縮し、『明日があるさ』風のマインドも感じられる。曲の中に収録されている橋口浩二アナウンサーのレース実況も臨場感がある」と話している。税込み1000円。
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▼1月26日
ハルウララに武豊騎乗へ
高知競馬(高知市長浜)で102連敗中の牝馬「ハルウララ」=写真下=に、今年3月のレースで中央競馬の武豊騎手=写真右=が騎乗することが25日、ほぼ決まった。トップジョッキーと、負け続けるハルウララの相性は――。
武騎手は3月22日に行われる中央・地方の交流レース「黒船賞」で、中央競馬のノボトゥルーに騎乗を予定している。中央競馬の騎手は原則的に地方競馬では乗れないが、交流レースへの参戦日だけ取得できる地方の「一日免許制度」を利用。ノボトゥルーへの騎乗が正式決定すれば、最終の第10レースでハルウララに騎乗することになりそうだ。
県競馬組合が仲介業者を通じて武騎手に依頼していたところ、25日までに快諾が得られたという。武騎手は「当日がどんな競馬になるかわくわくしており、とても楽しみ。ベストの騎乗を心掛けるので、ぜひ高知競馬に足を運んでいただきたい」と話しているという。
県競馬組合は「ファンにも喜んでいただけると思うし、競馬場に活気を呼び込みたい。宗石大調教師にも承諾をもらっている」としている。
武豊騎手は平成元年以降、年間最多勝利が13回。昨年は史上最多の年間204勝をマークした。
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▼1月12日
102戦目はビリでした 観衆2300人 独TV局も取材
高知競馬のハルウララが11日、同競馬第7レースに出走。10頭中最下位に終わり、102連敗となった。“大フィーバー”となった100戦、101戦目のにぎわいこそなかったが、ウララ人気は相変わらず。2365人が“のんびり”“しみじみ”観戦した。
好スタートを切ったハルウララ(古川文貴騎手)は向こう正面を4番手で進んだが、3コーナーからじりじり後退し、9着に3馬身差の最下位。先行集団に取り付いた序盤はスタンドがざわめき、最前列の子どもたちから「頑張れー」と声が飛んでいた。
この日の観客数は普段の日曜日の5割増。ハルウララの出走レースの売り上げは、通常の第7レースより5割増の約1050万円、1日の総売り上げも普段の日曜より3割ほど多い約7500万円だった。
マスコミ陣も引き続き多く、雑誌、出版など10社約20人が取材。スタッフ4人と来高したARDドイツテレビ東京支局のクラウス・シェーラー支局長(42)は「馬を消耗品と考えない(調教師の)宗石大さんは繊細で思慮深く、ドイツ人が心引かれる話題だ。ドイツで最も重要なニュース番組で流す」と話していた。
【写真】パドックで、観衆に「フラッシュ禁止」を伝える職員(高知競馬場)
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▼1月3日
“初ウララ”に8200人 7着で101連敗
高知競馬で100連敗中の牝馬ハルウララが2日、第7レースに登場。7着に敗れ101連敗となったが、“初ウララ”見たさの県内外の客でごった返し、入場者数は同競馬歴代3位の8256人という大フィーバーになった。
午前9時50分の開門とともに観客がなだれ込み、しっぽの毛を入れたお守り2000個は約1時間で完売。前売り窓口はたちまち約1時間半待ちの行列となった。
約5000台収容の専用駐車場には近畿や東海、中四国など県外ナンバーも続々。隣接する市営の健康施設の駐車場も開放したが収容できず、あきらめて帰る客も目立つなど周辺道路は終日、混乱した。
ハルウララのレースは窓口に客が殺到して馬券発売が追いつかず、25分遅れのスタートに。圧倒的一番人気のハルウララ(古川文貴騎手)はやや出遅れ、10頭中9番手で追走。それでも最後の直線で2頭をかわす“見せ場”をきっちりつくり、ぎゅうぎゅう詰めのスタンドを沸かせた。
このレースの単勝売り上げ591万円は同競馬の史上最高額。1日の総売り上げは約1億1300万円で本年度2番目。総入場者数は平成6年元日(9019人)、5年1月2日(8439人)に次ぐ歴代3位だが、「現在は5、6年当時と異なり、より実数を反映できるカウント方式に変わっており、きょうの入場者は史上最高に近いのでは」と県競馬組合。
一方、この日は高知競輪と同時開催になったことで窓口係の従事員(競輪、競馬双方で勤務)の数が不足。「窓口を増やして」「グッズが売り切れて、なかった」など苦情や混乱も目立った。
レース後、古川騎手は「逃げるつもりだったが出遅れた。待ち時間が長くて少し馬が動揺したみたい。後ろからいっても、わーっというすごい声援でうれしかった」。宗石大調教師は「ひょっとしたらと思っていたが…。次、頑張ります」と笑顔だった。
【写真上】約8200人のファンで埋まった高知競馬場(高知市長浜)
【写真下】101連敗のハルウララ
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